7月12日(水)、東プレのゲーミングキーボード『REALFORCE GX1 Keyboard』に最新のファームウェアアップデートと新ソフトウェアが正式配信された。
このアップデートにより、これまでは4段階のみ設定できたアクチエーションポイントが0.1mm刻みで30段階設定が可能になるほか、ストッピングの操作性が向上する業界初の「Kill Switch」など、競技シーンに向けた機能性が拡張される。
『REALFORCE GX1 Keyboard』にアップデート配信
現在PCゲーム界隈ではラピッドトリガーという機能を搭載しているゲーミングキーボードが大人気だ。 従来のゲーミングキーボードよりも操作性が高いため、冗談半分で”Pay to Win”と言われるほど。
そんなラピッドトリガーに『REALFORCE GX1 Keyboard』が対応するA0.12ファームウェアアップデートと、専用ソフトウェア「REALFORCE CONNECT」が公式HPにて配信された。
アクチュエーションポイント30段階調整
キーを押し込んでから反応する位置「アクチュエーションポイント」を0.1mm単位で決められる「ユーザー APC」を実装。従来は4段階のみだったところ、一気に0.1mm~3.0mm内で30段階で設定できるようになった。 最大で16パターンまでカスタム設定を保存できるので、ゲームに合わせた調整も可能。
『REALFORCE GX1 Keyboard』のDynamic Modeも改良される。「ユーザーAPC」からキーの反応が「OFFまでの距離」「ONまでの距離」を0.1mm単位で個別に設定できるため、これまでよりも直感的な操作と連打速度の向上が見込める。従来ではこちらも4段階のみ設定できたので大きな進化。
- OFFまでの距離:-0.1mm ~ -2.5mm
- ONまでの距離:0.1mm ~ 2.5mm
業界初のKill Switch機能
『REALFORCE GX1 Keyboard』に非常にニッチで野心的な機能が追加される。AキーとDキー限定で、初めに押した方のキー入力がオフになるキー同時押し無効化機能、それが「Kill Switch」だ。
一般的なラピッドトリガーはストッピング速度に劇的な向上をもたらすが、そのかわりに繊細なキー操作が求められる。 そのため、アクチュエーションポイントを限界ギリギリではなく、あえてそれ以下に設定して安定性とのバランスを追求しているユーザーもいる。
ところが「Kill Switch」ではAキーかDキーを押してから逆側のキーを押すと、先に押したキーの反応がオフになるため、どのキーOFF距離設定を選んでもキーOFF設定が-0.1mm以上のストッピング速度を得られるということらしい。
ただし、「Kill Switch」は業界初の機能ということもあり、操作には慣れが必要で今後も改善点を見つけていくつもりとのこと。公式Twitterによると、開発チーム内のゲームテストでも賛否両論だったらしい。
ツイートに寄せられた反応を見ても「革命的」という声もあれば、「マクロと変わらないのでは?」「ハードウェアチートと捉えられるのでは?」というリプライも届いており、REALFORCEだけでなくFPSゲームのスポーツシーン全体がどのような反応を示すかも注視したい。
その他にファームウェアアップデートで追加された点
- キースペーサー設定時の動作安定性を向上。
- 新ファームウェア下のDynamic Modeにも対応。
- イルミネーションで、点灯パターンに「APC」を追加。
- キーマップ入替で、押合わせキーを登録して作業を効率化できる「Shortcut 1〜8」に対応。
- キーマップ入替で、APC の個別設定を直接指定できる 「APC Custom1」,「APC Custom2」に対応。
なお、現在プライムデーで賑わっているAmazonでは『REALFORCE GX1 Keyboard』が売り切れている。 高額転売には手を出さずに補充されるのを気長に待とう。
Source: @TOPRE_REALFORCE
コメント
コメント一覧 (2件)
キーボードの競争えげつないプロでも無い限り一旦落ち着いて最強が決定するの待った方が良さそう
gx1の作動ポイントはカスタマイズ可能で、とても便利です
以前corsair k70 proを購入したのですが、opxスイッチの1mmの作動ポイントは敏感すぎました!
早く東プレに再入荷してほしい🥺
転売ヤー爆発しろ