本日2024年6月27日、Blizzard Entertainmentの『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』でリードゲームプレイデザイナーを務めるAlec Dawson氏が、OWL等の競技シーンでコーチ経験を持つSpilo氏のライブストリーミング配信に登場。配信内では、シーズン11の現状や開発チームが考えている今後の調整方針などについて語られた。
スペース・レンジャーは「スピードブースト」持ち?
![オーバーウォッチ2:新ヒーロー「スペース・レンジャー」はスピードブースト持ち? ハルト強化&ウィンストンとマウガ変更予定など 1 スペース・レンジャー オーバーウォッチ2:“ライバル・プレイ”や“プレミアム・バトルパス”などのアップデート内容を発表、ライバル・プレイは初代に近いシステムに](https://i0.wp.com/fpsjp.net/wp-content/uploads/2023/11/Space_Ranger_Concept_Art_-_Weapons.jpg?resize=1200%2C675&quality=89&ssl=1)
次のシーズン12で登場する新サポートヒーロー「スペース・レンジャー」について、「既存サポートヒーローの1人のみが持つユーティリティ」持っているとの発言があった。また、その特徴として「それは楽しく、とても“はやい(fast)”」と述べられており、ルシオの“クロスフェード”が持つ「スピードブースト」を所持している可能性が高そうだ。
回復が「はやい」アナの“バイオティック・グレネード”など他の「(回復が)はやい」の可能性も考えられるが、過去にチャット機能(ピン)で「My Speed ring is here.」と表示された不具合の存在もあるため、やはりスピードブーストが最有力候補かもしれない。
また、スペースレンジャーよりも後に追加されるサポートヒーローは「至近距離における耐性は不要」という方針で今後開発される可能性も示唆された。これは、現環境における(高い逃げ性能や迎撃能力ゆえの)サポートヒーローの倒しにくさを考慮してのものだろう。
単純な下位互換サポートではなく、生存能力は最低クラスながら強力な“不和のオーブ”で何度も環境に顔を出した「ゼニヤッタ」のように、別方向での魅力を持ったヒーローの登場に期待したい。
タンクヒーロー3名の調整方針
![オーバーウォッチ2:新ヒーロー「スペース・レンジャー」はスピードブースト持ち? ハルト強化&ウィンストンとマウガ変更予定など 2 タンク](https://i0.wp.com/fpsjp.net/wp-content/uploads/2019/06/OVR_WreckingBall_014_png_jpgcopy.jpg?resize=720%2C405&quality=89&ssl=1)
調整を予定しているタンクヒーローとして「ラインハルト」「ウィンストン」「マウガ」の名前が挙げられ、それぞれの調整案が軽く紹介された。その内容は以下のとおり。
- ラインハルト
- “チャージ”の叩きつけダメージを275から300に増加
- ウィンストン
- “プライマル・レイジ”と“テスラ・キャノン”(サブ)の改良
- マウガ
- 小柄なヒーローへの炎上付与効率を再検討
- “カーディアック・オーバードライブ”の性能を見直し
ラインハルトの調整については、最終決定ではないとのこと。現状の選出率は比較的良好であるため、いったん様子見といったところか。
ウィンストンは、直近一ヶ月の選出率がタンク内で圧倒的最下位。他タンクに肩を並べるべく、挙げられたアビリティにどのような手が加えられるのか楽しみだ。
マウガは「対タンク性能」のみを見ると現在も悪くない性能だが、他ヒーローへのダイブにも意義が感じられる性能にしたいとのこと。
加えて、タンクヒーロー全般に対するクラウドコントロール(CC)系アビリティの作用についても議論が行われているとのこと。現在もアナの“スリープ・ダーツ”の最長効果時間は通常5秒だが、タンクの場合は最長で3.5秒の特殊仕様となっている。
こういった仕様を他のCC系アビリティに対しても適用するかが現在検討されており、ソンブラの“ハック”(成立までの時間延長)や“スリープ・ダーツ”の再調整などが検討されている例として紹介された。
どうなる?ハンゾー
![オーバーウォッチ2:新ヒーロー「スペース・レンジャー」はスピードブースト持ち? ハルト強化&ウィンストンとマウガ変更予定など 3 オーバーウォッチ2:新ヒーロー「スペース・レンジャー」はスピードブースト持ち? ハルト強化&ウィンストンとマウガ変更予定など 7578710c2ddddf7aeeb3b72d3073277d](https://i0.wp.com/fpsjp.net/wp-content/uploads/2022/06/7578710c2ddddf7aeeb3b72d3073277d.jpg?resize=1080%2C608&quality=89&ssl=1)
今年の5月末に実施されたAMAでも話題に挙げられた「ハンゾー」だが、シーズン11が開幕した現在も開発チームの認識は「没個性的なヒーロー」の状態が続いている。
検討されている調整としては、AMAでの回答と同じ一部ヒーローの体力値と“嵐ノ弓”の調整。現在もハンゾーの一撃を致命的なものにするという考えは変わっていないようだ。しかし、体力値を変更してしまうと他ヒーローの攻撃もより有効になってしまい、“嵐ノ弓”を強化するとタンクヒーローに対する有効性が高まってしまう。
AMAの段階では「(実現には)解決しなければならない問題が多く存在している」と述べられ、今回も具体的な調整内容が述べられていない事を考えると、良いハンゾーの調整についてはまだまだ難航しそうだ。
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