MADFINGER Gamesが手がけるオープンワールド型FPS『Gray Zone Warfare(グレーゾーン ウォーフェア / GZW)』では、間もなくバージョン0.2「Night Ops(ナイトオプス)」をリリース予定。
ラマンの世界に昼夜のサイクルが導入されるこの大型アップデートでは、新コンテンツと並行してゲームプレイの品質改善も実施。『GZW』での体験をよりスムーズに、分かりやすく、そして楽しいものにするための変更や新機能が登場する。
『Gray Zone Warfare』バージョン0.2のQoLアップデート
先日ロードマップが公開された『GZW』。開発チームは『GZW』をよりダイナミックで革新的、それでいてチャレンジしがいのあるゲームとして完成させようという展望がある。これから正式リリースまで、半年ごとに大型アップデートを実施。キャラクターの成長システムやクラフト機能など、多彩な新機能が追加されていく予定だ。
一方ではアーリーアクセス開始時より、ゲームプレイへの細かな要改善ポイントがプレイヤー側から指摘されていた。そこで新コンテンツの追加と並行し、「QoL(クオリティ・オブ・ライフ)」、つまりゲームプレイ品質の改善も実施していく。
記事執筆時点で日時は不明だが、アップデート0.2「Night Ops」は間もなくリリース予定。以下で、新コンテンツとともに実装される改善ポイントをチェックしていこう。なお今回の発表内容は「パート1」とのこと。「パート2」ではさらに多くの、コミュニティからのフィードバックに基づいた変更点が紹介される。
ヘリでの移動がスムーズに
アップデート0.2では、『GZW』の大きな魅力の1つであるヘリでのファストトラベルが改善。ヘリの出現と消失ポイントが見直され、飛行ルートも最適化。これで待ち時間や移動にかかる時間が大幅に短縮される。
マップ内には新たなランディングゾーン(LZ)も追加され、ミッションの現場から最寄りのLZまでの移動時間も短縮できる。
さらに、飛行時間を追跡する新しいウィジェットが導入される。これでヘリコプターの到着と出発のスケジュールがより分かりやすくなり、効率的な移動が可能になる。
「レアアイテム」探しで冒険がより楽しく
『GZW』で重要な探索体験がグレードアップ。低確率で出現する高価な戦利品アイテムが島内に追加され、ラマンでの冒険の幅が広がる。
こうしたレアアイテムは当然簡単には手に入らず、より遠く、深く、よりリスクをかけて探索することでようやく見つけ出せる。そして回収に成功した後も、無事に帰還してロッカーに保管するという重要な任務が残っている。
「鍵」の発見が容易に
一部のミッションでは、進めるのに鍵アイテムの回収が不可欠になっている。鍵は無名の敵AIが持っている場合もあり、倒して死体をあさらないと見つからない点が不便だった。
この鍵について、出現ロジックが調整された。今後は話の流れに関連した場所に出現し、総じて見つけやすくなる。ミッションをスムーズに進行させられるだろう。
「アイテムあさり」がしやすく
バックパックやリグ、コンテナなどから直接アイテムの回収ができるようになり、操作が大きく簡略化。快適さが向上するとともに、戦闘中でも必要なアイテムをさっと回収できてプレイヤーの対応力が上がる。
倒れたプレイヤーの詳細チェック
デスしたプレイヤーにインタラクトした際、その死因や、負傷した箇所を確認できるようになる。また、昏睡状態になっているプレイヤーも同様に身体のコンディションをチェック可能。インベントリを開いて、そこから必要なアイテムを出して救助を試みたり、貴重なリソースを回収したりできるようになる。
弾道の可視化
アップデート0.2では、弾丸の軌跡が表示されるようになる。これで他のプレイヤーやAI兵士から撃たれたときも、どこから発砲され、弾がどこに命中したかが分かり、次の行動を決めやすくなる。
20以上の新タスク追加&システム改善
「Night Ops」ではストーリー面が調整され、ミッションの体験がより豊かなものに。夜間プレイの導入に合わせて、20以上の新しいタスクが追加される。
こうしたミッションをスムーズにこなせるように、新たなクエストアイコンも導入。現在取り組んでいるタスクを素早く識別し、優先順位をつけるのに役立つ。
また、必要なアイテムや、行動によって起こりうる結果を強調表示する機能。さらにスタッシュからアイテムを渡すオプションも追加され、柔軟なリソース管理が可能になる。
ただしプレイヤーに選択が求められるようなミッションでは、結果として評判を落とすなど、新たな悪影響も発生するようになる。
エモート&PMCメッセージ機能
チームメイトとの連携に便利なエモート機能と、PMCメッセージシステムを導入。エモートを活用すれば、メッセージを入力することなく意思表示が可能になる。
一方でPMC用のメッセージシステムを使えば、同じPMCの仲間たちとのコミュニケーションを強化できる。PvPの最中に援軍を要請したりと、仲間同士での連携が深まるだろう。ボイスチャットを使わないプレイヤーにとっても便利だ。
なお最初に導入されるエモートは、基本的な合図や座っているポーズなど、社交的な側面を重点したもの。本物の傭兵らしい、戦術的なコミュニケーション・シグナルは今後のアップデートで実装予定。
所属PMCの識別
探索中で出会うプレイヤーやAIたちが、3大PMCのどこに所属しているか分からなかった点が改善。兵士たちには所属先を表す肩章が表示されるようになる。
これで敵味方の識別が容易になり、フレンドリーファイアの減少に役立つ。また、同じPMCのプレイヤーに出会った際に協力プレイを始めやすくなるだろう。
新たな通報システム
迷惑行為をするプレイヤーに簡単にフラグを立てられる、新たな通報システムを導入。また、ソーシャル機能のUIも刷新。フレンド、味方、ライバルを問わず、ゲーム内での人間関係の管理がシンプルになる。
没入感を深めるキャラコン新機能
マガジンのついていない武器でも構えられるようになる。薬室に残っている最後の1発で戦ったり、マガジンのついていない武器を拾うことも可能になる。
さらにキャラコン要素として、斜め方向へのダッシュが可能に。移動の柔軟性が向上し、より直感的な操作ができるようになる。
ロッカーの拡張
多くの仕事をこなすことで、ロッカーの容量を広げられるようになる。収納できるものが多くなることで、探索で貴重品を集める楽しさも増し、無事に拠点に帰還するモチベーションも上がることを見越している。
ただしこれは、現在の最大サイズである「サポーターエディション」の10x60マスを超えることはない。「タクティカルエディション」購入者などが、ランクアップでロッカーを拡張できるようにする変更。
ラマンに新ポイント設置
『GZW』の探索体験やストーリー体験をより豊かなものにするため、ラマンに新たな環境ポイントが設置される。マップの全体サイズはそのままだが(ゲーム内距離で42平方キロメートル)、各エリアの密度が向上。より多くの場所や戦利品、敵、そして背景ストーリーを感じさせるディテールが追加される。
新武器の追加
アップデート0.2では以下の新武器が追加。
- 1911
- MP5
- RatnikシリーズのAK(AK12、AK15、AK19、AK308)
- AKS-74U
さらに.45 ACP弾も追加され、ロードアウトのカスタマイズを多彩なものにする。
他の弾薬についても、それぞれ互いに競い合えるようバランス調整。方向性としては、さまざまな戦略に合うよう各武器に居場所を与え、戦闘体験を多様かつダイナミックなものにしていく。
パート2へ続く
パート1の時点で盛りだくさんだったが、さらにまだ「パート2」が控えている。改善点についてさらなる深掘りをし、アーリーアクセスを少しだけプレイした方々が再びラマンに訪れたくなるような内容になっているという。「Night Ops」で改めて『GZW』に興味を抱いたら、「パート2」の発表も忘れずにチェックしておこう。
- タイトル:Gray Zone Warfare(グレーゾーン ウォーフェア)
- 対象機種:PC(Steam)/ コンソール
- 発売日:未発表
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Press Release
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