オーバーウォッチ2：タンク3名とソンブラ&ジュノに調整、ラマットラの「盾破壊」はなかったことに

本日2024年10月30日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2（オーバーウォッチ2 ）』に対してアップデートを実施、ヒーローのバランス調整などを行った。

ライバル・プレイのアップデート

• オープンキューのライバル・プレイでは「ワイドグループ」「ナローグループ」「ソロプレイヤー」を同じマッチメイキングプールでマッチングする仕様に変更

この変更は、プールの区分をなくすことでマッチメイキングをスムーズに行うことが目的。ライバル・プレイ（オープンキュー）で表示されるワイドグループに関連した「補正」と「通知UI」は、今後のアップデートで削除予定。

OW2 ヒーローのアップデート

オリーサ（弱体化）

• 一般
  • 通常ライフを125から175に増加
  • アーマーを350から300に減少
• “エネルギー・ジャベリン”
  • ダメージを80から70に減少
• “フォーティファイ”
  • “フュージョン・ドライバー改”の発熱を抑える効果を削除

最近の調整は“フォーティファイ”の移動速度ペナルティ軽減程度ではあるが、ジュノの実装や一部ヒーローの体力減少など環境変化の波に上手く乗ったことでメキメキと存在感を発揮してきていたオリーサ。厳しい環境を乗り越え、ようやく日の目を見たかと思いきや、今回複数の弱体化が行われてしまった。

体力面については、総量は据え置きでダメージ軽減のあるアーマーの含有率が低下（耐久力が低下）。強力なスタン効果を持つ“エネルギー・ジャベリン”、ダメ押しのシーンで輝く“フォーティファイ”の追加効果も弱体化され、撃ち合いでの決定力が低下。“エネルギー・ジャベリン”のダメージ量については、2024年8月21日の強化前後の中間値となっている。

ラマットラ（バランス調整）

• “パメル”
  • 再びバリアを貫通する性能に
  • バリア対する2.5倍のダメージ効果を削除

ラマットラは、話題性の高かったシーズン13開幕時の調整内容が丸々なかったことに。盾貫通から盾破壊への大胆な個性の変更は、上手くいかなかったようだ。

レッキング・ボール（強化）

• “クアッド・キャノン”
  • 弾薬を80から100に増加
• “グラップリング・クロー”
  • 最長持続時間を6秒から8秒に延長

定期的に強化調整を貰ってはいるものの、活躍は今一つな状態が続いているレッキング・ボール。今回も派手さはないが、優秀な強化調整を獲得している。

特に立ち回りの要である“グラップリング・クロー”の効果時間延長は、一度の“グラップリング・クロー”で複数回攻撃判定を発生させたり、扱いやすく強力な「オブジェクトの周りを回り続ける」動きをより長時間可能にするなどレッキング・ボールならではの部分を強化してくれる良さげな調整。

ソンブラ（バランス調整）

• “ハック”
  • 敵ターゲットをハッキングするとステルス状態が解除されるように
• “トランズ・ロケーター”
  • ステルス状態になるまでの遅延を0.5秒から0.33秒に短縮
  • フェードイン時間を0.3秒から0.15秒に短縮
• “EMP”
  • 発動に必要なコストを10%減少

“ハック”と“EMP”は、シーズン13開幕時の調整から一部をほぼ相殺する内容。ステルス”状態での“ハック”は、敵ターゲットをハッキングした場合、再び“ステルス”状態が解除される仕様に（ライフ・パックをハックした場合は、引き続き“ステルス”状態を維持）。“EMP”のコストは、シーズン13開幕前に比べ2％の増加に低減された。

“トランズ・ロケーター”の変更点は、いずれも“ステルス”状態と通常状態の切り替えがスムーズになる調整。前回のクールタイム短縮とあわせてスマートな状態変化を可能にしてくれる。

ジュノ（弱体化）

• “オービタル・レイ”
  • 回復性能を100/秒から85/秒に低下

シーズン13開幕時のバランス調整では“メディブラスター”に複数の弱体化が行われたジュノ。しかし、プレイヤーの練度や組み込んだ際の味方の理解度が向上したことも相まって、変わらず環境の中心人物として活躍を続けている。

今回はアルティメット・アビリティの“オービタル・レイ”に調整が入り、ダメージブーストの効果はそのままだが、回復効果が弱体化。“テイク・ア・ブリーザー”の半分程度の回復性能になっているため、“オービタル・レイ”単体での被ダメージを考慮しない強引な攻めは難しくなるだろう。

Source: Overwatch