『CoD:BO6』サブマシンガン6種の強武器は？ キルタイムやリコイルなど各武器の性能、長所＆短所、実戦ピック率をチェック

『Call of Duty: Black Ops 6（コールオブデューティ: ブラックオプス6）』ではリリース時点で33種類の武器にアクセス可能。そのうち6種類がサブマシンガン（SMG）だ。ベータ時点ではJackal PDWが使いやすさで人気を博したが、その後のメタはどう推移しているのだろうか。

この記事では6種のSMGの特徴を確認しつつ、それぞれの強みと弱み、実戦での人気度をチェックしていく。

『CoD:BO6』の初期SMG6種、キルタイム最速はKOMPAKT 92

SMGは『BO6』の最大の特徴であるオムニムーブメントとの相性もよく、小型のストライクマップにもリリース時からアクセスできる環境であるため、習熟しておきたい武器種の1つだ。

今回はコンテンツクリエーターのXclusiveAceの動画などを参考に、『BO6』における初期SMGの特徴をチェックしていこう。

まず最も分かりやすい「キルタイム」で比べてみると、サブマシンガン6種のうちキルタイム最速はKOMPAKT 92（220ms）。その連射速度は1091rpmと最速を誇る。KOMPAKT 92は最後に解除できるSMG（レベル49）なので、それに見合う数字を内蔵している。

このキルタイムが有効な射程距離は10.8メートルと非常に短いが、20メートル時点でも385msで、SMG第2位となっている。30メートル以上先にいる敵を撃った場合でも、495msでSMG第2位。キルタイムだけで決めるならKOMPAKT 92が最も優れた武器だ。

しかし、これらはあくまでキルタイムだけの理論上の話。実際には他のさまざまなポイントを踏まえていく必要がある。

一番人気はKSV、2位はJackal PDW

WZ METAで、『BO6』における武器ピック率のトラッキングデータを見ていこう。ランキングでは全部機種が混ざっているが、この記事ではSMG6種のみピックアップした。以下の数字はすべて記事執筆時点のもの。

1位：KSV

SMG（近距離）のメタで最も人気が高いのはKSV。なお、すべての武器種を合算しても堂々1位だ。

内蔵されている数字を見ても、多くピックされている理由が分かりやすい。キルタイムはSMG第2位（225ms）で、リロードの速さ（2530ms）や、さらに腰だめ撃ちのばらつきの小ささ（最小2.80度/秒、最大6.55度/秒）でも優れている。

（なおゲーム内で見られるリロード時間は、カット可能なアニメーションを含めた数字。XclusiveAceの紹介している数字は実際に必要な待ち時間）

これだけ高性能でありながら、レベル7でアンロックできるのも都合が良い。C9と比較すると反動がやや強く設定されているが、難しさは感じない程度。

2位：Jackal PDW

2番人気はJackal PDW。ダッシュ速度（6.75m/s）、ダッシュ後射撃速度が最速（110ms）が最速。さらにエイム速度でも最速（195ms）なのが、数字としては分かりやすい強み。

ベータ時点から「レーザービーム」と高く評価されている理由は、そのリコイルパターンにある。初弾から7～8発までほぼ縦方向にしか反動がなく、全体として非常にコントロールしやすいのがJackal PDWの特徴だ。

3位：PP 919

3番人気はPP-919。何と言っても装弾64発（拡マガⅠをつけると85発）と、継続戦闘能力に優れている。さらに最大ダメージを出せる射程がSMG最長（15.9m）という強みもある。反動も小さく、扱いやすい。性能はともかく、PP-90M1（元武器）が好きで旧MW3から愛用している方もいるはず。

PP-919については短所も分かりやすい。キルタイムはSMG最低（288ms）、エイム速度も最低（240ms）、各種の移動速度も最低だ（上画像）。こうした点を合わせると、アサルトライフルの特徴が混ざったSMGである点を意識して戦うことが重要な武器だと分かる。

なおXclusiveAceがテストした結果によると、ゲーム内で表示されている機動性に関する数字は、実際の数字と異なっている可能性があるという。

4位：C9

4番人気のC9はSMGの初期武器であり、キルタイム、移動速度、エイム速度、リロード速度、リコイルパターン、どれも平均的だ。良くも悪くも尖った部分がないので安定して使われている。

5位：Tanto.22

5番人気のTanto.22は、初期SMGの中でも非常に尖った存在だ。ベースダメージが38と最も高い代わりに、連射速度は441rpmと最も遅い。SMGで唯一3発キルが可能である魅力に惹かれた、命中精度に自信のあるガンファイターには凶悪な武器となるだろう。

なお上の方の画像だとリコイルがきつめに見えるものの、連射速度が遅いので実際の使用感はそれほどでもない。

6位：KOMPAKT 92

そして、キルタイムでは最速なKOMPAKT 92だが、現場でのピック率は最下位。わずか2.09％と振るわない。もちろんSMGでは最後にアンロックされる武器なので、単に所持者が少ないだけの可能性もある。

実際のところ、この武器の最速キルタイムが出せる射程は10.8mまでとSMGでは最も短く、遠距離射程（23m以降）になると10発キルの武器になってしまう。理論上は30メートル離れた相手も10発当てれば495msで倒せるとはいえ、実戦でそれはなかなか難しいはず。つまり高火力である代わりに、強みを最大限発揮できる距離が他のSMGよりも短い点が特徴だ。

各種の移動速度が最下位で、初弾～3発目までのリコイルも跳びがちなのは、長所との噛み合わせが悪い。「スタッシュハウス」や「ピット」のような狭いマップならポテンシャルを常に発揮できるだろう。

ヘッドショットはほとんど重要ではない

なおXclusiveAceによると、SMGでヘッドショットを意識する意味はほとんどないという。ゲーム内のダメージ数からもそれが分かる。機動力を活かして距離を詰め、相手のボディに叩き込むことが重要だ。

射程ごとのキルタイムを再確認しよう。ドクロマークがついている部分（Tanto.22の遠射程、PP-919の中・遠射程、KOMPACT 92の遠射程）は、ヘッドショットを挟むことでキルに必要な弾数が1つ減ることを示す。しかしほとんどの武器、ほとんどの射程で、ヘッドショットを交えてもキルタイムには変化がない。

なお今回はアタッチメントの話は含まないので、ヘッドショットダメージを上げられるCHFバレルの影響は検討していない。

いずれにせよ、SMGは距離によるダメージの減衰がとりわけ大きい武器種なので、有効射程の意識を大切にして戦いたい。30メートル以上離れた相手と撃ち合いになりそうなら注意が必要だ。自分の好み、マップやゲームモードによって、6種類のSMGをうまく使い分けていこう。

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