1月10日に初の大型アップデート「シーズン1」がスタートした『マーベル・ライバルズ』。中国メディアの独自予測によると、12月だけで約200億円以上という驚異の収益記録をつけた可能性があるという。好調に推移すれば、年間収益は2,150億円にも達するのだとか。
お金の話とは別に、プレイヤー数も好調に増加中。Steamでは全体第2位の人口を獲得しており、同時接続プレイヤー数はついに60万人に到達した。
『マーベル・ライバルズ』の世界収益は12月だけで215億円?
中国のゲーム業界研究メディアであるGameLookが、『マーベル・ライバルズ』のセールス記録についての独自調査を公開している。手法としては、『PUBG』など他の人気PCゲームを手がける企業や、ソニーのようなプラットフォーマー企業から、開示されている財務報告書を参照して「大まかに」計算したという。
12月6日のリリースからまだ1ヵ月ほどしか経っていない『マーベル・ライバルズ』だが、ヒーローシューターの新作、何よりも世界で人気のマーベル作品にフィーチャーした本格的なPvPとして、早くも人気を博している。
『マーベル・ライバルズ』はこの一月で、どのくらいの収益を上げたのだろうか。GameLookによると、Steam版だけでも『マーベル・ライバルズ』の初月収益は4億人民元(約86億円)を上回るという。以下がプラットフォーム別の内訳(1元=21.50円で計算)。
- Steam:4億元(約86億円)
- PlayStation 5:2億元(約43億円)
- Xbox Series X|S:2,000万元(約4.3億円)
この時点で100億円を超えているが、ここにNetEaseが管理・運営する中国サーバーでの収益予想も含めると、その額は10億元。つまり約215億円にも達するという。予測が当たっていれば、これは『Pokémon GO(ポケモンGO)』の初月収益200億円を超える大きな成功だ(Sensor Towerによるストアデータ分析)。
2025年にわたってNetEaseが安定したライブサービスを継続できれば、年間の収益はなんと100億元(約2,150億円)、とGameLookは予測している。
Steam版ピーク人口60万人を突破
予測された数字はどこまで信頼できるのだろうか。参考になる公開データはまだ少ないものの、『マーベル・ライバルズ』はリリースわずか72時間で1,000万人のプレイヤーを獲得した点はおさえておきたい。さらに、2週間でプレイヤー数は2,000万人にも達している。
SteamゲームのトラッキングサイトであるSteam Chartsでも、『マーベル・ライバルズ』は記事執筆時点で全体2位のプレイヤー人口を記録している。Steamを象徴するタイトルの1つ『Counter-Strike 2』に次ぐ規模だ。
リリースされた12月期の平均プレイヤー数は、279,402人。シーズン1のリリース直後から、さらに増加中だ。同時接続プレイヤー数でも記録を更新し、ついに同接60万人にまで達している。
レビューも「非常に好評」(好評81%)。リリース前からよく比較されていた『オーバーウォッチ2』からのプレイヤー層と、新作を探していたプレイヤー層が合流。新たに大きなコミュニティを形成しているという印象を受ける。
ただしレビューを日本語のみでフィルターすると「賛否両論」(好評54%)で、地域によって体験が変わる可能性は当然ある。
第28回DICEアワードにもノミネート
『マーベル・ライバルズ』は、今年の「D.I.C.E. Awards(DICEアワード)」にもノミネートされた。
「DICEアワード」は、コンピューターゲームを促進する非営利団体The Academy of Interactive Arts & Sciences (AIAS、インテラクティブ芸術科学アカデミー)が主催する賞。DICEとはBF的なものではなく、「Design(デザイン)」、「Innovate(イノベーション)」、「Communicate(コミュニケーション)」、「Entertain(エンターテインメント)」からとったもので、これらの項目でとりわけ優れたゲーム作品に贈られる。
一般投票と審査員票が混ざるゲームアワードのような賞とは異なり、「DICEアワード」は、ゲーム開発の現場に携わるプロ3万人以上からなるAIAS会員の無記名投票によって決められる点が特徴だ。
1998年から開催されている「DICEアワード」は、今年で第28回目を迎える。『マーベル・ライバルズ』は、『Call of Duty: Black Ops 6(コールオブデューティ: ブラックオプス6)』など4作品とともに「Online Game of the Year(オンラインゲームオブザイヤー)」にノミネート。授賞式は現地時間2月13日、ラスベガスのアリア リゾートからライブ配信される。
勢いに乗る『マーベル・ライバルズ』
12月6日のロケットスタートから、1月10日の「シーズン1」でさらに勢いに乗る『マーベル・ライバルズ』。基本プレイ無料でありながら、35人のマーベルヒーローたちを自由に選択できるのが大きな魅力だ。まだプレイしたことがない方も、この機会に一度試してみてはいかがだろうか。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: GameLook, Game World Observer
コメント
コメント一覧 (2件)
キャラ売りしてたガンエボはPvPとして話にならんでしょ
ガンエボ「アイツと…何が違ったって言うんだ……」