「プロジェクターでFPSゲームは無理!」 かつて入力遅延や残像感、そしてリフレッシュレートの低さから、コアゲーマーの間でプロジェクターはそう結論付けられていた時代があった。しかし、その常識はもはや過去の遺物となっていた。
結論から言うと、2024年版の「HORIZON 20s」はFPSゲームに使うのは厳しかったにも関わらず、「XGIMI HORIZON 20 Pro(Amazon)」は「プロジェクターの皮を被ったハイエンドゲーミングモニター」へと劇的進化。4Kという高精細な解像度と、「240Hz駆動」「応答速度1ms」というeスポーツ基準のスペックを実装した、ゲーマーのための最強プロジェクターだった。
「テレビもモニターもいらない」世界線も? 究極のミニマル&没入部屋:XGIMI HORIZON 20 Pro レビュー
本稿では、そもそもスペック上だけでなく本当に「実用的」なのか? 「まあ遊べる」レベルなのか? それとも真剣勝負で「勝てる」デバイスなのか? を、『Call of Duty: Black Ops 7(コール オブ デューティ ブラックオプス7)』による高速戦闘や『Battlefield 6(バトルフィールド6)』の重厚な戦場を用いて徹底的に検証した。
結果、「テレビを置いて、ゲーム用のモニターも置いて、スピーカーも設置して……」 そんなモノで溢れかえる部屋に別れを告げる時が来たかもしれない。お値段や表示スペースの問題はあるものの、「選択肢になかったけど、プロジェクターってありかも」と思えてしまった興味深いレビューなのでぜひご覧いただきたい。

まずは先に、その特徴をざっくりて見てみよう。
1. 「勝てる」環境を壁一面に構築する
これまでのプロジェクターは「遅延がある」「残像がひどい」と言われ、FPSなどのコアなゲームには不向きとされてきた。しかし、理想の部屋作りにおいてその妥協は不要だ。

- モニター同等の高速描写: このプロジェクターは、eスポーツ基準であるリフレッシュレート240Hz(1080p時)と応答速度1msを実現。これにより、マウスを振った瞬間に視点が追従し、残像感のないヌルヌルとした映像でプレイ可能。
- 乱れない映像: VRR(可変リフレッシュレート)に対応しており、激しい動きでも画面の裂け(テアリング)やカクつきを防ぐ。
- ゲーム特化機能: 暗い場所に潜む敵を見つけやすくするブラックイコライザーなどを搭載。
2. 自宅を「IMAXシアター」に変える
ゲームに疲れたら、部屋を瞬時に映画館へと変貌させよう。

- 圧倒的な画質:4K解像度と4100 ISOルーメンという高輝度を誇り、照明をつけた明るい部屋でも視認できるレベル。IMAX Enhanced認証やDolby Visionにも対応しており、制作者の意図通りのプレミアムな映像体験が可能だ。
- 深みのある黒: 20000:1という圧倒的なコントラスト比により、映画の暗いシーンも白浮きせず、「黒がしっかりと黒い」映像を楽しめる。
- 画面から音が聞こえる没入感: Harman/Kardon製のスピーカーを搭載しており、音が壁に反響して映像そのものから聞こえてくるような定位感を実現。イコライザー設定も可能だ。

3. 狭い部屋でもあきらめない設置術
「プロジェクターを置く広い部屋がない」という悩みも、最新機種なら解決できる。

- 自由な配置: 光学ズームとレンズシフト機能により、画質を劣化させずに画面サイズや位置を微調整できます。60インチから最大300インチまで対応可能。
- 斜めからの投影もOK: 部屋の真ん中に置けなくても問題なし!斜めに置いてもわずか2秒で正確な長方形に直す自動台形補正があり、映像を中断することなく補正してくれる。
- 天井投影で「寝ながらゲーム」: スタンドを使えば真上への投影も可能で、ベッドに寝転がりながら天井でゲームや映画を楽しむという夢のような環境も構築可能だ。
【一緒に考えてみよう】あなたの「理想の1日」はどう変わる?
このデバイスを導入することで、あなたのライフスタイルがどう変化するか、少し想像してみてほしい。

- 午前中: 明るいリビングで、大画面にデジタル時計や風景を映し出し、洗練されたインテリアとして活用。
- 午後: 光学ズームで画面を最適なサイズに絞り、友人とオンラインで最新の$FPS$をプレイ。低遅延の恩恵で勝利を掴む。
- 夜: 部屋を暗くしてソファへ。搭載されたGoogle TVでお気に入りのシリーズを、IMAXクオリティの映像と重低音で堪能する。
- 週末: 付属の専用ケースに入れて、友人の家やキャンプへ。場所を選ばず「最高峰の遊び場」を持ち運ぶ(バッテリーはいるからちょっと無茶だけど不可能ではない...)。


- モニター + スピーカー を1台にまとめられる
- 2025年モデルではFPSでもを大画面で本気プレイできる
- 上下左右のレンズシフト機能
- 最大300インチの自宅映画館
- 天井にも投影可能
- 「ゲーミング」を名乗って良い240Hz / 1ms
- めんどくさいがない自動調整機能
- 投影する壁が必要
- お値段!
購入ページ: Amazon / 楽天市場 / Yahoo!ショッピング / 公式ストア
今回のレビューはメーカーからの依頼だが、いつものように忖度はなし。まずは「XGIMI HORIZON 20 Pro」の基本スペックから確認していこう。
| 項目 | HORIZON 20 Pro(本機) |
|---|---|
| 標準解像度 | 3840×2160 ピクセル(4K UHD) |
| 光源 | RGB 3色レーザー |
| 輝度 | 4100 ISOルーメン |
| コントラスト比 | 20000:1(DBLEオン時) |
| リフレッシュレート | 最大 240Hz(※1080p時)*4Kなら60hz |
| 応答速度 | 1ms(※240Hz駆動時) |
| スピーカー | Harman/Kardon 12W x 2 |
| スローレシオ | 1.2 - 1.5 : 1(光学ズーム対応) |
| 台形補正 | 自動(中断なし補正対応) |
| 入力端子 | DC入力 ×1 HDMI ×2(HDMI1はeARC対応) USB 3.0 ×1、USB 2.0 ×1 |
| 出力端子 | 光デジタル音声出力 ×1 オーディオ出力 ×1 |
| 付属品 | リモコン、専用ケース、電源ケーブル、説明書、保証書 |
| その他機能 | Dolby Vision, IMAX Enhanced, MEMC, VRR, ALLM |
| 本体サイズ / 重量 | 249 × 298 × 190 mm / 4.9 kg |
| ネットワーク | Wi-Fi 6対応 |
| 保証期間 | 2年間 |
| 発売日 | 2025年10月 |
| 通常価格(税込) | 349,900円 |
スペック表の通り、特筆すべきは4100 ISOルーメンという高輝度と、ゲーミングモニター顔負けの240Hz / 1msという駆動性能。これを一言で言うならば、「XGIMI HORIZON 20 Pro」は単なるプロジェクターではなく、もはや「プロジェクターの皮を被ったハイエンドゲーミングモニター」だ。
本製品は「HORIZON 20」シリーズにおけるミドルレンジモデル(Pro)に位置し、同時発売の兄弟機「HORIZON 20」(スタンダード)や「HORIZON 20 Max」(フラッグシップ)との主な違いは輝度のみ。基本スペックは共通しているため、暗所メインなら無印、日中のリビングや超大画面ならMax、そして性能と価格のバランスを求めるならProが最適解となる。
通常価格は349,900円(税込)とプレミアムな価格帯だが、各サイトの価格を調べてみると公式サイトが349,900円、Amazonでは実質346,401円、楽天市場は実質346,720円、Yahoo!ショッピングが最安で実質284,306円(※記事執筆時)だった。アカウントへのポイント付与率や時期によっても変化するので、最もお得な購入先を選ぼう。メーカー保証も2年間(HORIZON 20 Maxは3年)付帯するため、安心して導入できる。
「XGIMI HORIZON 20 Pro」ギャラリー
本体のほかに、便利かつモダンなリモコンやケーブル系、しっかりとした専用ケースも付属。入力端子も必要なものは全部揃っている。










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