「XGIMI HORIZON 20 Pro」6つの注目ポイント

ここからは、実際に使用して確認した本機の魅力を6つのポイントで解説していく。
1. 『CoD: BO7』で実感する「1ms / 240Hz」の衝撃
ハイスピードな展開が続く最新作『CoD: BO7(PC版)』のプレイにおいて、その滑らかさと応答速度は驚異的だ。240Hz*の高リフレッシュレートに加え1msの低遅延が効いており、一般的な60Hzや144Hzのモニターよりも遥かに残像感が少ない。プロジェクター特有の入力遅延や「もっさり感」は皆無で、マウスを振った瞬間に視点が追従する感覚はモニターそのもの。
*240Hz表示は主にフルHD解像度時の対応。


さらに重要なのがVRR(可変リフレッシュレート)への対応だ。負荷の高いシーンでフレームレートが変動してもテアリング(画面の裂け)やスタッタリングを防ぎ、滑らかな描写を維持する。
『CoD: BO7』でウォールジャンプを交えた激しい立ち回りでも映像は乱れず、敵の輪郭を正確に捉え続けられた。吸い付くようなエイム感を体験し、まさに古い知識のままの「プロジェクターの常識」が崩れ去ってしまった。
PS5版『CoD:BO7』でも検証したところ、HDMI 2.1接続により4K/120HzやVRRが完璧に動作。プロジェクターでありながら次世代コンソールの真価を余すことなく引き出せる点は、コンソールゲーマーにとっても大きな魅力だ。

またALLM(自動低遅延モード)により、ゲーム機からの信号を検知すると自動で低遅延モードへ、映画再生時は高画質処理モードへとシームレスに切り替わる。設定の手間を省き、常に最適な環境でコンテンツを楽しめる。
2. 『BF6』の暗部も見逃さない「20000:1」のコントラスト

一般的なIPSパネル搭載ゲーミングモニターのコントラスト比が「1000:1」程度であるのに対し、「XGIMI HORIZON 20 Pro」は20000:1(DBLEオン時)という桁違いの数値を叩き出す。これは「DBLE」機能により、映像の明暗に合わせてリアルタイムに光源を動的制御することで実現される。
この効果は『Battlefield 6』のキャンペーンモードにて、光と影の演出が凝った場面で如実に表れる。「黒がしっかりと黒い」ため、暗い室内に潜む敵の輪郭や、わずかな色の違いによるテクスチャの境界が鮮明に描写されるのだ。さらにブラックイコライザー機能と併用すれば、暗所での索敵において視覚的な優位性を確保できる。

独自の「X-Master RGB 3色レーザー」技術による色味も正確だ。SGSの低ブルーライト認証や色精度認証をクリアしており、目への優しさと画質を両立。HDRコンテンツでは映画館さながらの没入感を得られ、競技性を重視するSDR設定でも、明るく正確な色合いで敵を視認しやすい。
3. 狭い部屋でもIMAX映画館!


プロジェクター導入の最大の壁は「投影距離」だが、「HORIZON 20 Pro」は劣化のない光学ズームとレンズシフト機能でこれを解決している。デジタルズームと異なり解像度を落とさずに画面サイズや位置を微調整できるため、限られたスペースでも壁一面を高精細なままスクリーン化することが可能だ。


例えばゲームプレイに集中したい時はデスク前の壁に27インチ相当のサイズで投影し、映画鑑賞時は少し距離をとって大画面で投影するといった、コンテンツに合わせた使い分けも自由自在。公式サイトによると最大300インチの投影が可能で、最良の視聴体験が得られる推奨投影サイズは60~150インチとされている。

さらに本機は、IMAX Enhanced認証を取得している点も見逃せない。4K HDRの高画質と独自の音質基準をクリアしており、対応コンテンツでは制作者が意図した通りのプレミアムな映像体験が保証される。自宅の壁が、文字通り「IMAXシアター」へと変貌するのだ。

設置の柔軟性をさらに高めるのが、上下(チルト)・左右(スイベル)の角度調整に対応したスタンドだ。物理的にレンズの向きを追い込めるため、デジタル補正に頼りすぎない画質劣化の少ない投影が可能になる。


スタンド裏面にはゴム足が配置されており、滑り止めとしての役割も果たすため、設置時の安定感も抜群。
角度を変えた際も、従来機のように調整画面が割り込むことなく、本機は映像を表示したまま中断なしで自動台形補正を行う。本体を斜めにしても、わずか2秒足らずで正確な長方形に補正される。
また、4100 ISOルーメンという高輝度は、照明をつけた部屋でも映像を視認できるレベル。PCと接続して『Wallpaper Engine』で動く壁紙を表示したり、時計画面を投影し続けたりすることで、デジタルインテリアとしても活用できそうだ。

4. ちゃんと「ゲーミング」プロジェクターだった

「ゲーミングプロジェクター」としての本気度を感じさせたのが、内蔵の「クロスヘア(照準)機能」だ。単なるオマケレベルではなく、色は赤・緑・青・黄の4色、形状は14種類も用意されている。
十字型やサークル型など、ゲームタイトルや好みに合わせて最適なものを選べる充実ぶり。さらにクロスヘアの位置を微調整できるため、ゲーム側のUIと重ならないよう配置を変更するなど、痒い所に手が届くガチ仕様となっている。プロジェクターの大画面で腰撃ち精度を高められるこの機能は、多くのシュータープレイヤーにとって実用的な武器となるはずだ。
5. 画面から音が聞こえる!? 定位感がやばい

音響面では、Harman/Kardon製の12Wスピーカーを2基搭載。重低音が身体の芯まで響くような迫力があるだけでなく、特筆すべきはその定位感だ。音が壁に反響し、映像そのもの(画面)から音が放射されているかのような錯覚を覚えるほど、自然で広がりのある音場が形成される。
HORIZON 20 Pro本体を自分の前に置いても後ろに置いても違和感なくサラウンド体験が可能。さらにイコライザー機能も搭載しており、「125, 250, 500, 1000, 2000, 4000, 8000 (Hz)」の7バンドで調整できる。足音を聞きやすくするために高音域を持ち上げたり、映画の重低音を強調したりと、用途に合わせた音響設定が可能だ。銃の音は抑えつつ、足音(重低音)だけ強めると全身で足音の振動を味わうこともできる。
6. 所有欲を満たすリモコンと専用ケース


リモコンは金属素材を使用したカバーで質感を高めており、ボタンはゴム特有の曖昧さがなく、カチッとしたタクタイル(クリック)感のあるスイッチを採用。押すたびに明確なフィードバックがあり、操作性が高い。安っぽさは皆無だ。
さらに、手に持った振動を感知してボタンが自動点灯するバックライト機能を搭載。プロジェクターを使用する暗い部屋でも誤操作の心配はない。マイクによる音声入力にも対応しているため、文字入力の手間なくコンテンツ検索を行える。


また、付属品として本体、アダプター、電源コードを一括収納できる専用ケースが標準で付属する。YouTubeやNetflix、Prime Videoなどが単体で楽しめるGoogle TV搭載という利便性と、このケースが組み合わさることで、活躍の場は自室に限らない。


ポータブル電源とテザリングを活用して、キャンプ場のテント内や焚き火の煙をスクリーン代わりにして大画面を投影するといった、贅沢な使い方も面白そうだ。



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