CoD:BO3:全キャンペーンを最初からアンロックした理由 「時代遅れ」

CoD:BO3:全キャンペーンを最初からアンロックした理由 「時代遅れ」

Treyarchは、『Call of Duty: Black Ops 3(コール オブ デューティ ブラックオプス 3)』において、これまでのキャンペーンにはなかった少し違った手法をとっている。

それは今年8月に明かされた、リリース日にすべてのキャンペーンをアンロックしているというものだ。これはプレイ開始と同時に最終章をプレイし、すぐにエンディングを観ることも可能となっていることを意味する。

「アンロック・レベルシステムは時代遅れ」

キャンペーンディレクターのジェイソン・ブランデル氏は、EuroGamerのインタビューで次のように語っている。

「プレイヤーが望む形でコンテンツを消費できる、柔軟性を与えるものなんだ。」

「”これをやったら、次はここに行ける”というようなアンロック式のシステムは、我々が自宅のベッドルームで開発を行っていた時から存在する、時代遅れの考え方だ。」

「消費者やプレイヤーは、一般的にそれよりも遥かに成熟している。今日、多くのものが我々の関心を引こうと争っている。すべてはどうやって消費したいかだ。ミッション2まで進めたプレイヤーが、職場の同僚から”ミッション4がヤバイぜ!”と言われて、”ちょっと見てみよう”となっても全く構わないんだ。それは彼ら自身の選択なんだから。」

『Call of Duty: Black Ops 3(コール オブ デューティ ブラックオプス 3)』キャンペーン

最後を見たくなってしまうプレイヤーが出るのでは?

どうしても最後だけを見たくなってしまうプレイヤーが出てくるのでは?という懸念に対しては、ジェイソン氏は一度にすべてのエピソードを開放するNetflixになぞらえている。

「もし最後を見た人がいたら、”もっと内容を知りたい”と言うだろう。Netflixが『ハウス・オブ・カード』の全エピソードを公開したからといって、全員がすべてを飛ばして最後のエピソードを見るだろうか?」

「もちろんそれも可能だけど、”道のり”がすべてだろう?」

「すべてを飛ばして最後のミッションだけやるのも良い。クールだよ。彼らの選択だ。」

「ストーリー構成は、最後の瞬間だけで終わるものではない。世の中の映画やその他のメディアに共通するように、最後の瞬間や最後のページだけ読むことができるものは多い。しかし本当に楽しむには、その他のすべてを体験しなくてはいけないんだ。」

エンディングが即日アップロード?

YouTubeへキャンペーンのすべてのストーリーが公開されてしまうのは、開発者にとって決して歓迎するものではないだろう。今回は「エンディング部分だけ」が発売日初日に公開されてしまうことも充分にありえるが、この点についてもジェイソン氏は意に介していない。

「このシステムを入れようが入れまいが、同じことが起こるだろう。」

「世界中が同じコンテンツを同じタイミングに消費すると考えると、君が起床してキャラクターのビルドを行う頃には、他の人がスピードランをしてエンディングをオンラインに公開していることだろう。『ブレイキング・バッド』が放送されていた時のように、Twitterやネットから離れなければいけない。」

Official Call of Duty®: Black Ops III – Story Overview

ジェイソン氏は、最終レベル(ステージ)の動画は必ず公開されてしまうだろうとしながらも、プレイヤーは全キャンペーンをプレイしてくれると考えている。

「ストーリーに対する議論や会話こそが楽しいんだ。最後だけプレイしてもすべてが得られるとは思わない。ああ、これが最終ステージか、と思うだけだよ。」

ジェイソン氏は最後に、このオープンなキャンペーンの仕様は、むしろ議論を活性化し、ユーザーを制限で排除するのではなく逆に取り込んでいくという考え方だとしている。

起こりえる問題をただ心配するのではなく、多様化する消費パターンに合わせて消費者が選択できるような形式をとった今回のキャンペーン。インタビューからは、重厚なストーリーに対する絶大な自信も垣間見える。

『CoD:BO3』の対象機種はPS4、PS3、Xbox One、Xbox360、PCで、発売日は2015年11月6日。

Source: eurogamer.net