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話題のVR機器、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)5機種を比較

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「Oculus Rift」の予約受け付け開始や、「PlayStation VR(プレイステーション ヴィーアール)」がいよいよ2016年に発売されることも発表され、盛り上がりを見せる家庭用VR業界。業界ではこの二つのVR機器の販売を皮切りに、2016年は「VR元年」になるとも噂されています。

既にVR事業を展開する企業やVR市場の拡大を見越した国内外のメディアも散見でき、VR機器はゲーム業界だけでなくとも、様々な分野で活躍することになると思われます。

では実際にVRで何ができるのか?原点に立ち返り、5つのVR機器の特徴を見ていきたいと思います。

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そもそもVRとは何か?

「VR」は「Virtual Reality」の略で、日本語では「仮想現実」と訳されます。似たような言葉で「AR」がありますが、こちらは「Augmented Reality」の略で、「拡張現実」と訳されます。

簡単に言ってしまえばVRはテクノロジーで仮想の世界に入ることで、ARは現実の世界を仮想で拡張するといったイメージでしょうか。広義的にはGoogleマップもARの一種であると言えます。どちらもゲームに応用すると、ゲームが体感ゲームになると言っても差し支えないかもしれません。

ではHMDとは?

そんな夢のようなVR機器の中で最も知名度が高いのは、頭部に装着して目と耳を覆ってしまうウェアラブル端末のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)。このHMDの知名度をあげたのはなんと言ってもOculus社が2012年に発表した「Rift(リフト)」でしょう。Facebook社がOculous社を20億ドルで買収したことでも大きな話題となりました。

2016年第一四半期に発売予定の「Rift」

2016年第一四半期に発売予定の「Rift」

HMDを装着すると具体的にどうなるのか。以下のジェットコースターのデモが最も分かりやすいと思います。

Oculus NEW YEAR Rift: The Best and Funniest OR Reactions Ever Compilation

傍から見るとただ機械を付けているだけなのですが、装着している当の本人は実際にジェットコースターに乗っているような感覚に陥り、思わず崩れて落ちてしまうほど。この反応を見るだけでもHMDには充分な期待が持て、ゲームや映像における新たな家庭用エンターテイメントの可能性が感じられます。

どんなHMDがあるのか?

Rift

newblog1.2

VRブームの先陣を切ったHMDは、Oculous社が2012年に発表した「Rift」。テーマパークにあるものを除き、初めて個人向のVR機器として作製されたメジャーなHMDと言えます。

製品版キットにはXboxコントローラーも付属し、今後Xbox本体との連携が望めるかもしれません。2016年上半期には、「Rift」本体と連動する両手持ちのモーションコントローラー「Ocoulous touch」も発売予定。更なる臨場感の向上に期待が持てます。

Toybox Demo for Oculus Touch - Inside Look

注:以下のスペックは独自調査に基づいたもので、今後発表される公式情報とは異なる可能性があります。

スペック

ディスプレイ方式 有機EL 2枚
ディスプレイ解像度 2160×1200
(左右の目それぞれに1080×1200の映像を表示)
リフレッシュレート 90Hz
視野角 不明
搭載センサー 不明
接続I/F 不明
公式サイト https://www.oculus.com/en-us/
発売日 2016年3月28日
価格 94,600円

関連記事:「Oculus Rift」の発売日は2016年3月28日で価格は94,600円、動作環境も判明

PlayStation VR

PlayStation VR
PlayStationを擁するSCEが発売するHMDは「PlayStation VR」。発売日は2016年上期を予定しており、ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)との連動はもちろん、PlayStation Moveは両手での2本持ちも可能となっています。SCEはハードウェアにあらゆる面から磨きをかけつつ、ソフトウェアにおいてもVRならではのコンテンツを提供するとしています。

PlayStation®VR コンセプト映像

PlayStation®VR 最新トレーラー「体験者の声」篇

スペック

ディスプレイ方式 有機EL
ディスプレイサイズ 5.7インチ
ディスプレイ解像度 1920×RGB×1080
(左右の目それぞれに960×RGB×1080の映像を表示)
リフレッシュレート 120Hz、90Hz
視野角 約100度
搭載センサー 加速度センサー、ジャイロセンサー
接続I/F HDMI + USB
機能 3Dオーディオ、ソーシャルスクリーン
公式サイト http://www.jp.playstation.com/psvr/
発売予定日 2016年上期
価格 不明

関連記事:PS4:モーフィアス(仮)の正式名称が「PlayStation VR」に決定、2016年上半期発売。TGSで体験可

HTC Vive(SteamVR)

vive

HTC社からSteamVRとして発売されるHMDは「Vive」。特筆すべき点はモーショントラッキングです。「ベースステーション」と呼ばれる箱状の機器を部屋の隅の2カ所へ設置することで、非常に制度の高いモーショントラッキングができ、最大5m×4mの範囲内ならVR空間を歩いたり寝そべったりすることも可能。まさに仮想空間に住んでしまうイメージです。Steamが抱える、一億人以上ものコミュニティも強力な武器となりそうです。

VIVE PRE

Hover Junkers - New Eden Co-op Gameplay

スペック

ディスプレイ方式 有機EL
ディスプレイサイズ 5.7インチ
ディスプレイ解像度 2160×1200
(左右の目それぞれに1080×1200の映像を表示)
リフレッシュレート 90Hz
視野角 約100度
搭載センサー 加速度センサー、ジャイロセンサー、レーザーポジション
接続I/F 不明
公式サイト https://www.htcvive.com/us/
発売予定日 2016年4月
価格 不明

StarVR

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Starbreeze社が発売するHMDは「StarVR」。このHMDの特筆すべき点はなんと言っても超ハイエンドなスペック。水平視野角210°や、ディスプレイ解像度5120x1440は、ほかのHMDのスペックを圧倒しています。ただしまだ試作段階のようで、今後スペックや仕様に変更が加えられる可能性もあります。

Hands on with StarVR and The Walking Dead VR Experience at E3 2015

スペック

ディスプレイ方式 有機EL予定
ディスプレイサイズ 左右の眼それぞれに5.5インチ
ディスプレイ解像度 5120x1440
(左右の目それぞれに2560x1440の映像を表示)
リフレッシュレート 90Hz
視野角 210度
搭載センサー 加速度センサー、ジャイロスコープ
接続I/F 不明
公式サイト http://www.starvr.com/
発売予定日 2016年後期
価格 不明

FOVE

HMD,Fove

日本のスタートアップ企業が開発を進めている「FOVE」も注目を集めています。キックスターターで資金調達を行ったこのHMDの特筆すべき点は、装着者の視点をトラッキングする、コンシューマ向け製品としては世界初のアイ・トラッキング機能を搭載していること。

アイ・トラッキング機能によって装着者の視点が追跡できるため、見ている部分のみのグラフィックを精巧に出力できます。これによってスペックの低いハードウェアでも高いパフォーマンスが得ることができるほか、視線での照準やキャラクターとのアイコンタクト、首を振る動作の減少による酔いの軽減、また、より現実に近い奥行き感を感じさせることもできます。FOVEの高精度なアイ・トラッキングは、現在特許出願中とのことです。

FOVE VR Headset: Tracks Subtle Eye Movements in Virtual Reality

スペック

ディスプレイ方式 有機EL
ディスプレイサイズ 5.8インチ
ディスプレイ解像度 2560 x 1440
リフレッシュレート 90Hz(予定)
視野角 100°以上
搭載センサー アイトラッキングセンサー、ヘッドトラッキングセンサー
接続I/F USB 3.0、ディスプレイポート、3.5mm ヘッドフォンポート(予定)
重量 400g(予定)
公式サイト http://www.getfove.com/jp/
発売予定日 2016年春
価格 不明

以上の5機種が、HMDの中でも存在感を放つプロダクトです。

まだ肝心のゲームや映像といったコンテンツや、気になる販売価格帯が出揃っていないため判断は難しいですが、高いスペックを誇るものやコントローラーに趣向を凝らしたもの、価格を抑えてきそうなものなど、いくつかの特色が感じられます。みなさんはどのHMDが魅力的に見えますか?

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • かまわん。
    エロゲーを早く作れ。

    その場で誰か入ってきたら悲しいことになりそうだが

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