米映像会社STXエンターテイメントは、FPS(ファーストパーソン・シューティング)のキャンペーンモードをそのまま映画化したような意欲的な長編映画『Hardcore Henry(ハードコア・ヘンリー)』の公開日が2016年4月8日に決定したと発表した。
FPS映画『Hardcore Henry』
『Hardcore Henry』は主人公であるヘンリーの視点で全編が撮影されたSFアドベンチャー映画。“視点”は“立場”ではなく、文字通り“視点”を意味する。ヘンリーは記憶を失い、しゃべることがないという設定のため、観るものの没入感を高めることに成功している。
ハードコア・ヘンリーのシナリオ
舞台はモスクワ、主人公のヘンリーは死から蘇ったサイボーグだ。ヘンリーは、彼の妻であり創造主でもあるエステールを、テレキネシスを操る暴君“アカン”と彼が雇った傭兵達の魔の手から救わなければいけない。唯一の頼みの綱となる相棒ジミーと共に壮絶な1日を乗り越え、ヘンリーは妻を救うことが出来るのだろうか。
シナリオには若干不安がよぎるものの、映像そのものは血なまぐさい銃撃戦やバイクやヘリコプターも登場するノンストップアクション。製作者は、アドレナリンが溢れる、誰もが体験しとことのない映像になると胸を張る。
ショートフィルムから映画へ
本作はクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて255,000ドル(約3,000万円)を集めて制作された作品。この映画の前身となったのは製作者であるイリヤ氏がYouTubeに公開したショートフィルム‘Bad Motherfucker’ で、これが4,000万ビューと大ヒットを記録。
動画に寄せられた数あるポジティブなコメントの中に、映画「ウォンテッド」や「ナイト・ウォッチ」を手がけた映画監督ティムール・ベクマンベトフ氏からのオファーがあった。イリヤ氏は当初は銀幕でこの視点の映像がどうなるか懐疑的だったが、ティムール氏の「見たくないのか?」、「見たいのなら作れるのは君しかいない」という熱いメッセージで火が付き制作を決意した。
Indiegogoにて500ドルを寄付したバッカーには、撮影に使用されたものと同様のカメラが取り付けられた特殊なマスクがプレゼントされており、撮影方法の布教にも余念がない。
“VR元年”とも称される2016年。PlayStation VRやOculus RiftといったVRヘッドマウントディスプレイでの閲覧にはぴったりの映像作品となりそうだ。
続報:完全にFPSな映画『Hardcore Henry(ハードコアヘンリー)』全米公開、OP興収5位に初登場
Source: Indiegogo
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コメント
コメント一覧 (8件)
人気ゲームをごっちゃまぜにした世界観だけどストーリー性が簡潔だからアクション、新感覚としては楽しめる。
ただ本当に酔うな………
俺は見てみたいけど売れないだろうなぁとは思うw
ストーリーのいい加減さはむしろ映像への期待感煽る。FPS視点の映画というと”DOOM”映画版の最後を思い出すな
公開が待ち遠しいですね。
動画で少し酔った。
面白そうだけど酔って気持ち悪くなりそう…
3D酔いにご注意を
C4待ちで草
結構ハードだけど日本大丈夫かな
これアカンやつや(ナンチテ)自分は良いと思います
没入間ありそうやけどウケない人には相当ウケんやろ・・・