Epic Gamesは、数多くのAAA級ゲームタイトルのエンジンとして使用される「Unreal Engine」の最新版に、VRデバイスを用いることで「ゲーム内でのゲーム制作」が可能となる新たな技術が登場しました。
ゲーム内ゲーム開発
以下はEpic Gamesが公開したデモムービー。「Unreal Engine 4」のエディット機能を、Ocurousの「Rift」やHTCの「Vive」のモーションコントローラーで行っており、オブジェクトを掴んでの移動や回転、コピー、視点移動などが可能となっています。
Building VR in VR with Unreal Engine 4 - Early Preview
直感的な開発
Epic GamesのCEOティム・スウィーニー氏はGamesBeatのインタビューで以下のようアピールしています。
「我々は早くからVRコンテンツの開発を支援してきましたが、VRコンテンツを開発する際は常にVRではないもので開発を行っていました。PCモニターを見ながら、マウスやキーボードを使ってVRコンテンツ開発するのは、VRの革新に比べると進歩が遅れています。しかしこのUnreal Engine 4のVRの新機能を使うことによって、VRコンテンツをVR内で直感的に、体感的に開発することが可能になります」
使用感
ティム・スウィーニー氏は使用感について以下のように述べています。
「iPadでタッチ操作を行うような魅力的な感覚です。どう動作するかは想像できるでしょう。平面のスクリーン上ではなく、オブジェクトを掴み、移動させることができiPhoneのようにピンチズームもできます。人間と同じサイズでオブジェクトの周りを、実際自分の足で歩くことができます。環境のスケールを小さくして、上空からマップを眺めることができゴジラのようにもなれます。見やすいところから、非常にち密な操作が可能です。現実世界の感覚でビデオゲームの制作が可能になるのです。」
直感的にはなりそうですが、実際の作業効率は未知数。「Oculus Rift」や「PlayStation VR」などのHMDが発売を控えているので、今後激化するVRゲーム開発方法のひとつとなる可能性もある、かもしれません。
Unreal Engineの開発元のEpic Gamesは、3月に開催されるゲーム開発者向けイベント「Game Developers Conference(GDC)」にて、この新技術の詳細を発表するとのことです。
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Source: venturebeat
コメント
コメント一覧 (2件)
グラビティスパイクに見えた
いいゲームができそうだよな