その独特な世界観と衝撃的なビジュアルで話題となり、キックスターターでのキャンペーンを成功させ、現在も開発が進められているホラーFPS『Inner Chain(インナーチェイン)』の最新シネマティックトレーラーが公開された。バイオメカニクス(生体機械)が巣食うダークでグロテスクな世界観は、その筋が好きな人には必見だ。
Inner Chains Cinematic Trailer
Inner Chain の世界観
『Inner Chain』の舞台は遠い未来のとある惑星。一度は栄えた文明が滅んだあと、人間によって干渉されることがなくなった自然界は人間の手によって残されたテクノロジーすらも吸収し、バイオメカニクス(生体機械)という存在を生み出した。テクノロジーもまた新しい環境に適応しようとしたため、自然と機械に強い共生関係が産まれ、何が生きていて何が機械なのかが分からない世界が産まれた。
バイオメカニクスの誕生から数百万年後、人類は再び生態系のなかで重要な位置を担うようになっていたが、テクノロジーを操るまでには進化しておらず、残された遺産を利用するに留まっていた。今までの歴史と同様に宗教、支配、弾圧が繰り広げられ、複数の階級社会が台頭する中、機械を初めに発見し、それを利用することで他者を服従させていた1つのグループがその頂点に君臨していた。
主人公はこの階級制度がはびこり、腐敗し死にゆく惑星から逃げ出すため、どこかにあるとされる約束の地「Last Hope(最後の希望)」を目指して旅をしていく。敵意をむき出しにする動物や植物が存在し、いつ自らに牙をむくか分からない環境の中では常に変化に目を配り、論理的な判断を行わなければならないのはもちろん、環境の変化に素早く対応しそれを利用しなければ生き残ることはできない。
Inner Chains official gameplay Trailer 2017
なんといってもその特徴は映画「エイリアン」のデザイナーであるH・R・ギーガー氏の作品を彷彿とさせるようなビジュアルで、Unreal Engine 4を使用することでその世界観をグロテスクかつ美しく描写している。
ゲーム内に登場する武器は主人公の体に寄生しており、主人公の生命力を動力にしている。「エレクトロガン」「フレームスロワー」「ボーンガン」の3種類が存在しているが、どれも注意しながら使用しないと宿主に牙を剥いてくる。ゲーム内には体力を回復し武器を充填するような場所が用意されているとのこと。
Inner Chains – first minutes of the game
Inner Chain スクリーンショット
開発元のTelepaths Treeには、過去にCD Projekt RED、People Can Fly、Epic Games、Flying Wild Hog、Platige Image、CreativeForge Games、Techlanなどに勤めていたベテラン開発者が在籍しており、品質の高いゲームプレイが期待できそうだ。
ガッツリとしたアクション系のホラーFPSを探していたプレイヤーにとっては、大きく期待できるタイトルになるかもしれない。『Inner Chain』の発売日は4月20日で、対象機種はPC(Steam)。
Source: Steam
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コメント
コメント一覧 (1件)
自然と機会の融合って、デスストランディングのトレーラーに出てきた戦車的なものイメージしてしまった