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アクティビジョン・ブリザード:月間アクティブユーザーが4億人突破、売上も予想を超える好調

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アクティビジョン・ブリザードが、本年度第二四半期の財務報告を発表。グループ全体で4億100万人の月間アクティブユーザーを記録したほか、売上も昨年と予想を上回る好調を見せていることが明らかになりました。

第2四半期のハイライト

  • アクティビジョン・ブリザード全体で第2四半期(4月-6月期)の月間アクティブユーザーは4億100万人。
  • ブリザードは史上最大となる4,600万人の月間アクティブユーザーを記録。『オーバーウォッチ』のコミュニティーは発売から1年経った今でも成長を続けている。
  • 『ハースストーン』も新たな拡張パック「Journey to Un’Goro™」のリリースにより去年同時期と前四半期を上回る月間アクティブユーザーを記録。
  • アクティビジョンは4,700万人の月間アクティブユーザーを記録。去年の記録を若干下回る形となったが、『CoD:BO3』の「ゾンビクロニクル」の発売がアクティブユーザーを牽引。
  • 『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は単一プラットフォームで2日間のみの売上となったが、グローバルにおいて6月の出荷本数でナンバーワンとなるコンソールタイトルになった。
  • 『Destiny 2』のコンソールでのベータに参加したプレイヤーは、2014年に行われた『Destiny』のベータ参加プレイヤーを上回った。予約購入本数においても前作『Destiny』を上回っている。
  • 『CoD:WW2』の予約購入数とデモによるフィードバックは好調。
  • キングは3億1,400万人の月間アクティブユーザーを記録。アクティブユーザーでは昨年を下回るものの、課金ユーザーあたりの支払金額は増加。アメリカでモバイルアプリストアでトップ10の収益をあげるアプリを2つ保有し、これは15四半期連続となる。

ブリザードの堅実な成長が目立つ

ブリザードのタイトル

今回の報告では『CoD:BO3』の「ゾンビクロニクル」や、『CoD:WW2』の予約購入の好調が報告される一方で、『CoD:IW』に関する報告が「CWL Championship」開催に関する記述のみだったのが印象的。詳しい情報を知りたいところです。

アクティビジョン全体では月間アクティブユーザー数は去年より下がっているものの、『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』の好調に加え、『CoD:WW2』や『Destiny 2』の反応も好調とのこと。特に『Destiny 2』はコンソール版のリリースが9月6日となっているので、第3四半期(7月-9月期)の大きな武器となりそうです。

一方でブリザードは着実な成長を見せており、1年を経過しても成長を続ける『オーバーウォッチ』を筆頭に、史上最大規模のアクティブユーザー数を獲得。新タイトルなどの発表は無いものの、既存タイトルでのイベント開催や拡張パックリリースによりタイトルを大事に育て、堅実に根強いファンを増やしている印象です。

アクティブユーザー数でグループを牽引するのは、2015年に約7,120億円で買収されたキングエンターテイメントで、『キャンディークラッシュ』を筆頭にしたモバイルタイトルで、安定して大規模なモバイルゲーマー層を獲得しています。

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2017年度の収益ランキングに期待

2016年度に発表されたゲーム会社(ハード除く)の収益ランキングでは3位につけていた同社ですが(それ以前も3位が多い印象)、2017年度は1位の中国テンセントや2位のソニーにどこまで迫れるのか。今から注目が集まりそうです。

2016年度ゲーム会社収益ランキング

  1. テンセント(102億100万ドル)
  2. ソニー(78億3700万ドル)
  3. アクティビジョン・ブリザード(66億700万ドル)
  4. マイクロソフト(64億7700万ドル)
  5. アップル(58億6400万ドル)
  6. エレクトロニック・アーツ(46億2600万ドル)
  7. ネットイーズ(41億7700万ドル)
  8. グーグル(40億6500万ドル)
  9. バンダイナムコエンターテインメント(19億9100万ドル)
  10. 任天堂(18億3100万ドル)

Source: Activision Blizzard

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