現在、事前登録受付中の『モダンコンバット Versus (バーサス) / MCVS』。先行リリースされた海外では全体レビュー数1.1万に対し、平均スコアが4.5/5を超えているという評価の高さから、国内での展開も期待されているモバイルFPSだ。
基本無料ながら11人ものエージェントをプレイ可能な本作だが、それぞれのキャラの性能は非常にユニークで、それぞれの活躍できるフィールド、相手が全く違う。ここで紹介されている情報を参考に、自分のプレイスタイルに合致しそうなエージェントを探してみて欲しい。
【MCVS】モダンコンバット Versus トレーラームービー
MCVS | 『モダンコンバット Versus』エージェント11人の紹介&プレイ動画 | EAA
ゾーンコントロールというルールから発生する駆け引き
まず念頭に置いておきたいのが、『MCVS』の基本ルールは「ゾーンコントロール」だということだ。両チームが1つのゾーンを争う形式のルールで、ゾーンを占領すると増えるゲージを先に100%にしたチームの勝ちになる。
そのため、キルを取る能力が全てではなく、味方を守るための能力や、敵をかく乱して前線を崩すための能力もおなじくらい重要になってくる。コアステータスと呼ばれる攻撃力や体力にも差があり、「攻撃能力が高く、防御能力に秀でた」万能なキャラクターは存在しない。プレイヤーはアタッカー・ディフェンダー・アサシン・スペシャリストの4タイプのエージェントからあらかじめ3人のチームを組んでおき、その時の状況に応じて操作するキャラを変更できる仕組みだ。
なお、初期解放してあるのはロック、ミヌー、カンの三人のみで、その他のエージェントはゲームを進めながらアンロックしていくことになる。コーペンはクレートから入手できるアンロック用の通貨で、ダイヤは課金やアチーブメントの達成などによって手に入れられる多目的アイテムだ。下記にアンロックするために必要な量をあわせて記載している。
アタッカータイプのエージェントたち
敵に継続的な火力を与えることに秀でたタイプ。攻撃力はアサシンタイプより低く、ディフェンスタイプより高い。体力はディフェンスタイプより低く、アサシンタイプより高い。全体的に平均的な性能を持ち、プレイヤーによって最も戦い方に差が出るタイプといえるだろう。
ロック
- アンロック方法:初期解放
- アビリティ「拡張現実」:範囲内の敵を一定時間強調表示する。この機能は壁越しにも有効。エネルギーコストは5。
- 武器「TYGR-92 RIFLE」:高い射撃精度とレートが特徴の自動ライフル。ダメージ量は中程度。1マガジン45発。
- 代替アクション「照準を覗く」:画面右側をダブルタップすると照準を使用した精密な射撃が可能になる。
- アタッチメント「レッドドット」:アイアンサイトの代わりにレッドドットサイトが付き、照準が見やすくなる。
- 初期コアステータス:体力5000 攻撃力180
なんといってもその特徴は抜群の索敵性能を誇るアビリティ「拡張現実」。一定時間敵の位置をまるわかりにするだけでも強力なのだが、実は効果時間中は敵への攻撃にダメージボーナスがつくという仕様がある。
火力上昇の正確な計算式は不明だが、初期レベルに近い状態だと一発あたり50程度のダメージ上昇が見られた。ロックの武器は比較的レートが高いため、効果時間中に1マガジン撃ち尽くすことが出来る。単純計算で2250の追加ダメージが出ることになり、素の状態だと削りきれない複数の敵を倒すことも可能になる。
そのため、「拡張現実」は本来の索敵用途の他に、一時的な火力バフアビリティとしても使うことができる。敵との不意の遭遇戦において咄嗟に発動できれば撃ち勝てる確率が増えるだろう。ただし、「拡張現実」を発動した際の赤いパルス波のようなエフェクトは敵からも視認可能なので、当然敵はパルス波が飛んできた方向を警戒する。味方の動きを見ながら、時には裏をかく必要も出てくるだろう。
総じて、初期解放キャラの1人でありながら、高い水準でまとまっていると言える性能の持ち主だ。武器は命中精度が高く、距離による威力減衰も小さい。体力も高めで、ある程度前線で攻撃に耐えることが出来る。「拡張現実」を駆使して、確実に敵に有利な状況から攻撃していけば時に凄まじい殲滅能力を見せつけるだろう。状況に応じて立ち回りを変えていきたいプレイヤーにオススメだ。
ブレイズ
- アンロック方法:9000コーペン or 2000ダイヤ
- アビリティ「ミュータントグレネード」:爆発すると追加で小さなグレネードを撒き散らし攻撃する特殊なグレネード。エネルギーコスト8。
- 武器「FLAME-O-MATIC」:敵集団への接近戦に向いている火炎放射器。敵に攻撃を当てると、数秒間継続的にダメージを与え続ける。1マガジン30発。
- 代替アクション「ターゲットスナップ」:画面右側をダブルタップすると敵をロックオンする。
- 初期コアステータス:体力3750 攻撃力445
ミュータントグレネードによる広い範囲への攻撃と、DPSの高い火炎放射器が特徴のキャラクター。近距離の火力では他の追随を許さないだろう。
このミュータントグレネードがとにかく曲者だ。投げてから起爆までは2秒ほどで、爆発部の中心だと3000を超えるダメージが入る。更に少し離れた場所にも半分程度のダメージが入り、追加のグレネードまで撒き散らされる。
体力が元々低かったり、削られていた場合にはまず逃げられないだろう。それどころか、体力の高いディフェンスタイプのキャラですら最速でグレネードから距離をとっても致命傷は免れない。遮蔽物越しに投げることも可能なため、攻撃能力の高さは全アビリティの中でナンバーワンと言っても過言ではない。
加えて、メインウェポンのDPSの高さもおなじくらい脅威だ。炎のダメージだけでもかなり痛いのに、継続ダメージまで入り続けるため、感覚的には1秒間に1000以上削られていく。体力の低いエージェントを使っている時に攻撃されると、体力はフルだったはずなのに、いつの間にか倒されていたということがままある。
ただ、その攻撃力の高さ相応の代償はある。まず、体力が低い。アサシンタイプとあまり変わらない値だ。更に、武器の射程が短い。数メートル圏内まで近づかないと攻撃出来ない上に、攻撃を継続できる時間も短い。オマケに、ミュータントグレネードのエネルギーコストは8。全てのアビリティの中でもワーストクラスに重い。
まとめると、安定して戦いやすいロックと違って、脆くて射程距離も短いピーキーなアタッカーと言える。敵の集団に上手くグレネードを投げ込むためにマップの研究も必要だろう。だが、それだけにハマったときの爆発力は凄まじく、一瞬にして敵集団を殲滅することも可能だ。ハイリスク・ハイリターンがお好みなプレイヤーにはこれ以上無いほどにしっくり来るだろう。
リボルブ
- アンロック方法:15000コーペン or 2000ダイヤ
- アビリティ「ガンショー」:数秒間、装備しているリボルバーのレートが上がり、弾薬が無限になる。エネルギーコスト4。
- 武器「GOOD & EVIL」:射撃精度が高く、中距離にも対応できるデュアルリボルバー。ダメージは大きいが、リロード速度が遅い。1マガジン6発×2
- 代替アクション「ターゲットスナップ」:画面右側をダブルタップすると、範囲内の敵にロックオンする
- 初期コアステータス:体力5000 攻撃力700
最近のアップデートで追加されたアタッカータイプのエージェント。ミヌーとスイフトに次いで、3人目の女性エージェントとなる。両手に持っているリボルバーが非常に優秀で、腰だめ撃ちに似合わぬ射撃精度の高さと、リボルバーらしい攻撃力の高さ、そして単発打ちゆえの反動の低さを併せ持っている。
アビリティのガンショーは、この優秀なリボルバーを更に強化する。効果時間は4秒ほどと短いが、発動中はリロードが不要になり、レートが約3倍になる。ディフェンダータイプのエージェントたちも真っ青な火力だ。コストもそこまで高くないため、継続して高火力を発揮していけるだろう。
ただし、単発打ちであることはいかんともしがたく、ガンショーを発動していない状態ではかなりレートが低い。そのため、しっかりとエイム出来ていないと移動中の敵にはなかなか当たらない。特に機動力が高いエージェントを確実に倒すにはそれなりの熟練を必要とするだろう。基本性能の高さをしっかりと活かせるための基礎が出来ているプレイヤーにオススメだ。
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