Blizzard EntertainmentはPC版『Overwatch(オーバーウォッチ)』のPTR(パブリックテスト環境)へ最新アップデートを配信、パッチノートを公開しました。先日お伝えしたとおりトールビョーンが大幅に変更されているほか、ファラの連射速度も速くなっています。多くのフィードバックが寄せられていた色覚サポートもようやくですが改善されました。
開発アップデート | 2018年9月のアップデート | オーバーウォッチ
CONTENTSパッチ・ハイライト
色覚サポート設定のアップデート
UI(ネームプレート、画面表示、ライフゲージ等)とアウトラインに使用されるチームカラーを、9種類の色覚サポート仕様カラーセットから選択できるようになりました。敵と味方のUIを別々の色に設定できます。設定は「オプション」>「ビデオ」>「色覚サポートオプション」から行えます。変更後の設定は保存され、次のマッチから適用されます!
ヒーローのバランス調整
一般
- すべてのシールドとバリアのエフェクトをアップデートし、可視性を向上
ブリギッテ
バリア・シールド
- シールドのライフが600から500に減少
開発者コメント:ブリギッテのバリアはライフが多く、敵と接近したとしてもほとんどのヒーローが削りきれないほどでした。この変更後は、ブリギッテは依然高い耐久を保ちつつも、敵にとってはプレッシャーをかける価値のある相手になるはずです。
マクリー
コンバット・ロール
- クールダウンが8秒から6秒に短縮
開発者コメント:「コンバット・ロール」はクールダウンによる制限が厳しく、あまり使われないようなこともありました。クールダウンを短縮したことによって、移動、あるいは即時リロードの手段として選びやすくなります。
ファラ
コンカッシブ・ブラスト
- クールダウンが12秒から9秒に短縮
ロケット・ランチャー
- 攻撃速度が上昇
- 発射間のリカバリーにかかる時間が0.9秒から0.75秒に短縮
- 爆発と着弾のダメージ量を調整
- 爆発ダメージが80から65に減少
- 着弾ダメージが40から55に増加
- 爆発のノックバックが20%縮小
- 自分のノックバック範囲が25%拡大
開発者コメント:これは「ロケット・ランチャー」の使用感を向上するための変更です。今までは1発あたり1秒近くのリカバリー時間があり、もっさりと感じられました。リカバリーにかかる時間を短縮した分、ロケットの爆発ダメージの一部を着弾ダメージに移行しました。これからは、敵に直撃した場合にもっともダメージが多く、爆発ダメージのみの場合はダメージが少し減ります。「ロケット・ランチャー」の間隔が短くなると、爆発のノックバックでファラを狙いにくくなるため、爆発のノックバックを減らしています。「コンカッシブ・ブラスト」のクールダウン時間が短縮したことによって、「ジャンプ・ジェット」のクールダウンとより連動するので、移動手段として使いやすくなるはずです。
メイ
一般
- すべてのアビリティのエフェクトをアップデート
オリーサ
フュージョン・ドライバー
- 最大スプレッド範囲が1.5から1.2に縮小
開発者コメント:オリーサはあまり動き回らずに「フュージョン・ドライバー」を撃っている時間が多いヒーローです。現状の攻撃範囲の広がり方では、弾速の割には離れている敵を狙う時に安定したダメージを与えられていない感覚がありました。そこで攻撃のスプレッド範囲を少し狭め、短距離と中距離ダメージは変えずに長距離射撃にも挑戦しやすくしています。
ソルジャー76
ヘビー・パルス・ライフル
- 最大スプレッド範囲までのショット数が6から9に増加
開発者コメント:ソルジャー76のダメージ自体は、私達が考える適正値からほんの少し低い程度です。最大範囲に到達するまでのショット数を増やすことによって、攻撃範囲の広がり方が緩やかになり、より安定したダメージを与えられるはずです。
トールビョーン
一般
- トールビョーンの頭のヒットボックスを10%縮小
リベット・ガン
- メイン攻撃
- 弾丸速度を60から70に変更
- リロード時間が2.2秒から2秒に短縮
- メイン攻撃を当てた敵がタレットの標的になる
- サブ攻撃
- リカバリーにかかる時間が0.8秒から0.6秒に短縮
- シールドのライフが150から125に減少
- リロード時間が2.2秒から2秒に短縮
- ランダムに広がっていた攻撃範囲を再調整
フォージ・ハンマー
クイック近接攻撃に合わせて有効範囲が拡大
タレット設置
- 投げて設置する仕様に変更
- 3秒間で自動的に組み上がるように変更
- レベル制を廃止
- ダメージ量は以前のレベル2タレットと同じ
- 最大ライフが300から250に減少
- 設置時に5秒間のクールダウンが発生
- 戦闘中に破壊されると10秒間のクールダウンが発生
- 戦闘中、以下の状態で新たにタレットを設置できないよう変更
- タレットが射撃中
- タレットが攻撃を受けてから3秒間
- インタラクトを使ってタレットを破壊できる仕様に変更
- トールビョーンが倒れても、一度展開されればタレットが自動的に組み上がる仕様に変更
新アビリティ:「オーバーロード」
- 「アーマー・パック」の代わりに実装
- 5秒間持続(クールダウン12秒)
- 一時的に150アーマーを付与
- 攻撃、移動、リロード速度が30%上昇
新アルティメット:「モルテン・コア」
- 武器を「リベット・ガン」からクローアームに変更
- 6秒間持続
- 着弾から10秒間ダメージエリアを発生させる高熱の鋼を最大10発射出
- 地面と接触するまで、壁や天井に当たると跳ね返る
- 基本ダメージ130
- アーマーを付与されている敵に対してはダメージが130から190に増加
- アーマーが付与されるヒーロー:バスティオン、ブリギッテ、D.Va、オリーサ、ラインハルト、トールビョーン、ウィンストン、レッキング・ボール
- 味方にアーマーを付与できるヒーロー:ブリギッテ
開発者コメント:トールビョーンはもともとディフェンス特化のヒーローとしてデザインされたキャラクターです。アーマーを生み出す力とタレットによるエリア制圧能力により、守りを固めたい時の有力な選択肢になると想定していました。しかしながら、スクラップ回収や「アーマー・パック」のシステムはチームの状況に左右されるところがあり、ゲームプレイに問題が生じることが分かりました。トールビョーンをより幅広い状況で活躍できるヒーローにするため、スクラップシステムを廃止し、タレットを設置しやすい仕組みに変えました。「アーマー・パック」を「オーバーロード」という強力な自己強化アビリティと入れ替え、「モルテン・コア」を刷新し設置型範囲攻撃のアルティメット・アビリティに変えました。
マップ
一般
- アサルト、エスコート、アサルト/エスコートマップの準備時間を1分から45秒に短縮
不具合の修正
ヒーロー
バスティオン
- 「デューン・バギー」スキンのロールケージが、タンク・モードでの後退/射撃時に視界を妨げる不具合を修正
D.Va
- 「ナノ・コーラ」スキンの一部の発光エフェクトが表示されない不具合を修正
- ヒーロー・ギャラリーで「MEKA起動」のハイライト・イントロが正しく表示されない不具合を修正
ハンゾー
- エモート使用中に「嵐ノ弓」の照準が表示される不具合を修正
メイ
- 「ブリザード」を天井の低いエリアで使用すると敵が凍結しない不具合を修正
ラインハルト
- 「アース・シャター」使用後にプレイヤーの照準が上を向く不具合を修正
- ノックバックを受けて空中に浮いている最中に「アース・シャター」を使用すると、「アース・シャター」のアニメーションが再生される不具合を修正
ソンブラ
- 「トランズロケーター」でテレポートすると、向いている方向が変わる不具合を修正
シンメトラ
- タレット設置時に誤ったボイスが再生される不具合を修正
トールビョーン
- ビクトリー・ポーズ「メダル」でメダルが表示されない不具合を修正
ザリア
- エモート使用中に「パーティクル・キャノン」の照準が表示される不具合を修正
マップ
BUSAN
- DOWNTOWNで、本来入れない屋上エリアに上がれる不具合を修正
- MEKA BASEで、ガラス窓にスプレーが表示されない不具合を修正
VOLSKAYA INDUSTRIES
- 移動するプラットフォーム上からポイントに着地すると、目標の確保ができない不具合を修正
ゲーム・ブラウザーとカスタム・ゲーム
デスマッチ
- 自滅によってスコアが逆転した時に、味方チームの劣勢/優勢を伝えるボイスが再生されない不具合を修正
対AI
- 観戦用スロットが満員のプレイヤー対AI戦を観戦しようとした時に、参加不可のエラーメッセージが正しく表示されない不具合を修正
冒頭の開発アップデート動画ではイベント「ジャンケンシュタインの逆襲」の予告も行われています。果たして怪物の花嫁とは一体誰なのでしょうか?
『Overwatch(オーバーウォッチ)』は絶賛発売中で、対象機種はPS4 / PC / Nintendo Switch。
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Source: Blizzard
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