eスポーツトップランナー: Rascal Jester Wesker 選手に聞く、パフォーマンス向上術とPUBG攻略法

eスポーツトップランナー: Rascal Jester Wesker 選手に聞く、パフォーマンス向上術とPUBG攻略法

プロゲーミングチーム Rascal Jester の PUBG 部門に所属する Wesker 選手に、『PUBG』の魅力や勝利するための秘訣などをインタビューさせていただきました。

自己紹介をお願い致します。

Wesker選手:Rascal Jester PUBG 部門所属の Wesker です。FPS 歴は 6 年弱で、現在『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(以下 PUBG)』のリーグに参加しています。初めてゲームをプレイしたのは中学生くらいで、オンラインでババ抜きなどをプレイしていました。その後、無料 FPS ゲームを最初にプレイしたのがきっかけです。

当時のパソコンは低スペックでしたので、最低動作スペックが低いゲームをまんべんなくプレイしていました。本格的にプレイしだしたのが、その無料 FPS の新しいバージョンが発売されてからです。まだ低スペックのパソコンを使用していたので、パソコンを購入しようと考えました。貯めたアルバイト代で当時最新のグラフィックスカードを搭載したパソコンを購入し、本格的にプレイし始めました。

低スペックのパソコンを使用してプレイした時の K/D レート は 0.8 と低かったですが、新しいパソコンでプレイした途端 1.5 くらいまで上がりました。各段にプレイがしやすくなり、世界が変わりました。

K/D レート(相手を Kill した回数と自分が Death した回数を割って数値化したもの)

最初にパソコンゲームをプレイしようと思ったきっかけを教えてくれませんか?

Wesker選手:親が MMORPG をプレイしているのを見ていて、パソコンゲームはすごく面白そうだと思っていました。ただ、実際にプレイしてみると自分はコツコツレベルを上げていく MMORPG 系のゲームが苦手でした。相手とすぐに戦えるシューティングゲームをプレイしてみたいと思い、無料 FPS ゲームをプレイしたのがきっかけです。

プロゲーマーになったきっかけを教えてくれませんか?

Wesker選手:プロゲーマーになる前に『PUBG』のゲーム配信をしていました。視聴者から「上手い」というコメントを頂きました。そこからチーム募集をしているという情報を頂き、トライアウトを受けるという流れになりました。チームでプレイするからには、強い人たちと一緒に練習して勝ちに行きたい。ゲーミングチームに所属すれば、同じ志を持ったプレイヤーが集まっているのではないかと思い、応募に踏み切りました。トライアウトを受けて合格し、正式にプロゲーミングチームに入団できることになりました。

他のバトルロイヤル系ゲームはプレイされていましたか?

Wesker選手:はい、プレイしていました。元々 FPS ゲームをプレイしていた時は、自分のアサルトライフルの射撃能力は高いほうではなく、スナイパーライフルをメインで使用していました。しかし、バトルロイヤル系ゲームだとなぜかアサルトライフルの命中率が非常に高かったです。『PUBG』が発売された初日にプレイした時も、16 Kill でドン勝することができました。その時に『PUBG』は自分に向いていると感じました。

バトルロイヤル系ゲームの魅力を教えてくれませんか?

Wesker選手:『PUBG』が面白いと感じたところは、100 人の中から 1 番になれるという部分でした。1 位というのが明確に出るゲームが今まではあまりなかったので、とても魅了的でした。従来の FPS ゲームだと、やりこんでいくうちに戦術がパターン化されていきます。マップも固定されていて 5 対 5 という人数でひたすら戦います。

しかし『PUBG』は最大 100 人でプレイできるゲームで、5 対 5 でプレイするゲームよりも戦略パターンがとても多いです。チーム内で反省するときも、反省点に対して明確な答えがありません。それはそれでとても面白いと思っています。対戦相手チームを活かした戦い方など、戦術は考えれば考えるほど生まれるゲームです。そこがバトルロイヤル系ゲームの魅力だと思います。

バトルロイヤル系ゲームで安定して勝つコツがあれば教えてくれませんか?

Wesker選手:安全地帯はランダムですが、最初の拠点は安全地帯のなるべく中心からやや外れたところを狙うと良いと思います。中心に入りすぎると逆に囲まれてしまって動けなくなってしまいます。安全地帯の外側に居れば周りは見えますが、敵が安全地帯の中に密集してしまった場合、こちらから中に入っていけなくなります。ですので、なるべく安全地帯の中心から少し外れた部分を序盤の拠点とすることが多いです。

敵チームの数は多いので、中心地点を取る際に別チームとの対戦回数をいかに少なくできるかが重要になります。対戦回数が増えれば増えるほど、こちらのチーム人数が減ってしまう可能性は上がります。少ない対戦回数で良いポジションを取ることがすごく大事だと思います。

有利なポジションの定義などありますか?

Wesker選手:状況にもよりますが、自分の思う有利なポジションというのは次のポジションに移りやすい場所だと思っています。家でも山でも、それは変わりません。次に移る場所がしっかりと見えているポジションで、防衛がしっかりと出来る場所。後ろの敵もしっかりと倒せる場所が良いポジションと思います。

差を付けられるデバイスがあれば教えてくれませんか?

Wesker選手:マウスやキーボードは、自分に一番フィットしやすいものを選ぶと良いと思います。他のスポーツも手足を使ってプレイします。ゲームのデバイスも野球でいえばバットのようなものだと思っています。バットを振ると考えた時、プロの人はそれぞれこだわりがあると思います。自分の感覚でゲームのキャラクターを自在に動かせることがベストです。

グラフィックスカードは「GeForce GTX 1080 Ti」を使用しています。『PUBG』の最大フレームレート数は 240 FPS ですので、パソコンのスペックはとても大事だと思っています。

1 日の練習時間を教えてくれませんか?

Wesker選手:大体 10 時間ほどプレイしています。2 週間合計のプレイ時間は 140 時間を切ったことがありません。最近は逆にプレイしすぎなのではないかと思うようになりました。自分はやりこんで上手くなるタイプだと思っていました。それを一度変えてみようと思い、ゲームのプレイ時間を減らしてリラックスできる時間を作ってみたり、いろいろと試してみました。するとパフォーマンスが上がり、やはりリラックスできる時間を作ることは大事だと思いました。

他のゲームをプレイしてリラックスするということも試してみましたが、自分は感覚を一番大事にするタイプなので、他のゲームをプレイするとマウスの動かし方が変わってしまうことが分かりました。自分のプレイしているゲームは、しっかりとやり込まなければいけないと改めて思いました。練習はトレーニングモードでキャラクターの操作練習を 1 時間ほど行います。その後に的を撃つ射撃練習を 1 時間ほど行い、配信しながらパブリックサーバーでプレイします。韓国などの海外チームとも練習試合行っています。

配信のエンコーダーは何を使用していますか?

Wesker選手:「NVENC」を使用して配信しています。負荷が少なく、ゲームプレイにほとんど影響なく配信ができるので、とても重宝しています。今までパソコンに負荷がかかっていると感じていたものが「NVENC」に変更した途端、以前とは全く違うほど快適にプレイできるようになりました。

NVIDIA コントロールパネルの設定など変更しているものはありますか?

Wesker選手:「デジタルバイブランス」の値を変更しています。環境によっては画面の色が薄くなることがあるので「デジタルバイブランス」の値を上げて、色で敵を見分けやすくしています。特にバトルロイヤル系ゲームは、間違い探しのようなものだと思っています。ゲーム画面を全体的に見渡して、動いて見えたらその場所を注意して見る。色合いが薄いと見分けが付きにくい場合がありますので、自分は色合いを濃くしてプレイしています。

今後の活動と目標があれば教えてくれませんか?

Wesker選手:周りに認められるようなプレイヤーになりたいと思っています。目標は現在参加している国内リーグで総合 1 位を取ることです。そして海外で勝つことが目標です。チームメイトのことをより理解し、連携力を高め、不安要素を減らしていき、チームが行いたい動きをしっかりとできるようなチームに成れればと思っています。

最後にファンや読者にメッセージがあればお願いします。

Wesker選手:自分はファンの方達にすごく支えて頂いています。『PUBG』の海外大会に出場したとき、ドン勝を 1 度は取ることは出来ましたが結果として負けてしまいました。不甲斐ない思いで帰国したときも、温かい言葉で「次頑張って」といつも応援してくれますので、そういったファンの方たちのためにも勝ちたいと思っています。とても応援には助けられていて、モチベーションにもなっています。これからも応援よろしくお願いします。


『PUBG』で活躍するプロゲーマーの Wesker 選手にインタビューさせていただくことが出来ました。パソコンのスペックの重要性、安定して勝つコツ、配信のエンコーダーについて、そしてNVIDIA コントロールパネルの設定など聞くことが出来ました。プロゲーマーや配信者を目指している方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

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