4月5日より開催されていた『Battlefield V(バトルフィールド V)』のファイアストーム動画コンテストですが、このたび審査を経て受賞作品が決定しました。
バトルフィールドV ファイアストーム動画コンテスト
NVIDIAとのタイアップで行われた今回のコンテストは、「1080pの60fpsの高画質を、90~180秒で、バトルフィールドならではの「Firestorm」プレイ動画を魅せるというグラフィックの美しさを前面に押し出した企画内容。その賞品も企画に沿って最高峰のグラフィックスカード「RTX 2080Ti」を分隊部門の受賞者2名にそれぞれ4枚、ソロ動画部門の受賞者3名にそれぞれ1枚の合計11枚がプレゼントされます。
コンテスト受賞の栄冠に輝き、豪華賞品を見事手に入れた5本の作品を早速見ていきましょう。
分隊部門:受賞者2分隊
エントリー:DPSTV
最初の受賞作品はクラン[DPS]よりのエントリー。クラン分隊ならではの連携力を多角的な視点と音声チャットで表現した力作ですが、その上にも精確なスナイピングスキルなど個人個人の強さも魅せつけてくれました。トーチカから敵を燻り出すシーンもまさに戦場ならではと言えるものでしょう。
エントリー:Mokaki
次の受賞者はプレイヤーのMokaki氏。頼りになる仲間たちと勝利を次々と手にしていくテンポの良いモンタージュです。そして欠かせない茶目っ気たっぷりな兵器に増援要請!「Firestorm」分隊プレイの楽しさを存分につめこんだ作品でした。
ソロ部門:受賞者3名
エントリー:Dr Octet
ソロ部門最初の受賞者はDr Octet氏。開幕から小粋な演出で視聴者を笑わせにくる遊び心満タンの作品です。もちろんそれだけではなく、最後までBGMに合わせた編集を凝りぬいた、プレイヤーとしてだけではなく動画投稿者としてのこだわりも見て取れる、素晴らしい映像でした。
エントリー:DispyDoodle
次の受賞者はDispyDoodle氏。なんとエントリー条件と受賞賞品から無縁とも思われていたPS4版からの参戦です。銃剣、ガジェット、車両に破壊表現など、「Firestorm」ならではの短いクリップを詰め合わせた面白いモンタージュを届けてくれました。
エントリー:abrakadababra
- エントリー動画(※Youtubeで見つからなかったためRedditにリンク)
最後の受賞者はabrakadababra氏。MG42モンタージュかと思いきや、炎の壁にトラクター、最後は補給拠点を巡る攻防と葛藤など、こちらも「Firestorm」ならではの要素をつめこんだ映像作品でした。
以上5作品に心からの賛辞をお送りします、受賞おめでとうございます! 惜しくも受賞を逃した参加者皆様も、それぞれ素晴らしい映像作品の編集と投稿お疲れ様でした。
今後もイベントを継続
コンテストの進行を担当したEAコミュニティマネージャーのJeff Braddock氏によると、今回の応募作品はなんと2週間で800作品以上。ただし、コンテスト条件の「90~180秒の再生時間」という項目に当てはまらなかったため、失格となってしまった作品が少なくなかったようです。中には20~40秒前後の映像作品を複数投稿した参加者もおり、編集で繋げて一本として投稿すれば素晴らしいエントリーになっただろうと惜しまれるものも。
ただし、コンテストは今回に限らず今後も実施する予定で、以下のような企画を計画しているそうです。
- スクリーンショットコンテスト
- ToW「第4章」コンテスト
- シネマティックコンテスト
- ToW「第5章」コンテスト
「今後はルールを更に分かりやすく明記するよ、あと手元にはまだ140枚ぐらいビデオカードが残っているんだよね」とJeffさん。今回失格となってもぜひ次のコンテストでリベンジしてみてねと前向きな提案も。「でも次に投稿するときは、あまり放送できないような悪口や悪態を入れないように気をつけるんだぞ?それと、重ねていうが第三者所有のBGMもだめだ」と締めくくりました。
そして今回のコンテストのエントリーはYoutubeを利用して行われたものなので、他の参加作品もキーワードの「Battlefield V: Firestorm #OnlyinBattlefield #Firestorm Nvidia Contest」をYoutubeで検索すれば閲覧可能。受賞作以外にも面白いエントリーが沢山あるので、そちらもぜひご覧下さい。
なぜ日本は「おま国」なのか? 根深い法律問題
ただ、豪華賞品のコンテストが開催予定という良い知らせに対してあまり喜べない問題が日本にはあります。今回のコンテストに関しては、本記事を読んで初めて知ったという方も多いでしょう。それもそのはず、コンテストの対象国家に日本が含まれていなかったからです。
この件について進行担当のJeff氏に問い合わせてみたところ、このような返答が:
「一部の国家は地域法の存在で、懸賞イベントやコンテストに参加できないんだ。でも、今後も参加制限のあるイベントばかりというわけではないよ」
ご存知の方も多いでしょうが、「地域の法律」。そう、今までも日本でさまざまなジャンルのeスポーツ大会を巡り幾度か議論されてきた話題なのですが、多額な賞金(もしくは高価な賞品)が用意されているゲームコンテストを日本で開催するのは違法となる可能性が非常に高いのです。
ネックになっていると言われているのが「景品表示法」、「風俗営業法」、「賭博罪」の三要素ですが、今回特に引っかかるのは「景品表示法」。これは簡単に説明すると、「ゲーム製品を使ったコンテストの賞品で不当に顧客を釣る行為を防止するため、ゲーム発売元がコンテストを開くときは、ゲーム製品の価格の20倍もしくは10万円の価値を超える賞品を用意してはいけない」という法律。世界最強のグラボであるRTX 2080Tiは少なく見積もっても13万円の高級品、たった1枚でセーフラインをぶっちぎっています。
もちろん、「景品表示法」だけではなく他二つの法律にも抵触する可能性がある以上は、賞品額を下げたとしてもやすやすと日本でコンテストを開催できないのは確かです。それでも「日本を含めた全ての区域で開催できるイベントが出来るように頑張りたい」と前向きなコメントを残したEAのJeff氏。その願いが実る日が来るのを願いましょう。
『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
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Source:Reddit
コメント
コメント一覧 (2件)
やはり、おま国ってのはどんなことであろうと辛いな
これが、おま賞ってやつか…