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オーバーウォッチ:現環境の覇者、ゴーツ構成とは? 構成例と立ち回り・ゴーツ対策を紹介

オーバーウォッチ:現環境の覇者、GOATs構成とは? 構成例と立ち回りを紹介
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本記事では『Overwatch(オーバーウォッチ)』における戦術の一つGOATs(ゴーツ)構成の「構成例と各ヒーローの役割」と「構成単位での基本的な立ち回り」、「対策」について紹介しています。

ゴーツ構成は現環境のトップメタとも呼べる非常に強力な構成で、3タンク3サポートで構成されています。プロシーンで見かける機会も多く、最近のヒーロー調整はこの構成の抑制を目的に行われていると言っても過言ではないほどの影響力を持つ構成です。

CONTENTS

ゴーツ構成の例と各ヒーローの役割

GOATs構成


ゴーツ構成は以下の6名、ラインハルト、ザリア、D.Va、ブリギッテ、ルシオ、ゼニヤッタが基本となります。詳細とその理由を見ていきましょう。

ラインハルト


2000の耐久値を持つ《バリア・フィールド》の高い防御能力に加え、《ロケット・ハンマー》によるダメージディールが強力。1ヒットで75ダメージとアルティメット(ULT) 5%強チャージ、複数ヒットも狙えるので集団戦に持ち込む事ができれば凄まじい回転率で《アース・シャター》を発動することができます。もちろん敵の《アース・シャター》をブロックするなど要所要所での防御は必要ですが、GOATs構成に組み込む際は普段よりも攻撃的な運用が必要になります。

ザリア


局所的な瞬間火力に対して無類の強さを持つ《パーティクル・バリア》と《バリア・ショット》を持ち、被弾しやすいタンクで固めた構成故に《バリア・ショット》付与によって獲得できるエネルギー期待値が高く、《パーティクル・キャノン》を用いた火力にも期待しやすくなっています。ULT《グラビトン・サージ》の一掃能力は他のULTとは一線を画する性能で、味方のULT溜めに貢献可能と非常に高性能。最近弱化調整を受けたものの、まだまだ十分に選択肢となるヒーロー。

D.Va


上のタンク二人が苦手とする縦の動きや逃げを追う事ができるヒーロー。特殊な判定を持つ《ディフェンス・マトリックス》を使うことで、一時的に敵の射撃を無力化し集団戦序盤で人数差を付ける、敵のULTを完全に無力化するなど他のタンクには難しい芸当が可能。

自身のULT《自爆》は一発力に欠ける本構成において非常に重要な役割を持ち、シールドアビリティ持ちの敵ヒーロー排除後に《グラビトン・サージ》と合わせたり、敵陣後方にメックを飛ばして防御している所に《アース・シャター》を狙うなどの連携は、対処が難しく抜群の破壊力を発揮します。

ブリギッテ


前線に出て働く異色のサポートヒーロー。フレイルを用いた攻撃が回復アビリティである《インスパイア》のトリガーとなっているので、タンクと一緒に前に出てダメージを与える事がサポートの本分である回復にも繋がります。

《ロケット・フレイル》による与ダメージは35と決して高くは無いものの、振りが早く《ロケット・ハンマー》2発では落とせない200族に対して同時に攻撃することで2発分の時間でのキルが可能になります。また《シールド・バッシュ》が持つ突破力と自衛力には目を見張るものがあり、ゴーツ構成を生み出しただけの力を持っています。

ルシオ


タンクが持つそもそも被弾しやすさに加えて、攻撃に参加する機会の多さから《クロスフェード》の常時回復が有効に機能しやすく、不利になりがちな中~遠距離にかかる時間を短縮する、逃げる敵を追うなど、必要に応じた速度バフで不足気味の機動力を補うことができます。ULT《サウンド・バリア》はカウンターとしての使用の他、攻めの起点作りとしても優秀。味方の攻撃への参加を促し、キルやULTのチャージを加速させることができます。発動にモーションを挟むものの、効果範囲が広く少し離れたタンクへとっさの大回復としての使用も可能。

ゼニヤッタ


瞬間火力に乏しい構成なので《不和のオーブ》を使い被ダメージUPや誰を狙うのかを明確にする重要なポジション。上の2人が基本的に常時範囲回復を行ってくれるので、被弾しやすそうなタンクorサポートヒーローに《調和のオーブ》を付与しておけばそれほど忙しく付け替える必要はありません。《不和のオーブ》+《破壊のオーブ》(ヘッドショット)で、距離を問わず120ダメージを出せるので、こちらでしっかりと貢献していきましょう。

ULT《心頭滅却》はルシオの《サウンド・バリア》同様敵のULTに対するカウンターとして使用でき、サブヒーラー×3の弱点である瞬間回復力の低さを補う目的で使用することで、より粘り強く戦闘を行う事が可能になります。

ゴーツが強い理由

展開や好みによってゼニヤッタorルシオをメインヒーラーに変える場合もありますが、一般にGOATs構成と呼ばれるのはこの6ヒーローで構成される3タンク3サポート構成を指します。

アナやマーシーといったいわゆるメインヒーラーがいないゴーツ構成ですが、《インスパイア》《クロスフェード》で実質秒間30強の回復を常に受け続ける事が可能(ルシオ本人のみ秒間30未満)、《調和のオーブ》が付与されているヒーローは秒間60強とマーシーの《カデュケウス・スタッフ》を上回る十分な速度で回復を受け続ける事ができます。加えて《リペア・パック》や《アンプ・イット・アップ》、各種ULTを使うことで更に耐久力を高めることも可能なので、3タンク構成が持つそもそもの高い耐久力を更に強固なものとしています。

構成単位での基本的な立ち回り

耐久力にものを言わせて敵を飲み込む構成なので1にも2にもインファイト、各ヒーロー単体での瞬間火力はそれほど高くないため、狙いを絞って火力を集中させる事が大切です。特に、普段防御寄りの立ち回りになりがちなラインハルトも本構成では火力源として非常に重要なポジション、意識的に攻撃的な立ち回りに切り替える必要があります。

また、サポートヒーローも全員が回復と攻撃を同時に行えるヒーローなので、どちらかに偏ってしまうこと無く両分野での活躍が求められます。これらを生かしてバランス型の2:2:2構成とぶつかった場合、耐久力で勝るこちらが先に人数差有利を取りやすく、そのアドバンテージを生かして一人また一人と潰して行くのが基本的な勝ちパターンになります。

ULT《グラビトン・サージ》と《アース・シャター》が相手に対して与えるダメージは微量ですが、その分相手を拘束し通常アビリティや射撃での追撃が可能なので再チャージに一定のクールダウンが必要な発動者を除き、マルチキルを取りつつ味方のULTを溜める事ができます。これにより両ULTをウェーブ毎に交互に発動することも可能。もちろん両タンク以外のULT溜めにも貢献することができるので、カウンターで使いたい《心頭滅却》と《サウンド・バリア》が必要なときに無いという事も少なく、優勢を勝勢に変える《ラリー》の回転率上昇にも期待ができるなど、一度得た有利な流れを手放しにくいのもGOATs構成の強みです。

その分逆転能力に乏しい点には注意。と言っても《自爆》+《アース・シャター》or《グラビトン・サージ》があるのでまったくないというわけではありませんが、瞬間火力に優れた《自爆》を絡めた場合、上の様に味方のULTをチャージする事が難しくなります。

ゴーツ構成対策

Overwatch World league(OWL)での選出率からも分かるように練り上げられたGOATs構成への対抗は簡単なことではありませんが、GOATs構成と対戦する機会があった場合に相手チームが必ずしも十分な連携が取れているとは限らず、即席のGOATs構成が相手であれば付け入る隙は存在します。以下、そういった展開で活躍が望みやすいヒーローを紹介していきます。

ウィドウメイカーで抜く


スコープを利用した狙撃は距離減衰の影響を受け無いので射程に縛られる事がありません。機動力、耐久力共にに優れたヒーローはD.Vaしか組み込まれていないGOATs構成は遠距離からの攻撃に対して防戦一方になりやすく、遠距離からサポートヒーローを1撃で仕留める事ができます。

100%チャージのヘッドショットで300ものダメージを与える事ができますが、ヘッドショット倍率が2.5倍である恩恵なので基本ダメージは120止まり。射撃をシールドに阻まれると活躍し辛いので運用方法としては射線を警戒させるよりも隙を突いていく感じになります。

ハンゾーでまずは1キル


同じく距離減衰の影響を受けないスナイパーヒーロー。ウィドウメイカーに比べヘッドショット時のダメージ量で劣り、弾道に若干癖がありますが優秀な攻撃アビリティ《電光石火》やパッシブアビリティ《壁登り》を用いる事で、自由度の高い立ち回りが可能です。

もちろん単体選出でも活躍できますが対GOATs構成だけを見た場合、ウィドウメイカーと同時に選出し挟撃の形を作る事ができれば防御力、耐久力に優れたGOATs構成と言えど全てを防ぎ切ることは難しいです。100%チャージ時のヘッドショット時のダメージが250なので、アーマーを基礎ヘルスに組み込むブリギッテがフルヘルスの場合、追撃が必要な点に注意。

ファラで分断


横に距離を取る他のヒーローと異なり、縦に距離を取ることができるヒーロー。一定の高度を超えることで被ダメージをかなり抑える事ができます。《ロケット・ランチャー》の射撃レートがそれほど高くないので、サポート同士が回復し合う状態でのキルは難しいですが《コンカッシブ・ブラスト》で弾くことで《クロスフェード》《インスパイア》のエリア外に追いやる事ができます。

ただし、飛ぶことの出来るD.Vaやメイン射撃が距離減衰の影響を受けないゼニヤッタとルシオの攻撃は受けることがあるので、マーシーと一緒に飛び続けるいわゆるファラマ(ファラ + マーシー)の形が理想的。《カデュケウス・スタッフ》での火力バフがあれば《ロケット・ランチャー》直撃ダメージが156にまで上昇するので回復エリア内でのキルも視野に入ります。

これら3ヒーローを組み込むことで遠距離からサポートヒーローを落としジリ貧にさせる、回復速度の遅さを突いてタンクに集中攻撃などが比較的簡単な対策だと思います。対策となる理由は簡単ですが、どのヒーローも扱うのがそれなりに難しく、腕前が追いついていないと目標への干渉能力の低さも相まって、他のヒーローを選出したほうが良い事になりかねないので気をつけてください。

ソンブラはどうなの?


ソンブラもGOAT対策として有効な場合もあり、敵の構成を問わず《EMP》を使用し強引に崩しの起点とする事ができます。立ち回りでの《ハック》は、守れるヒーロー、回復できるヒーローが複数存在するので決定打となりにくく、《シールド・バッシュ》の存在によって向かうリスクも高め。ただしパーティでのプレイ際には、《ハック》後に火力を集中させる事が容易なのでこの限りではありません。

リーパーはどうなの?

一般的にアンチタンクとされるリーパーへの耐性は3タンク構成ながら意外と高め。1on1であれば《ザ・リーピング》で回復して強引に押し切ることができますが、集団戦になると話は別で《シールド・バッシュ》でスタンした所に集中攻撃を受けてしまうと250ヘルスが一瞬で溶けてしまいます。

また、防御アビリティが豊富なGOATs構成に対して《ザ・リーピング》は発動が困難。特に《ディフェンス・マトリックス》は前に防御判定が伸びるので、味方を覆うように展開されてしまうと誰にもダメージを与えられず回復もできません。ULT《デス・ブロッサム》も《ディフェンス・マトリックス》での吸収や《バリア・フィールド》で防御が可能であり、《シールド・バッシュ》での強制終了や2種のカウンターULT、など多くの対策からの選択が可能。そもそも《デス・ブロッサム》のみでは最大で510ダメージなのでタンクヒーローはそう簡単にキルできません。単独行動を取るタンクがいる場合は活躍の機会もありますが、タンクが多いという理由だけでの選出はおすすめできません

まとめ

以上がGOATs構成の簡単な紹介になります。ソロプレイの場合は、押し引きのタイミングや標的を味方と合わせるのが難しいですが、それ以上に鬼門となるのが人気ロールであるダメージヒーローを含まず構成を完成させる事だと思います。また、試合にメリハリが出にくいので、プレイ・観戦共に好き嫌いがハッキリ分かれる構成でもあります。

最近になってこそ、各ヒーローの調整やバティストの実装などの成果でバンカー構成などが台頭してきましたが、まだまだ強力な構成であることに違いはありません。割とメジャーなヒーローで構築されているので、どのヒーローも使えないという方は少なく意識の切り替えさえできれば実践投入のハードルは比較的低めです。2:2:2構成とは違った試合作りをしてみたい方や環境トップの強さを体験してみたい方は是非試してみてくださ。

バンカー構成解説オーバーウォッチ:最近流行りのバンカー構成とは? 構成例と立ち回り、バンカー対策を紹介

『Overwatch(オーバーウォッチ)』は絶賛発売中で、対象機種はPS4 / PC / Nintendo Switch。

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オーバーウォッチ:現環境の覇者、GOATs構成とは? 構成例と立ち回りを紹介

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コメント

コメント一覧 (9件)

  • apexのバンガロールやジブラルタルのultでぶちこみたくなるわぁ・・・

  • 派生型としてラインハルトをウィンストンに変えゼニヤッタを優先的に倒す構成のダイブゴーツ
    コントロールではD.vaをメイに変えてのアイスウォールを使い前衛と後衛を遮断する構成もあります

    • ご指摘ありがとうございます。説明不足でしたが、ここで想定しているGOATs構成はソロプレイヤー同士の即席(十分に連携が取れていない)状態となっており、最低限集団で動くGOATs構成に対して、連携を取れない状態でも単独で仕事を完結させやすく、射程距離という明確なアドバンテージを持つスナイパーヒーローを評価しています。確かにスナイパー環境に対抗するべく生まれたGOATs構成に対して本来スナイパーヒーローは機能し難く、GOATs構成に対して明確に有利なのは「より連携の取れた」GOATs構成と言うしか無いのが現状です。今後の参考とさせていただきます。

  • スナイパー対策としてゴーツ編成が主流になってる(なってた)のに何故対策がスナイパーなのか、、、

  • 腕前次第じゃ対策が対策にならん時もあるけどな
    goatsに限らず

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