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プレス向けに公開されたミッションに存在した「ムナクソ」シーン
以前、プレス向けに公開された2つのミッションでは反抗勢力である「Rebel Figthers」の指揮官であるファラとして、プレイヤーはフラッシュバックを体験しながら、幼少時代の出来事によって彼女がどのように人生を変えられ、どのように反抗勢力となっていくかが描かれていたとのこと。 その中で、ファラと彼女の兄弟が身を隠しながら移動をしている際に、ロシア兵が神経ガスによって動けない一般人にとどめを刺す音を耳にしたり、上官が「若いのが好きだから」という理由で女性や子供を取り押さえるといった、心地よいとは決して言えない「ムナクソ」シーンも登場していたようです。 しかし海外メディアの Kotaku によると、開催中の E3 2019 にて Activision の広報から聞いた話では、そのシーンはすでに削除されており、それを伏線としていたその後シーンも削除されているとのこと。どうやら Activision と Infinity Ward は戦争を描くキャンペーンの特定の要素、特に「胸糞が悪くなる」ようなシーンをどこまで届けるかを模索しているようです。どこまで戦争のリアリティを追求するのか?
Kotaku は 前述の「若いのが好きだから」の一連の流れについて、キャンペーンゲームプレイディレクターの Jacob Minkoff氏 に直撃。その中で彼は下記のように語ったとのこと。 「戦争の現実の一面として、不快な出来事に遭遇する人々が挙げられる。そしてそれはゲームにも存在する。ネタバレをしないように努めているが、戦争で実際に一部の人が遭遇してしまう“現実”を避けることはしたくない」 「そういった"現実"の一部はストーリーでも触れられている。今語れることは、様々なケースにおいて相談できるコンサルタントが存在しているということだけだ」 どうやら究極のリアリティを追求している Infinity Ward は、戦争の現実を描くためにかなり過激なシーンにおいてギリギリの境界線を攻めているように思えます。その表現が可能なかぎり問題を生まないように、コンサルタントも雇い万全を喫しているようです。これは、実際に E3 2019 でもプレス向けのクローズドな環境でしかキャンペーンのゲームプレイが公開されていないという事実とも結びついているのかもしれません。 「プレイテスターが泣く」という事態(関連記事)まで発生していることが伝えられた『CoD:MW』のシングルプレイヤーキャンペーンですが、世界最高峰のAAAタイトルには似つかわしくないほど、戦争のリアリティーという意味でギリギリの境界線を攻める問題作になりえるのかもしれません。 https://fpsjp.net/archives/332274 なおのことキャンペーンのゲームプレイ映像が気になるところですが、Infinity Ward は「準備ができたら」ゲームプレイを公開するとだけ語っています。Infinity Ward が攻めに攻めたキャンペーンに大いに期待しましょう。 『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア(CoD:MW)』の発売日は2019年10月25日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC(Battle.net)。Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Kotaku
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