『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』に登場する武器アタッチメントの「サプレッサー」には、音が小さくなるなどの効果がある代わりにダメージが減少することは、シージプレイヤーなら誰でもご存じかと思います。しかし海外からシージの検証動画をアップロードしているRogue-9氏によれば、実はこの「ダメージ減少」の効果は武器によって大きく異なっているそうです。
「R6祭」ジャパンリーグ決勝戦のハイライト
3月15日にベルサール高田馬場で開催された「R6祭」では、「ALIENWARE ジャパンリーグ」の決勝戦としてCYCLOPS Athlete Gamingと野良連合NRGのBo3が行われました。
このとき一部で話題になったのが、CAGのgatorada選手がピックしたAsh(アッシュ)のこと。R4-Cにサプレッサーとレーザーサイトがついていました。サプレッサーといえば「ダメージが下がるので、なんとなく弱いアタッチメント」というイメージを抱いている方が多いと思われます。実際シージのゲーム性では数ダメージの差がラウンドの勝敗すら分けかねないため、ダメージが下がるのは可能な限り避けたいデメリットです。
R6祭 レインボーシックス フェスティバル
「gatorada+Ash+R4-C+サプレッサー+レーザーサイト」という組み合わせは、CAGがチームとしてどう判断した結果なのは、作戦に関わることなので表には出てこないでしょう。しかし結果的に第9ラウンドでは、この組み合わせを使ったgatorada選手が、決勝戦でも白眉と言える活躍を見せたことは事実です。果たしてこの組み合わせは「アリ」なのでしょうか。
ゲーム内の数字は嘘なのか?
シージのゲーム内では、サプレッサーを装着すると具体的にどれくらいダメージが減るのか一目で分かるようになっています。
たとえばR4-Cの場合は、ダメージが「39から33に減少」するのだと分かります。多くのプレイヤーがこの減少後ダメージに3や4をかけて、「最低何発で敵を倒せるか」を計算し、その武器にサプレッサーをつけるかどうか判断していると思います。
ところが、シージの仕様を検証する熱心さについては頭一つ抜けているRogue-9氏(@RogueN9)と彼のチームが2月末ごろに徹底的に調査した結果、これらの数字はほとんど間違っていることが判明しています。具体的には、サプレッサーがつけられる78種類の武器のうち、ゲーム内に表記されている通りにダメージが減少している武器はたったの9種類。残り69種類は間違っています。
Suppressor Damage Has Changed A LOT! - Rainbow Six Siege
R4-Cにサプレッサーはアリ
Rogue-9氏はこちらのスプレッドシートで、サプレッサーをつけられる全武器のダメージ変化に関する表を無料公開しています。数字はすべて「オペレーション・ヴォイドエッジ」開始時の最新のものになっています。
この表によると、相手のアーマーや距離を考慮しない場合のR4-Cの最大ダメージは「39から33に減少」ではなく、実際は「36」とのこと。33ダメージが3発では最大99ダメージなので敵を負傷状態にすらできないのに対し、36ダメージなら3発当てれば108ダメージです。この違いは大きいでしょう。
逆にVigil(ヴィジル)のK1Aは、ゲーム画面では最大ダメージが「36から30に減少」とありますが、本当は最大でも「24ダメージ」と、約33パーセントも落ちています。このように、サプレッサーをつけた場合の最大ダメージと最小ダメージの減少率は、実際のところ武器によってまったく異なっており、今後はこちらの表も参考にした方がよさそうです。
この表にはダメージ量だけでなく、サプレッサーをつけたことで敵をキルまたは負傷させるまでに必要な弾数が何発増えるか(あるいは増えないか)も、相手のアーマーレベルごとに一覧化されています。
サプレッサーおすすめ武器
Rogue-9氏は、サプレッサーをつけるかどうか判断するには、ダメージ量だけでなくリコイルも考慮することを勧めています。プロ選手はともかく、元からリコイル制御の難しい武器にサプレッサーをつけるのは良いアイデアではないそうです。
それらを考慮したうえで、サプレッサーをつけてもよさそうな武器を動画の中で紹介しています。
- Mk 14 EBR: Dokkaebi(トッケビ)のメインウェポン
- ダメージ減少は「60から56」と小さく、リコイルコントロールもしやすい
- MP7: Bandit(バンディット)のメインウェポン
- ダメージ減少は「32から29」で、リコイルも大して変化しない
- ARX200: Nomad(ノーマッド)とIana(イアナ)のメインウェポン
- ダメージ減少は「47から44」と、パーセンテージでは最小。威力、リコイルともに扱いやすい
- F2: Twitch(トゥイッチ)のメインウェポン
- リコイルは増えたとはいえ、「まずまず」の扱いやすさ
- AUG A2: IQ(アイキュー)とWamai(ワマイ)のメインウェポン
- AR33: Thatcher(サッチャー)のメインウォポン
- むしろサプレッサーがおすすめ
武器やアタッチメントの使用感の微妙な変化については、パッチノートに書かれていない項目として毎シーズン議論の対象になっています。皆さんも過去の体験にこだわらず、始まったばかりの新シーズンでもさまざまなアタッチメントの組み合わせを試してみてください。ひょっとしたらまだ誰も気づいてない強武器を発見できるかもしれません。
https://fpsjp.net/archives/353221
https://fpsjp.net/archives/353218
『レインボーシックス シージ』の発売日は2015年12月10日で、対象機種はPS4、Xbox One、PC。
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コメント
コメント一覧 (7件)
どっちかと言うと距離減衰の概念あるからあくまでもサプレッサーの減衰は「武器種ごとの特定距離でのダメージ」じゃないの?
K1Aの最大ダメージ表記がサプありで30なのに対し実際の最大ダメが24なのでそれはないですね
それよな、距離によって変わるから人によってはサプつけると激弱に感じるから
スプレッドシートの中の最低威力と合わせて確認したほうが絶対にいいと思うんだけど
何を言われようとも、結局アングルフラハイになっちゃうんだよなぁ
装弾数以外信じたら駄目
バレルのアタッチメントも武器によってはフラハイの方がフルオートで撃ったときの反動小さかったりするしゲーム内の説明全く当てにならないな
メインウォポン