ライアットゲームズの超能力×タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』にパッチ1.04が実装されます。合わせてパッチノートも公開され、ヴァイパーの強化など4人のエージェントに調整が加えられました。
ヴァイパー
公開されたパッチノート1.04によると、前々回パッチ1.02から、デバフ能力者としてのヴァイパーにさらに大きな強化が入っています。
ヴァイパーズピット
- アルティメットのスモーク外に出てからスモークが消えるまでの時間を5秒から12秒に延長
- アビリティーキーを長押しで、アルティメットを早く終了できるように
- 「ヴァイパーズピット」内の敵はミニマップがぼやけ、ミニマップ上で相手の位置が仲間に伝わらないように
- ヴァイパーの視界がスモークで悪化中、視認範囲ギリギリにいる敵の赤い輝きがより明るく表示されるように
スモークが消えるまでの時間が12秒と、倍以上になった「ヴァイパーズピット」。他の変更点も合わせて、これらが実際のプレイにどのような影響を与えるか今から気になるところです。
ライアット公式によれば「新たな興味深い心理戦を行えるようになり、敵に戦術的なプレッシャーを与えられるようになる」とあり、以下の「衰弱」の強化や燃料ゲージの調整も合わせると、より知的に相手にプレッシャーを与えていく役回りに期待がもてます。
衰弱
- あらゆるソースから敵が受ける「衰弱」の毎秒効果が10から15に増加
- 敵がヴァイパーのスモークを出てから2.5秒間は「衰弱」が持続し、その後徐々に解除されていくように
燃料
- 「ポイズンクラウド」と「トキシックスクリーン」を同時に発動しても、どちらか1つ分の燃料しか消費しないように
前回のヴァイパーへの変更については以下の記事をご覧ください。
レイズ
ショーストッパー
- ショーストッパーの発動に必要なULTポイントが6から7に増加
ブリムストーン
オービタルストライク
- オービタルストライクの発動に必要なULTポイントが6から7に増加
レイズのULT同様、敵にリアクションを強要するのに便利だったアビリティですが、必要ポイント増加という形でやや使いにくく調整されました。
スティムビーコン
- スティムビーコンが敵にバフを与えなくなり、また敵には効果範囲が表示されないように
「味方をバフするが使い方を間違えると敵もバフされる」という二面性を持っていたビーコンですが、そのデメリットに対して使用度が低かったのか、デメリット部分が削除されて使いやすくなりました。
ブリムストーンの装備の精細度
- 「考えてみれば、FPSでは自分の腕を見ている時間が非常に長く、常に眺めていると言ってもいいほどです。私たちは正式リリース前に、ブリムストーンの装備の精細度を向上させてゲームの全体的な品質に一致させるつもりでした。今回ついに、それを行いました──ぜひご覧ください!」
「精細度」はパッチノート原文ではFidelityとなっており、グラフィックの改善を指しているものと思われます。
サイファー
- 購入フェーズ中にサイバーケージを拾えるように
サイファーについては、強化・弱体化というよりプレイ体験の改善と思われます。
クラシック
- 走りながら右クリックした際の射撃精度低下が意図したよりも大きくなっていた不具合を修正
- 駆け足時に1.5の射撃精度低下のペナルティが追加されていました。これはピストルにおける全般的な走行エラーカーブを参照していたからです
- ジャンプに射撃精度低下のペナルティが適用されていなかった不具合を修正
- 駆け足時の拡散率を3.4から2.1に変更
- 主にバグ修正です
- ジャンプ時の拡散率を1.9から2.3に変更
- 歩行時の拡散率を1.9から1.95に変更
- しゃがみ時または静止時に10%の射撃精度ボーナスを追加
- しゃがめば射撃精度ボーナスが得られるというシステムに一貫性を感じられるようにすることが狙いです
ハンドガンのクラシックが、武器の挙動に一貫性をもたせる目的で調整されました。いずれもわずかな数値の調整に見えますが、実際の使用感の変化が気になるところです。
その他の変更
HUDとUI
- ステータスを比較しやすいように、ラウンド開始前のショップにおける武器ステータスのテキストボックスを図表に置き換えました
利便性のアップデート
- ミニマップにおける観戦者の視界コーンがチームごとに色分けされるように
エルダーフレイム スキン
?エルダーフレイムスキンセット?
販売は7月22日まで pic.twitter.com/q06tFMFb47— VALORANT // JAPAN (@VALORANTjp) July 21, 2020
- エルダーフレイム オペレーターの装備アニメーションのボリュームを調整
- オペレーターを何度も装備し直すと、ボリュームが固定されていた不具合を修正
- フレーバー的な効果音が敵の足音より小さくなるように
- 具体的には、敵の足音がゲームプレイにとって重要ではないスキンの効果音(炎のシュッという音やドラゴンの咆哮など)のボリュームを常に低下させるようになります。
- レベル1とレベル2のエルダーフレイム近接武器を調べるアニメーションに効果音を追加
リアルなドラゴンに変形し独特のエフェクトを放つ「エルダーフレイムスキンセット」。販売は7月22日まで。恐らく今後も新たに変形スキンが発売されることが予想されますが、その第1弾として後に貴重なアイテムになるでしょう。
パフォーマンスの改善
- 銃を拾うときのターゲット指定とセージのアルティメットのターゲット指定を味方キャラクターのハイライトと統合して、VRAM使用量とGPUの負荷を軽減
- 小規模なレンダリングパフォーマンスの修正
不具合修正
- レイナが「ソウルオーブ」を有効化して回復効果を維持するのに、「ソウルオーブ」を見る必要があった不具合を修正。パッチ1.02時の挙動と一致するように
- プレイヤーのカメラがブリムストーンのスモーク上部周辺にあるときに、ワンウェイスモーク(一方的に相手を見ることができるスモーク)になっていた不具合を修正
- ブリーチの「アフターショック」を複数のキャラクターに当てた際、すべてのキャラクターにダメージが適切に適用されていなかった不具合を修正
- ソーヴァのドローンが最大高度に達したときに揺れが発生していた不具合を修正
- 歩行時にマーシャルの射撃精度が低下していなかった不具合を修正
- ジェットのダッシュをプレイヤーが使用したときなど、一部の透光性エフェクトが1フレーム遅れていた不具合を修正
- 一部のAMD製GPUでMSAAを使用しているとき、および一部のIntel製GPUで味方のハイライトが表示されなかった不具合を修正
- 特定の解像度とアスペクト比の組み合わせでプレイした場合、読み込み画面が画面全体を覆っていなかった不具合を修正
- 光過敏症警告画面の文章を短縮
- プレビューしていたスキンバリエーションを購入すると、「装備する」ボタンがグレーのままになっていた不具合を修正
- ブリムストーンの経歴の誤字を修正(mooonlimesさんのご報告に感謝です)
8月にはACT2がスタート
ヴァイパーのデバフ効果に大幅な強化が入った今回のパッチ1.04にどのような感想を抱かれたでしょうか?思うところがあればぜひコメント欄にお寄せください。
また8月からは2カ月に一度のアップデートとして新ACTがスタート。どのようなコンテンツが追加されるか全体像は不明ながら、新しいエージェントが1名登場することが明言されています。
7月26日にEAA!!でエンジョイ・カップ開催
リリースからまだ2カ月も経っていないにも関わらず、ますます盛り上がりを見せる『VALORANT』。EAA!!でも7月26日(日)に、個人で参加できるエンジョイ・カップの開催を予定しています。優勝チームの5名にはAmazonギフト券1000円分をプレゼント。詳しくは以下のページをご覧ください。
無料FPS『VALORANT(ヴァロラント)』の発売日は2020年6月2日で、対象機種はPC(Riot Games)。
Source: VALORANT OFFICIAL
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