本日2020年9月5日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』のライブサーバーでテスト環境「エクスペリメンタル」を実施。今回のエクスペリメンタルではヒーロー調整に加え、ショットガンの仕様変更がテストされています。
全般調整(エクスペリメンタル)
今回のエクスペリメンタルは、2/2/2のロールキュールールでプレイ可能。エクスペリメンタルでの変更点は本モード限定で、クイック・プレイ、ライバル・プレイ、アーケードへの影響はありません。
- 以下のヒーローの散弾にランダムな回転を適用しないよう変更
- アッシュ
- ドゥームフィスト
- D.Va
- リーパー
- ロードホッグ
- トールビョーン
散弾を用いた射撃のダメージムラが減少、感覚と実際の与ダメージとのズレが小さくなり、より安定したダメージディールが可能になります。
この調整については文章で説明するよりも以下の画像を見てもらった方がわかりやすいと思います。
弾痕比較:リーパー & ロードホッグ
リーパーとロードホッグのメイン射撃をそれぞれ1マガジン分撃った場合の弾痕比較です。
ヒーロー調整(エクスペリメンタル)
ロードホッグ(弱体化)
- "スクラップ・ガン"
- 弾丸1発あたりのダメージを7から6に減少(1ショットあたり175ダメージから150ダメージに減少)
ロードホッグを一気に環境トップにまで押し上げた強化調整の取り消しがテストされています。この調整の結果ロードホッグ単体で見た場合、強化調整と同時に施された射撃レートの低下とマガジンサイズの縮小の弱体化のみが残ることになります。
開発からのコメントでは、先述のショットガンの仕様変更と合わせ"チェイン・フック"を使用した連携には現在と同様に信頼性を保たせつつ、現在のライブ環境ような「タンクを始めとした高耐久ヒーローに対しても機能する」という状況を避ける目的の調整と説明されています。
トールビョーン(バランス調整)
- "リベット・ガン"(サブ射撃)
- リカバリー時間を0.6秒から0.8秒に延長
- 弾丸1発あたりのダメージを10.5から12.5に増加(1ショットあたり105から125ダメージに増加)
ロードホッグ中心の環境になった結果、バリアアビリティが減少し、敵全体が散る展開が増加、前回の調整ではウィドウメイカーが弱体化されるなど追い風気味の調整が続いていたトールビョーンでしたが、ここに来て強化とも弱体化とも取れる調整。
簡単にまとめると1ショットあたりのダメージは増加した反面、射撃レートやダメージレートの面では弱体化となります。
射撃レートの低下に関しては必要に応じて"オーバーロード"である程度カバーすることが可能("オーバーロード"中の射撃回数は、1ショット分減少)。
ロードホッグと同じく、ショットガンの仕様変更の対象ヒーローなので、1ショットあたりの実践的な与ダメージ性能は安定すると予想されます。また、この調整によって全弾ヘッドショット時のダメージ量が210から250ダメージとなっているので、理論上250族までの1ショットキルが可能になります。
今回の調整傾向
現在、非常に高いピック率を誇るロードホッグに弱体化がテストされています。ショットガンの仕様変更が実践に与える影響を現段階で予想することは難しいですが、開発のコメントを見る限り強化と考えて良さそうなので、ダメージUPの強化調整以前と比べて200族や250族に対するプレッシャーは上昇し、タンクなどに対しては射撃レートの低下やマガジンサイズの縮小の点から若干低下したと見て良さそうです。
また、ロードホッグの強化調整から1つ調整を挟んでのエクスペリメンタル調整ということで、環境全体の与ダメージ低下や回復能力の低下などとの兼ね合いがどのようになってくるのかにも注目です。
さらに、今回ショットガンの仕様変更のみを受けたヒーローである、リーパーやドゥームフィスト、D.Va(アッシュは用途の若干異なる"コーチ・ガン"が対象なので除外)に関しても、選出率がどのように変化してくるのか気になるところです。
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Source: Overwatch
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