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SSDより5倍早いRAMディスクを検証!50万円超えハイスペックPC「Sengoku Gaming さく8さんモデル」 [PR]

レビュー:動画制作やマルチタスクに超特化の“ストリーマー向け”ハイエンドPC「Sengoku Gaming さく8さんモデル」デビューへ[PR] アイキャッチ
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ゲーム・イズ・ライフ。前回は放送・録画・エンコードを行いつつ最高画質でAAAのFPSをプレイという過酷なテストを耐えきったハイスペックゲーミングマシン「Sengoku Gaming さく8さんモデル」。今回はおまけとして、64GBもの大容量RAMで普通のPCには絶対できないことにチャレンジしていきます。

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M.2 SSDの5倍早いRAMディスク

今回「Sengoku Gaming さく8さんモデル」に行ってもらうRAMディスクチャレンジですが、「SSDより5倍も早いだって?そんなの聞いたことがないぞ!」というゲーマーの皆さんのために、RAMディスクとストレージ全般の簡単な説明から入ります。

パソコンの各ソフトウェアは、普段はHDDやSSDといったストレージに保存されていますが、起動中は常にCPUとやり取りを続けるため、よりCPUに近くハイスピードな場所に内容の一部が展開されます。その場所がRAMです。

レビュー:“ストリーマー向け”ハイエンドPC「Sengoku Gaming さく8さんモデル」第4弾〜SSDの5倍早い、RAMディスクをテスト〜 [PR]

ただしRAMは高速な代わりに、電源を切ったら中身は消えてしまいます。ゲームソフトをインストールしたとしても、パソコンを再起動する度にダウンロードから設定変更まで1からやり直すのはさすがに面倒。ゲームを遊ぼうとするたびにまずMODを入れる作業で数時間もかかるのは『Skyrim』で十分です

そんな情報保存の問題はまだいろいろなソフトで解決できるのですが、他には容量が足りないのも問題です。100GB弱もの容量が当たり前になってきた昨今のAAA級ゲーム、中でも『Call of Duty: Modern Warfare』は200GBにも及ぶ容量を要求します。一般的なRAMではどうしても足りません、それこそクリエイター向けの特製ハイスペックマシンでもなければ。

ということで、改めてRAMパワーが64GBもある「Sengoku Gaming さく8さんモデル」を見ていきましょう。

Sengoku Gaming さく8さんモデル 概要

  • どんな機種?:さく8さんとコラボした高機能ゲーミングPC
  • 立ち位置は?:ゲーム配信者に最適な、動画制作やマルチタスクに特化
  • 価格は?:547,800円(税込)
  • 発売日は?:好評販売中
  • 良いとこは?:ゲームしながらいろいろできちゃう。圧倒的なストレージと拡張性、最高レベルのGPUとゲーミング性能
  • 悪いとこは?:価格が高い、しかし性能に見合ったお値段
  • 販売先アプライドネット

今まで行ってきた画質テストとは違い、今回はロード時間の速さのみを計測します。使用するソフトウェアは親和性を重視し、マザーボードメーカーのROG自身が出しているROG Ramdisk。一般的なゲーム用途だと16GBもRAMがあれば十分なので、余った48GBをRAMディスクとして起用。

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▲「RAMを既存のストレージにジャンクションする」という手法が取られている。

ROG RamdiskはRAMとHDD(SSD)をシンクロさせ、シャットダウンする際にRAMからHDD(SSD)に内容を移し、起動する時はHDD(SSD)からRAMに入れ直すという方法で、電源切断時の情報ロスを防いでいます。結局情報保存のために既存のストレージを使っているので、RAMをHDDの速度ブースターにしていると考えるとわかりやすいかもしれません。

「Sengoku Gaming さく8さんモデル」のスペックは以下の通り:

  • CPU:AMD Ryzen 9 3950X
  • CPU クーラー:空冷(DP-GS-MCH7-ASN-3 ASSASSIN III)
  • グラフィックカード:GeForce RTX2080Ti VENTUS GP OC
  • マザーボード:X570(ROG STRIX X570-F GAMING)
  • メモリ:64GB(UM-DDR4D-3000-32GBHS*2)
  • SSD:2TB(WDS200T3X0C)
  • HDD:10TB(WD101EFAX)
  • 電源:750W 80Plus GOLD
  • 光学ドライブ:ブルーレイ対応(BDR-S12J-X)

2008年にSSDが大きく普及し始めてからも、定期的に改善され続けているストレージの通信速度。しかしRAMディスクは一気にその数倍もの、おそらく技術的に十数年分は先取りしている通信速度を実現できます。それこそ一瞬でゲームを起動したりできてしまうのでしょうか、さっそくテストしてみましょう。

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▲左がSSDのスピードで、右がRAMディスクのスピード。圧倒的な速さだ。

Apex Legends 検証&結果

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48GBに収まる大人気FPSと言えばバトロワの『Apex Legends』。しかし本作はキャラクター選択画面や前試合のチャンピオンを流しつつロードするという一工夫のおかげで、通常のバトルロワイヤルモードではロードの遅さを検証することがむずかしい。

なのでここはロード画面の存在する射撃訓練場を使用。マルチプレイのロード時間ではないものの、ゲーム中の遠景処理や読み込み時のなめらかさなど全体的な快適性に関わってくるので、全く無関係というわけではありません。気になるロード時間は...

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驚くべきことに、SSDとRAMディスクだけでなく、HDDによるロード時間まで2.27秒という結果となりました。HDDは一般的にロードが遅いのでゲームに不向きと言われていますが、少なくとも『APEX』ではSSDに負けていないということに。元のロードが短いから差がつきにくいのか、もしくは他に理由があるのでしょうか、ひとまず検証は続行します。

Valorant 検証&結果

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次にテスト対象となったのは新鋭の競技FPS『Valorant』。デザインのすべてが試合のために洗練された『Valorant』は容量もコンパクト。公平性のために全員のロード時間を待ってから試合がスタートする仕様ですが、それでもロードが早いほうが気持ち快適になるのはまちがいありません。今回もHDD、SSDとRAMの3者でテスト。

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RAMディスクが13.5秒、HDDが13.7秒、SSD13.8秒とこちらも『Apex』と同じく、3つともに違いはないという結果。SSDが1番遅いですが、たまたまPCの調子に左右された誤差の範囲内でしょう。ここにきてまさかの「FPSで実はストレージ速度は重要ではなく、SSDはおろかHDDで十分だった」という疑惑が持ち上がりました。

コンカラーズ・ブレード 検証&結果

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ここで発想の転換を行い、「FPSではなく他ジャンルの3Dゲームではどうか」と取り出したのは中国のBooming Games社が開発した大規模戦争ゲーム『コンカラーズ・ブレード』。プレイヤー自身だけではなく、大勢の兵士NPCを引き連れて戦略ゲームのように楽しめる『Mount and Blade』シリーズと類似したMMOです。

48GBに収まる上で、HDDではログインから町並みを読み込むだけで40秒以上もかかる本作品は検証にうってつけ。広く緻密な街やアバターの凝ってる他プレイヤーのテクスチャを読み込む点も、素人ながらFPSより高負荷になることが予想されます。それではテスト結果は…

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『Valorant』や『Apex』とは違い、わかりやすい改善が見られました!なんと2倍以上ものハイスピード化です。RAMディスクに意味がないという結果は免れて検証班もほっと一息。しかしどうしてFPSではあまり効果が出なかったのでしょうか。

HDDにゲームを保存しても高速で読み込める

考えられるのは「Sengoku Gaming さく8さんモデル」の基礎スペックが高いので、ストレージ速度を補ってあまりあるのではないかという線です。

というのもゲームのロード時間はストレージだけでなく、CPUやGPUの性能も関わってくるからです。ゲームの世界を読み込むとき、パソコンはストレージの中身をCPUで解凍し、解凍された画像や色彩情報をGPUに渡して描写させるという段取りを行っています。

SSDより5倍早いRAMディスクを検証!50万円超えハイスペックPC「Sengoku Gaming さく8さんモデル」 [PR] RTX IO

▲図はNvidiaによるゲームの読み込みの説明画像。

数年前まではストレージの転送速度が相対的に遅く、HDDがパソコン・パーツの中で最も悪目立ちしていたのですが、本来はCPUとGPUの性能もロード時間に影響します。言い換えるとCPUやGPUが早ければ、そこそこのストレージでもある程度は早いということに。

MMO作品の『コンカラーズ・ブレード』ではデザイン構造上ストレージ速度がネックだったため、RAMディスクを導入するとロード時間が大きく改善されましたが、『APEX』と『Valorant』だとHDDとRAMディスクの間に差がないのは、ひとえに「Sengoku Gaming さく8さんモデル」が最高級の処理能力を持っているからなのでしょう。

しかしFPSのロード時間には寄与しないとしても、RAMディスクの通信速度までもがHDDと同等になったわけではありません。SSDの5倍の速さで読み取り・書き込みが行えるストレージを48GBも確保できるのは、さまざまな用途に使えるのではないでしょうか。

ただのおまけとしてロード時間の検証を行うつもりが、期せずして「Sengoku Gaming さく8さんモデル」のクリエイター向けハイパワーっぷりを別方向から実証してしまいました。3回の検証を経てその能力は十分に伝わったかと思いますが、本格的なゲームコンテンツクリエイターに踏み出したい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 基本的にWindows10はメモリの空きがある場合、
    HDD/SSDから読み込んだデータをメモリの空き領域にDisk Standby Listとしてコピーしておくので、
    Standby List領域をクリアしないとメモリから読み込んじゃいます。
    (使用メモリとしてカウントされません)
    ※メモリの空きが足りなくなった場合、
    メモリにコピーされた使用頻度の古いデータの順にメモリからアンロードされます。
    RamMapというプログラムでクリア可能です。

  • 「メモリ64GBもいらないな」と再確認できる良記事でした!

  • 今あるコンピューターで速さを追求してるタイプはPS5も含めて物理的な距離まで縮めたりパーツを省いて処理を1か所に纏めるって言う発想だから 速さ特化のコンピューターは軒並みある程度小型化されるかも こうなると速さ重視のコンピューターは全般的に耐久性勝負になもなりそうかなと思う PS3とか360箱もだけど機体が小型だと廃熱関係で寿命が縮む恐れがあるから この辺どう進化するかかなぁ

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