Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』はeスポーツ競技シーンも大きな盛り上がりを見せていますが、9月末から開催されていた国内最大の大会「JAPAN CHAMPIONSHIP 2020」も、10月18日にクライマックスを迎えます。当サイトEAA!!も現地取材を敢行中。
JAPAN CHAMPIONSHIP 2020とは
「JAPAN CHAMPIONSHIP 2020」(公式サイト)は、日本国内における『レインボーシックス シージ』eスポーツ競技では過去最大規模のトーナメントです。
日本全国から約200チームが参加し、賞金総額は1,500万円。さらに優勝チームには特典として、アジアのベスト12チームが集うリーグ戦「APAC Northディビジョン」(フォーマットはスイス式)への入れ替え戦出場資格が与えられます。
なお17日にベスト4が決定した時点で3チームがAPAC North参加チームであったため、この入れ替え戦出場権はエヴァ:eが獲得しています。
予選は今年の9月末からスタートし、10月4日のDAY4をもって予選日程がすべて終了しています。ここまで勝ち残った8チームが、10月17日と18日に幕張メッセで開催されるオフライン「FINAL ROUND」に出場します(場内無観客での開催)。
「RAINBOW SIX JAPAN CHAMPIONSHIP 2020」大会 トレーラー
https://youtu.be/uX21vV88BHo
出場チーム
- FAV gaming(@fav_gaming)
- Sengoku Gaming(@Sengoku_Gaming)
- GUTS Gaming(@GUTSGaming_jp)
- ELEMENT.36 JAPAN(@ELEMENT36_JP)
- エヴァ:e(@eva_e_official)
- NORTHEPTION(@northeption)
- CYCLOPS athlete gaming(@CYCLOPS_OSAKA)
- GEARMIX esports(@GEARMIX_esports)
準決勝第1試合:FAV gaming vs GUTS Gaming
- 結果:FAV WIN(2-0)
- マップ
- ヴィラ(7-3)
- 海岸線(7-3)
FAVが万全の準備でGUTSを叩く
第1マップはGUTSのピックした「ヴィラ」。攻撃から入ったFAVはThatcher(サッチャー)がBANされた中、Taipon(@lily___K_)選手やShiN(@shinreins09)選手がKali(カーリー)を使って着実にハードブリーチングを遂行しながら3-3へ。攻防が交代してからはFAVがさらにラウンドを重ね、連続で防衛を獲得して7-3でマップポイントを獲得しました。GUTSは要所で耐え切れない・攻め切れない場面が続き、不安な第1マップとなってしまいました。
第2マップの「海岸線」ではFAVが防衛から入り、Taipon選手やAfro(@I_Love_Afro)選手をはじめ、全体的に建物のエントリーや前目のピークで勝負をしかけ続けました。GUTSは辛うじて対抗できた局面もあったものの、詰めの段階でもFAVがしのぎ続け、FAVが5-1と大きくリードして攻防を入れ替えました。
GUTSは防衛から巻き返しを図りましたが、緩急の効いたFAVの攻めに少しづつ戦力を削られ続け、最終的に7-2と思いがけない一方的な結果となりました。
勝利したFAVはグランドファイナルへ一足先に進出。一方敗れたGUTSは3位決定戦に臨みます。
準決勝第2試合:エヴァ:e vs CYCLOPS athlete gaming
- 結果:CAG WIN(2-1)
- マップ
- ヴィラ(2-7)
- 領事館(7-3)
- カフェ(7-2)
第1マップの「ヴィラ」はCAGの強さに定評のあるマップの一つで、ここでEVAがどう戦うかに注目が集まりました。しかし始まってみるとEVAはMaavi(@Maavi_r6)選手が抜群の撃ち合いの強さでCAGをはじき返し、防衛を4-2でリードする展開となりました。
攻撃に転じてからもEVAの勢いは止まらず、全員でテラスからのラッシュに成功するなど試合全体のペースを完全につかみ切り、誰も予想していなかったであろう7-2というスコアでCAGのヴィラを制圧しました。
第2マップの「領事館」はEVAがピック。ですが攻撃から入ったCAGは、ヴィラの仕返しとばかりに1ラウンド目から2階へラッシュをかけるなど積極的な姿勢を見せ続けました。アジアでも髄一のスピーディな火力を誇るCAGは新星チームEVAに対し、防衛に転じてからはほとんど一方的にラウンドを取り続け、7-3で領事館での戦いをしめくくりました。
ディサイダーとなった「カフェ」では、防衛から入ったCAGに対し、EVAはMorun(@morun_ufo)選手の活躍もあり食いついていく序盤戦となりましたが、6ラウンド目序盤にAnitun(@Anitube_)選手がMaavi選手を止めたことをきっかけに1点づつ取り合う展開もついに終わり4-2でCAGがリード。そのまま反撃を許さず、7-2と一気にマップを取得したCAGが2-1で試合全体を制しました。
CAGは今夜、FAVとのグランドファイナルが決定しました。
3位決定戦:GUTS Gaming vs エヴァ:e
- 結果:GUTS WIN(2-0)
- マップ
- 海岸線(7-2)
- クラブハウス(7-4)
第1マップの「海岸線」はEVAのピックでしたが、攻撃スタートしたGUTSは持ち前の連携力と昨今強化した素早い押し込みなど、自分たちの強みを再確認するような戦い方で、チャレンジャーEVAに5-1と大きくリードし攻守交代します。
マップ後半からはわずかに反撃の機運を見出したかに思えたEVAでしたが、防衛に回ったGUTSはやはりそれを許さず、7-2と危なげなく勝利をおさめました。
第2マップの「クラブハウス」では、Thatcher(サッチャー)やMaveric(マーベリック)がBANされず攻撃側のやりやすい展開が予想されました。GUTSはハードブリーチャーを複数投入して確実に要所の補強を破戒し、序盤こそ3-0とリードしましたが、EVAも次第に対応し始め、攻防が切り替わった7ラウンド目で3-4と逆転に成功。しかしGUTSはつけ入る隙を与えず、そこから防衛を通し続けて7-4。全体スコア2-0で3位決定戦を制しました。
試合後インタビュー動画
レインボーシックス シージ Japan Championship 2020 DAY1・2 | GUTS Gaming 試合後ショートインタビュー映像 - EAA
レインボーシックス シージ Japan Championship 2020 DAY2 | エヴァ:e 試合後ショートインタビュー映像 - EAA
DAY1およびグランドファイナルの模様
https://fpsjp.net/archives/371113
https://fpsjp.net/archives/371119
https://fpsjp.net/archives/371121
LiSAによる大会公式ソングパフォーマンスや豪華ゲストイベントも
10月18日には、アーティストLiSA(@LiSA_OLiVE)の大会公式ソング「play the world! feat.PABLO」のパフォーマンスイベントも行われました。
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