Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では日本時間2月22日早朝に、待望のイヤー6シーズン1「オペレーション・クリムゾンハイスト」の情報が公開されました。
今回はそのうち、Y6S1でリワークされた「国境」マップを紹介します。
Y6S1で「国境」がリワーク
今から5年ほど前のY1S2「オペレーション・ダストライン」で実装された対戦マップ「国境」が、Y6S1「オペレーション・クリムゾンハイスト」でリワークされます。
以前の「国境」はプロリーグでもシーズン2019まで採用されており、全マップ比較ではバランスが取れている方に分類されていました。
しかし実際のところは、屋内には破壊可能な壁が多くマップの端から端まで射線が通ってしまい、また各爆弾部屋を確保するまでの展開が特に1階では大味になりがちで、攻防どちらにとっても好き嫌いがはっきり分かれるマップでした。
主にNE側が大きく変化
リワークされた「国境」は、全体の雰囲気をそのままに、一部戦いづらかったエリアがアップデートされています。
外観の大きな変化として、建物のNE側に外階段が新たに設置されています。リワーク前はラペリングで入るか、W側から回ってくることでしかこの2階部分にアプローチできませんでしたが、安全に進行できるようになりました。
内装もNE側に変化が見られ、特に1階の防衛地点「窓口・トイレ」が増築されました。「トイレ」が広くなり、「窓口」の外壁のあった場所に繋がっことで、攻撃側が入りづらい構造になっています。果たしてこのマップにおける最弱拠点としての評価は上向いたのでしょうか。ぜひテストサーバーで検証してみてください。
各所に細かい調整が
建物のSE側にある東階段入口は、バルコニー上部に新しい道が作られて「休憩室」と繋げられました。ローテートの選択肢が増えることはもちろん、「メインロビー」や「待合室」付近の動きを上からチェックするのも容易になっています。
1階の「税関検査」は、全体の形はそのままに、壁の種類や戸口の位置などが変化しています。「備品室」の棚も動かされ、外窓から入ってすぐにディフューザーを設置できた場所には階段側から射線が通るようになりました。この拠点は攻撃側にとって難度が上がっているようです。
他にも、これまで破壊可能だった壁の一部が破壊不可能なものに置き換えられたり、遮蔽物や落とし戸の位置や、鉄骨化が可能な床の場所など、さまざまな点が変化しています。
比較的有効な防衛ポイントであった2階と、1階の「サーバールーム・換気室」にはそれほど大きな変化は見られませんが、遮蔽物の移動によって有効な射線が変わっている箇所もあるため、やはり一つずつチェックし直してみる必要があるでしょう。
マッチリプレイのベータ版が実装
これまではテストサーバーでのみテストされていたマッチリプレイ機能が、いよいよベータ版としてライブサーバーに実装されます。
マッチリプレイとは、過去の対戦を最大12マッチまで保存してくれる機能です。単に自分のプレイを動画に保存するのとは異なり、他の味方の視点や、敵の視点でも対戦を振り返ることができます。
- マッチリプレイでできること
- 全員の視点と俯瞰視点でマッチを振り返る
- 一時停止
- 再生速度を上げる(速度を選択可能)
- 5秒巻き戻し
- 次のラウンドへ進む
- 前のラウンドに戻る
- 画面下部のバーを動かし、ラウンド内の任意の時間にジャンプできる
- リプレイデータの保存機能はオプションで「オフ」にもできる
これまでの対戦後の研究では、画面に映っていない敵の作戦は推測するしかありませんでした。しかしマッチリプレイでは敵味方全員(と俯瞰)の視点で分析ができるため、日々スキルアップを目指すプレイヤーにはうってつけの支援ツールになるでしょう。
また初心者やカジュアルなプレイヤーにとっても、敵のブラックアイの隠し場所やマップ工事の工夫など、すぐに使える小技を見せてもらうのに使えるでしょう。マッチリプレイには他にもさまざまな活用法がありそうです。イヤー6は研究熱心なプレイヤーにとっては嬉しい一年になるでしょう。
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