Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では日本時間2月22日早朝、待望のイヤー6シーズン1「オペレーション・クリムゾンハイスト」の情報が公開されました。
今回は新オペレーターのFlores(フローレス)について、先行プレイで検証したその能力を詳細に解説していきます。
新オペレーター・Flores(フローレス)
「オペレーション・クリムゾンハイスト」の新攻撃オペレーター・Flores(フローレス)はアルゼンチンの出身で、大犯罪者たちを相手に強盗を繰り返していたというユニークなバックグラウンドを持つ人物です。
EAA!!では新シーズンの先行プレイに参加し、固有ガジェットも非常にユニークなFloresのポテンシャルを詳細に分析させていただきました。
固有ガジェット・RCE-ラテロチャージ
強盗犯(Ratero)の名を持つ固有ガジェット「RCE-ラテロチャージ」は時限爆弾ドローンです。ラテロは走り出すと、10秒後に自動停止して起爆シーケンスに移行。その3秒後に爆発し、巻き込まれたオペレーターやガジェットをまとめて破壊できます。
ラテロチャージに弱点はない?
- RCE-ラテロチャージの長所
- 爆発はフラググレネードやニトロセルに相当。敵オペレーターを一撃キルできる
- 防弾仕様のものも含め、敵ガジェットをまとめて爆破できる
- 起爆シーケンスに移行するとラテロは防弾モードに変形し、敵は逃げるしかなくなる
- 所持数は4つ。さまざまな場所で使いやすい
- ラテロ4+ドローン2を使っての情報収集にも向いている
- ジャンプして壁に貼り付くこともできるため、壁や高みに設置されたガジェットも破壊可能
- 床や壁で起爆させればソフトブリーチとしても使える
時限爆弾であるラテロは、操作開始から10秒経つか、途中でFloresがカメラから離れることで自動的に起爆シーケンスに移行、爆発までのカウントダウンが始まります。走行中のラテロは撃てば破壊できますが、カウントダウン中はラテロの車体が変形し、防弾モードになります。
カウントダウンは3秒あり、大きな警報を放つため、近くにいたオペレーターはどうにか逃げることができます。しかし周辺にあるガジェットを急いで回収している時間はないでしょう。
インパクトグレネードで破壊することは可能ですが、ラテロが標的にしていたガジェットも誤って破壊してしまう恐れがあるので、あまり効果的な対策ではなさそうです。これまでADSやMAG-NETに守られていた各種の防弾ガジェットが、ラテロのおかげで一気に壊しやすくなるでしょう。
またFloresはラテロの他に普通のドローンも2個持っているため、計6つのドローンを使った情報収集も強力です。
爆発物であるラテロはソフトブリーチャーとして、床板、落とし戸を壊すことも可能です。ジャンプして壁を爆破し、道を作ることもできます。その爆発範囲は半径5メートルほどであるため、建物の上階で爆破させると、場所によっては下階の敵をキルすることさえできます。
ラテロチャージにも弱点はある
- RCE-ラテロチャージの短所
- ブレーキがない
- 一度でも壁に貼り付いたら自動で起爆モードに変形するため、操作がやや難しい
- シグナルディスラプターで止められる
- ペストランチャーで止められる(自壊する)
- 普通のドローンのように窓に投げ込めない。ラペリング中も使えない(ドローン穴は通れる)
一方で、このラテロにも弱点があります。ラテロは一度発進すると、方向転換はできますがブレーキがありません。またジャンプ中に壁などに当たると自動的に起爆モードになるので、展開型シールドを確実に跳び越えるには他の段差を利用するなどの工夫が必要です。
また、ラテロはMute(ミュート)のシグナルディスラプターに引っかかると、その場で停止させられてしまいます。Mozzie(モジー)のペストランチャーに引っかかった場合は、停止すると同時に自壊してしまいます。ペストを1つ消費させることにはなりますが、爆発は起きず、他のガジェットを巻き込めません。
また、ラテロは必ず床から発進させる必要があるので、普通のドローンのように窓から投げ込んだり、ラペリング中に起動したりすることはできません。
Floresのロードアウト
- メインウェポン
- AR33:Thatcher(サッチャー)のアサルトライフルと同じ
- SR-25:Blackbeard(ブラックビアード)のDMRと同じ
- サブウェポン
- GSH-18:スペツナズオペレーターたちのハンドガン
- サブガジェット
- スタングレネード
- クレイモア
- スピード2、アーマー2
メインウェポンは、火力の高さとマガジン装弾数がトレードオフの関係にあるAR33、および高火力DMRであるSR-25の組み合わせです。サイトが充実しているため、4つのラテロを使い切った後でも、撃ち合いで十分にパワーを発揮できるでしょう。
メタへの影響は?
イヤー6では各シーズンに新オペレーターが一人ずつしかいない代わりに、どのオペレーターもメタを動かす存在となることが予告されています。
ADSやMAG-NETに引っかからないラテロは、1つで重要ポイントの守りを破壊できるポテンシャルを秘めています。防衛側は、ラテロ対策にMuteやMozzieを持ち込む必要があるため、前環境の定番オペレーターピックを考え直すことになるでしょう。
防弾系ガジェットを破壊する選択肢がまた一つ増えたことで、2020年に環境を席巻したガジェットメタはいよいよ過去のものになることが予想されます。Y6S1は障害物を破壊しながら重要ポイントを確保していくシージ的な動きと、純粋なFPSプレイが程よくバランスのとれたシーズンになるのかもしれません。
PC版シージをお持ちの方は、テストサーバーが始まったら早速このFloresを使って対戦に参加し、データとフィードバックを提供してみてください。
コメント
コメント一覧 (2件)
これラテロの変形爆破シーケンス移行直後にミュートやモジーに引っ掛かったらどうなるんだろう…
PC持ってないのが悔やまれる…
なんで毎度毎度アホみたいに個数持たせるのか