8月25日からシーズン15を迎える『Destiny 2(デスティニー 2)』ですが、シーズン15では待望のクロスプレイが実装されるだけでなくゲームバランスに様々な調整が加えられます。 今回はおもにアビリティがどのような調整を加えられるかが発表され様々なサブクラスが影響をうけることが判明しました。
ゲーム全般の調整
近接攻撃とスキルチャージ近接攻撃
2014年に前作『Destiny』が発売されてから『Destiny 2』の現在まで共通して「近接攻撃の誤爆」という問題がありました。 近接攻撃には「通常の近接攻撃」の他に「スキルチャージの近接攻撃」があります。
スキルの近接攻撃は特徴のある攻撃を可能としますが、通常の近接攻撃と同じボタン/キーに配置されているために、通常攻撃を狙っていたのにスキルチャージの近接攻撃が出てしまったり、逆のパターンが発生してお互いに近接攻撃を空振る泥仕合も多々ありました。
シーズン15からは設定から以下のように変更が可能になります。
- Auto-melee(自動近接): これまでと同様に1つのボタン/キーで近接攻撃とスキルチャージの近接攻撃が共存。
- Charged melee(チャージ済み近接): 近接ボタン/キーを押すと敵との距離に関わらずスキルの近接攻撃が発動。クールダウン中に押しても通常の近接攻撃は発動しない(グレネードと同じ挙動)。
- Uncharged melee(非チャージ近接): 近接ボタン/キーを押すと必ず通常の近接攻撃が発動。スキルがチャージされていても通常攻撃のみ発動する。
- 『Destiny 2』はコントローラーのボタン配置を自由に変えられますが、近接攻撃をボタン長押しやダブルタップに設定することはできません。また、Charged meleeとUncharged meleeを同じボタン/キーに配置すると、Charged meleeが優先されるようになります。
ステイシスの凍結関連
- 空中で凍結させられても解除アニメーションを実行できるようになった。
- 解凍アニメーションとカメラのトランジションを短くして戦闘にすぐに復帰できるようにした。
- 長時間の凍結と短時間の凍結のビジュアルエフェクトを分けてどの状態で凍結されているか視覚的にわかりやすくした。
スライディング
ラン・アンド・ガンスタイルの戦闘はリスクが少なく、ショットガンを弱体化したにも関わらずスライディングしながらの戦闘は有利性があったためにスライディングにペナルティを実装したとのことです。
- スライディング中に安定性-20
- ショットガンの弾の拡散率を15%増加
- 反動を1.5倍
なお、このペナルティは表記上では大きな影響を与えるように見えますが、実プレイではそこまでの影響を感じないとのことです。
タイタンの調整
タイタン全般
- 反撃のバリケード
- 使用率が低かったのでこれまでの性能に加えて以下の調整も付与。
- 安定性+30
- 射程+10%
- 反動ー50%
- 使用率が低かったのでこれまでの性能に加えて以下の調整も付与。
- バリケード全般
- バリケードを展開しても敵が最小のダメージで突き抜けてきたり、バリケードの裏にいても範囲ダメージを受けてしまう状況を改善するために以下の調整を追加。
- 敵のタイタンのバリケードを通過する際の速度が高ければ高いほど受けるダメージが増える。
- バリケードが地面を少しだけ貫通するようになり、平坦でない不安定な足場などで範囲攻撃がバリケードの足元を貫通する状況を軽減する。
- バリケードを展開しても敵が最小のダメージで突き抜けてきたり、バリケードの裏にいても範囲ダメージを受けてしまう状況を改善するために以下の調整を追加。
ベヒーモス
- クライオクラズム
- 装備中、通常のスライディングでクリスタルと凍結した敵を粉砕できる。
- クライオクラズムでの長距離スライディングができるようになった時の画面通知エフェクトの表示時間を1秒から4.5秒に増加。
- 氷結の一撃
- 移動速度を25%上昇。
- 霧氷の囁き
- 霧氷の囁きで付与されたオーバーシールドが精密ダメージを正しくスケーリングしなかった問題を修正。
サンブレーカー: 破壊者の作法 (中段ツリー)
- ハンマー投げ
- ハンマーが地面に当たってから爆発するまでの起爆時間を6.5秒から10秒に増加。
- PvEでの強力な戦闘員に対してダメージが最大で50%まで増加
ストライカー: 絶対的な力の作法、世界を揺るがす者の作法 (上段と下段ツリー)
- ハボックフィスト
- スラム攻撃の爆発範囲を14%増加。
- スラム攻撃のダメージ減衰を減少。
- スラム攻撃の使用コストを21%から18%に軽減。
ストライカー: ミサイルの作法(中段ツリー)
- 惰性オーバーライド
- 効果持続時間を4秒から6秒に増加。
- スライディングして弾薬を通過すると20%の近接エネルギーを取得。
センティネル: 守護者の作法(上段ツリー)
- ドーンウォード
- ドーンウォードそのものがボスから受けるダメージが発動者の耐久力に応じて変更。
- ドーンウォードが受けるダメージは耐久0だと現在の7倍、耐久10だと0.25倍に変動。
ハンターの調整
レベナント
- 沈黙と悲鳴
- 悲鳴の竜巻の移動速度を20%上昇。
- 竜巻がボスに当たるとその場で停止してダメージを与え続けるようになる。
- 竜巻が命中したあとにボスが移動しても竜巻が追尾しない問題を確認。将来に改善を予定。
- 衰弱の刃
- 投射物の速度と追尾性能を10%上昇。
ガンスリンガー: 切り裂きの道 (中段ツリー)
- ナイフトリック
- 炎上時間を3秒から4秒に増加。
ガンスリンガー: 無法者の道 (上段ツリー)
- シックスシューター
- ダメージの減衰開始距離が20mから25mに延長。
アークストライダー全般
- アークポール
- スーパースキル持続時間を16秒から20秒に延長。
- スラム攻撃の爆発範囲を5mから6mに拡大。
- PvEの戦闘員に対するダメージを33%上昇。
アークストライダー: 戦士の道 (上段ツリー)
- 恐怖の手
- 効果時間を8秒から10秒に延長。
アークストライダー: 流れの道(中段ツリー)
- ライトニングウィーブ
- 嵐の打撃でライトニングウィーブが発動するようになった。
- どの武器でもダメージを与えるとタイマーが延長されるようになった。
ナイトクローラー:亡霊の道 (中段ツリー)
- 亡霊の刃
- スーパースキル発動中のダメージ軽減率を52%から47%に低下。
- ステルス中に付与される追加のダメージ軽減率を+5%から+3%に低下。
ウォーロックの調整
シェードバインダー
- 冬の怒り
- 近距離型のスーパースキルへの粉砕衝撃波のダメージが低下。
- 以下のスーパースキルを倒すには凍結と粉砕が2回必要。
- モールバーニング
- ハボックフィスト
- センティネルシールド
- ノヴァワープ
- アークポール
- 亡霊の刃
- 氷河の揺れ(タイタンステイシススーパースキル)は一度の粉砕で倒せる。
- 以下のスーパースキルを倒すには凍結と粉砕が2回必要。
- 近距離型のスーパースキルへの粉砕衝撃波のダメージが低下。
ドーンブレード: 天空の調和 (上段ツリー)
- 天の炎
- 追尾コーンの角度が小さくなる。
- 飛翔物の形状(近接爆発の検知範囲)が時間経過と共に小さくなっていく。
- 爆発のサイズを1m縮小。
- 短距離でのダメージ減衰が増加。
- イカロスダッシュ
- 4秒毎に空中回避を一度だけ使用できる。
- 熱上昇を発動中は5秒毎に2回使用可能になる。
- 熱上昇
- 効果時間を10秒から15秒に延長
- 熱上昇を発動中に行った空中キルによる延長時間が増加。延長時間はキルした敵のタイプによって変化する。
- 熱上昇を使用中は敵のレーダーに自身の位置が表示される。
ドーンブレード: 恩寵の調和 (中段ツリー)
- 輝く泉
- 輝く泉の剣がボスから受けるダメージが発動者の耐久力に応じて変更。
- 輝く泉の剣が受けるダメージは耐久0だと現在の1.5倍、耐久10だと0.25倍に変動。
- 敵プレイヤーに対するダメージ軽減バフが20%から40%に上昇。
- プレイヤーが輝く泉の中にいるとステイシスの凍結と遅延効果を受けなくなる。
- 輝く泉の剣がステイシスによって凍結し粉砕されるようなった。
- 輝く泉の剣がボスから受けるダメージが発動者の耐久力に応じて変更。
- 導きの炎
- 効果時間を7秒から10秒に延長。
- ダメージバフを20%から25%に増加。
ドーンブレード: 炎の調和(下段ツリー)
- フェニックスダイブ
- ダイブ開始前のディレイを減少。
- ダイブ時に方向を入力することでその方向に向かってダイブする。
- 点火接触
- スキルの仕様変更: 標的をソーラースキルでのキル、もしくは炎上している標的をキルすると、その標的が爆発し近くにいる他の敵も燃やす。
- それにより炎上した標的も炎上中に死ぬと爆発する
ストームマスター: 支配の調和 (中段ツリー)
- カオスの混沌
- ビームの衝突サイズとダメージサイズがさらに一致するように、ビームの環境物との衝突判定サイズを大きくした。
- PvPでのビームのダメージ範囲が20%減少。
- PvPでのビームの末端での球状範囲を33%縮小。
ストームマスター:自然の調和(下段ツリー)
- アークソウル
- 持続時間を12秒から13秒に増加。
- 発射レートを10%増加。
- 静電気サージ
- 味方が近くにいるとダッシュ速度が上昇。
- 地削り
- スーパースキル発動時に全方位に向かって5発のアークの投射物が地面を這う。
ボイドウォーカー: 分裂の調和(中段ツリー)
- ノヴァワープ
- PvEでの戦闘員に対するダメージを73%増加。
- チャージ中/チャージ完了後に移動速度低下を削除。
- スーパースキル発動時に爆発が発生。
- 小型スーパーノヴァ
- PvEでの戦闘員に対するダメージが100%増加。
- ホールド時間を2.5秒から3.2秒に増加。
今後のバランス調整の予定
ここまでご覧いただいたとおり、シーズン15ではほぼ全てのサブクラスに調整が入ります。くわえて、Bungieが発表した内容によると、シーズン15では今回紹介した内容以外のスキル関連の細かい調整も予定されています。
シーズン15での変更点はスキル関連以外にも用意されており、次週はウォーロック専用のエキゾチック防具「ジオマグスタビライザー」を含む防具と改造パーツについての変更も語られると宣言してます。
さらに将来的にはアビリティと銃の健全なバランスを築くためにシステム面での大幅な変更も計画中とのことです。
基本プレイ無料FPS『Destiny 2』の対応機種はPS5 / PS4 / Xbox Series X | S / Xbox One / PC。
Source: Bungie
コメント
コメント一覧 (1件)
SG弱体してもどうせハンキャとSGを信奉してる声のデカい人たちが騒いで戻んじゃね?
FR弱体時の時みたいに
バンジーの理想のみんなが色んな武器を使う世界は他のFPSでも出来てないから厳しいよね
キネ武器のキルタイム伸ばしてる時点で特殊弾ゲームなんだし1回D1のキネのキルタイム導入してもいいんじゃないすかね?