長らく『バトルフィールド2042』の3本目の柱としてプレイヤーを焦らしてきた「ハザードゾーン」。「分隊ベース」で「タクティカル」だが「バトロワではない」、そんなキーワードのみが発表されていた謎のモードも、本日10月15日の0時にようやくトレーラーが公開。
本記事ではトレーラーを補足すべく、EA DICEから説明頂いたハザードゾーンの仕様を一挙紹介。果たしてこの謎のモードは一体何なのか、一緒に見ていきましょう。
BF2042 ハザードゾーン
三行でわかるハザードゾーン
- 信頼できる仲間と4人分隊を組んで、マップのそこら中に落ちているデータドライブを回収しよう
- データドライブは強力なNPCが守っている他、別のプレイヤーからドライブを奪うこともできる
- 任務中に輸送ヘリが2回だけ回収に来てくれるが、1回につき1分隊しか乗れない
世界観と概要
世界の衛星の70%が機能不全に陥った『BF2042』の世界では、低軌道の使い捨て偵察衛星がトレンド化。写真や熱量データにIDスキャンなど、高密度な情報を収集できるのはさすが未来の超技術ですが、通信衛星による送受信環境が完全に死んでいるため、最後はなんと地表に墜落させて衛星の残骸からSSDを物理的に回収というなんとも言えないオチが。
しかもその衛星が戦地に落ちてしまうものだからさあ大変。米露双方だけでは飽き足らず、よくわからない無国家主義者たちが横取りに動いたり、そもそも異常天候のせいで回収自体が非常に危険という有様。そんな中で様々な困難を跳ね除けて回収しに行くのは我らがExodus艦の最精鋭たるプレイヤーたち。ひょっとしてプレイヤーってExodus艦内でいじめられているのでないのでしょうか?
色々とすさんだ事実が見えてくる世界設定ですが、そんなわけでプレイヤーたちは4人の分隊を組み、時にはデータを守るNPCと、時には他のプレイヤーたちと争いつつ、輸送ヘリの席争奪戦を勝ち抜き、Exodusまでデータドライブを持ち帰ることが「ハザードゾーン」の目標です。その他の仕様は以下の通りです:
- PS4版とXbox One版は最大24人(6分隊)
- PC版、PS5版とXbox X/S版は最大32人(8分隊)
- 1分隊内でスペシャリストのダブりはできない
- 異常天候が発生することもある
- インテルスキャナーというモード専用ガジェットがあり、分隊に1つがほぼ必須。
- 他プレイヤーが携帯しているデータドライブもスキャンで察知できる
- 試合中盤で追加で偵察衛星がマップ内に墜落してくる
- 追加の衛星はより多くのデータドライブを搭載している
- HPが0になればダウン状態に移行、ダウン時は移動もできる。更にHPが低下したらデスして観戦者画面になる
- デスした分隊員は、モード専用のタクティカルアップグレード(後述)か、マップ各地の増援ビーコンからリスポーンさせることができる
- 持ち帰ったデータドライブは「ダークマーケットクレジット」というモード専用通貨に換算される
- データドライブの回収以外でも、NPC兵士キルなど他のアクションでもクレジットは入手できる
- ダークマーケットクレジットは次のハザードゾーンに突入する際の武器やガジェットの購入及び、モード専用パッシブスキル「タクティカルアップグレード」の購入に使う
- 購入リストはロードアウトとして保存しておくことが可能
- 同じスペシャリストで生還し続けたら、連続生還回数に応じて装備購入に割引がかかる。一度でも失敗したらリセットされる
- ラウンド中に2回、ランダムなタイミングとランダムな場所に輸送ヘリが到着する
- 1回のヘリに乗れるのは1分隊だけ
- 「ハザードゾーン」は『BF2042』の全7マップに対応している
専用パッシブスキル「タクティカルアップグレード」
上で説明したとおり、プレイヤーはハザードゾーンの専用報酬「ダークマーケットクレジット」で、次ラウンドに備えて銃器やガジェットを購入するほか、「タクティカルアップグレード」というハザードゾーン専用のパッシブスキルも購入することができます。
タクティカルアップグレードは無料のものが2種類と、コストがそれぞれ違う有料品が13種類。リストは以下の通りです:
- アーマー所持:無料。ラウンド開始時にアーマーが20追加される。
- 賞金交渉:無料。NPC兵士をキルした際の報酬が50%追加される。
- 分隊増援:デスした分隊員を1度だけリスポーンさせることができる。
- クイックドローホルスター:武器持ち替え速度が15%アップ。
- データストレージ:データドライブの最大所持数が+2。
- ロードアウト保険:ミッションに失敗したらロードアウトのコストの半分の額が帰ってくる。
- バイオメトリックスキャナー:敵をスポットできる距離が50%遠くなる。
- 弾薬強化I:武器のマガジン所持数+1
- 弾薬強化II:武器のマガジン所持数+2
- 回復強化I:体力回復力+20%
- 回復強化II:体力回復力+50%
- 内部情報:ラウンド中盤に追加される偵察衛星の落下地点を落下30秒前に探知できる
- 投げ物増加I:グレネードの最大所持数+1
- 投げ物増加II:グレネードの最大所持数+2
- 特別価格:データドライブ回収時の報酬が2倍に
まとめ:ハザードゾーンの5つのフェーズ
まとめると、ハザードゾーンのプレイングは5つのフェーズに分けることができます:
- 準備フェーズ
- ミッションブリーフィングが発生するので、内容に応じてスペシャリストを選択する
- 武器やガジェット、タクティカルアップグレードを購入する
- 突入フェーズ
- マップ内に突入する
- 回収フェーズ
- マップ上に散らばるデータドライブを回収する
- NPC兵士や、他分隊と争奪戦を繰り広げる
- ラウンド中盤から追加で更に大量のデータドライブが投下されるため、回収がより激化する
- 第1撤収フェーズ
- ラウンド開始数分後にランダムな位置に回収用のヘリが出現
- 第2撤収フェーズ
- ラウンド開始大体10~12分後に2回目にして、最後の回収用のヘリが出現
- このヘリへの搭乗に失敗した分隊はすべてのデータドライブをロストする
- 分隊のうち1人でもヘリに搭乗できれば、分隊全員に報酬が配布される
他のチームを全滅させなくても良いという点は確かにバトロワではありませんが、壮絶なサバイバルバトルになりそうなのは想像がつきます。PvPvEを制して報酬を手に入れ、輸送ヘリには限られた人しか乗れないというシステムは、どことなく『Division』のダークゾーンを思い出させますね。ルールとしては『タルコフ』を思い起こさせる面も。
その他、ヘリに乗るにはタイムラグがあるのかどうか、マップ上にビークルはスポーンするかどうかなど、気になる仕様がまだまだありますが、それらについては今後の情報を楽しみにしましょう。
『Battlefield 2042』の発売日は2021年11月19日で、対象機種はPlayStation 4, Xbox One, PlayStation 5, Xbox Series X|S, PC。
コメント
コメント一覧 (40件)
マイガレージみたいな各モードのポータルみたいなのを作って、鍛えた自キャラがそれぞれの戦場に向かうみたいなRPG要素を持たせてくれたら全モードを楽しめる。独立感が強かったら好きなコンクエだけやる
hunt-showdownってゲームが大好きな俺向けモード、流石にドンパチは比べ物にならないぐらい派手だけどw
Codのダーティボムとはだいぶちゃうやろw
エアプか?
分隊ゲーなのに分隊イヤイヤって……
こういう奴らがBFをクソゲーにしてるんよ
バトロワやCoDOverwatchみたいな少人数対戦の方がはるかに分隊ゲーだけどな
少々クソ芋やソロ専がいても勝負・ゲームが成り立つのが大人数いるBFの特色だったろ
昔のシリーズにも分隊デスマとかあったけど流行ってなかったしBFとバトロワ競技系じゃやっぱ層違うと思うわ
所詮ソロ・野良なんだからどんな害悪行為やってもいいのが特色、なんてBFじゃなくたって成り立つんだよ
自由を履き違えたソロプレイを放置したことで、回遊魚とオブジェクト意識のないプレイヤー、ワンサイドゲームが蔓延、そしてGGシステム搭載が起きてしまったのが今のBFの現状でしょう
大人数だから責任の軽い小さな役回りでもチーム連携として機能するのがBFの特色で、かつ自由な部分であって
それが「チーム貢献・連携なんて一切関係ない」というのは勘違いも甚だしい
結果的に形骸化したけど、ずっとあった兵科も連携を意識したシステムだし
武器縛りを撤廃してスペシャリストにしたのも、自主的に選択させることで役割の意識強化がしたいから
このモードに限らず分隊・チームゲーなんだよ
冷静に思い返して欲しいんだけど、少なくとも回遊魚もワンサイドも4の時には完成してたよね
兵科に関しても奴隷って文字がそのもので、下の人間にAT、修理、援護兵で活躍できるよ!って押し付けてたじゃん?よりにもよって公式が推奨記事出したりな。
逆に聞くけどブイブイ『連携』してnoobサーバーで雑魚狩りしてたクラン様は、いつそういう点数が稼げない兵科をやって勝ちに貢献してた?
定番コメントで水指すの大変申し訳ないですけども〜誰も"一切起きてない"なんて書き込んでないですよ
noob鯖で雑魚狩りってのも実力の違いが問題であって兵科とかチームどうこういう問題じゃないしw
PTにボコボコにされるのがトラウマになっちゃったんだね、うんうん
暫くはマイクラとかCoopゲームやるのをオススメするよん
分隊デスマが流行らなかったのは、当時は色んなモードが氾濫してたのと、そもそもチーデスと大して変わらんってことが原因でしょ
分隊で戦う・自チームが超少人数ってこと以外分隊要素一切なかったからな
チームワークが嫌なんじゃないのよ
バトロワみたいなスクワッドvsスクワッドのゲームじゃ、迂闊な行動を取って一人でも落ちてしまうとフルのチーム相手にはほぼほぼ負け確定、デスしたら試合終わるまでずっとやること無し。
一人の重要度が高過ぎて、明らかにフルパ有利って言うか「フルパ専用」のゲームになっちまうのが嫌なんよ。
どうでもいいけど、バトロワではなくサバイバルだと思う
フルパ有利なのはハザードゾーンでも何でもそうよ
結局の所命の軽いカジュアルな環境でいたいってことでしょ?
パーティゲーなんてbfじゃないってのは違うと思う
それはBF要素の「全面戦争」「分隊行動」の全面戦争の方を味わいたいってことであって、自分はその気持ちを否定するつもりは一定無いし良いと思う
でも同じように分隊行動の方だけ否定することもないし、サバイバル・バトロワに一定の評価がある今、そこまで拒絶も批判もされることはないと思う
チームワークが嫌なんじゃないのよ
バトロワみたいなスクワッドvsスクワッドのゲームじゃ、迂闊な行動を取って一人でも落ちてしまうとフルのチーム相手にはほぼほぼ負け確定、デスしたら試合終わるまでずっとやること無し。
一人の重要度が高過ぎて、明らかにフルパ有利って言うか「フルパ専用」のゲームになっちまうのが嫌なんよ。
恐竜モードこいっ!
ハザードゾーンがタルコフとか言ってる奴、これ全然タルコフじゃねぇからな?
タルコフは出撃も帰還も、漁りもNPC殺しも交戦も逃走も完全に自由。
戦闘はシビアだけど行動は何やってもいいってバランスが面白い。
こんなよーいドンでスコア稼ぎ競って、帰還出来るのは1~2チーム、最終的なスコアで1位を決める、なんて競争ゲームじゃねぇから。
タルコフはRPG、ハザードゾーンは競争ゲーム。
似てるってのも理解できるだろ
よーいドンでランダムスポーンして敵Mobやプレイヤー倒してアイテム回収して帰還ってのはまんまタルコフだし
それにプラスでバトロワ要素や天候なりで競技寄りにしましたってだけ
タルコフみたいにPSCAV要素があっても面白いかもね
細かい要素が似てるのはそうだけど、だからといってタルコフだろ!とはならないけどね
現代戦シューターだから同じゲームってレベルのこと言ってる人が多い印象
ハザードゾーンは回収・脱出は要素の1つなだけ
タルコフは回収がメインになってて、どういうものを回収したらいいのか、が一番重要になってる
自分もそう思う。
タルコフは一人からでも潜れるし、行動も自由。それにロケーション毎に色々なアイテムがあってそれを取捨選択していく、あるいはプレイヤーからレアアイテムを直接漁るのが魅力だけど、ハザードゾーンはカプセルっていう一種のみ。
タルコフやdayzみたいな完全自由行動の漁りゲー好きな人からは薄味すぎてコレジャナイってなりそう
かといって従来のbfユーザーにウケるとも思えない。バトロワ要素に惹かれる人はwzやエペ行くし。多分相当運営頑張らないとポータルの方に人流れて過疎って終わる
ええやん