Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』では現地時間11月2日よりシーズン11「エスケープ」がスタート。EAA!!でも先行プレイに参加しました。この記事では、シーズン11アップデート時に実施される、既存のレジェンドと武器への変更について紹介します。
ワットソンへの調整
シーズン11先行プレイの場では、バランスデザイナーのJohn Larson氏から、長らく多くのプレイヤーの間で議論となってきたワットソンに大きな調整が施されることが明かされました。
- 戦術アビリティ
- フェンスのクールダウンタイムが半分に
- 設置範囲が50%増加
- フェンスの準備と設置時に発生していたディレイ時間を削除
- アルティメット
- パイロンの継続時間はタイマー方式ではなくなり、アーマー回復効果を使い切るまで継続する
- アーマー回復速度も2倍以上に増加
- ヒットボックス
- ヒットボックスを少し拡大(弱体化)
ワットソンの戦術アビリティ「周辺セキュリティ」に関しては、今までより素早くフェンスを立てていくことができるようになり、サポート役として必要になったときはすぐにその準備を終える事ができます。
アルティメットの「インターセプターパイロン」も、仕様が調整されるそうです。これまでは効果継続時間に90秒の制限があったため、設置した後に動きながらアーマーも回復したいときにはやや不便でしたが、今後は継続時間に囚われることなく戦いを続けることができます。
一方で、あまりに強すぎるレジェンドにならないよう、ヒットボックスを弱体化する形でバランスが取られています。開発者の間でもワットソンには多くの変更案がありましたが、いつもワットソンをプレイしている方のために、彼女の特性は維持しつつ、これまで使って来なかったプレイヤーを引きつけるためにその対応能力を強化する狙いがあったそうです。
今回はワットソンの調整となりましたが、プレイヤーの間で調整が必要と言われている他のレジェンドたちについては、相応しいアイデアが見つかるまで調整を急がないと述べるに留めていました。
追記:パッチノート公開により詳細追加
本記事公開の後にシーズンパッチノートも公開されたため、変更点の詳細を以下に追記します。
- 全般的な変更
- マップ上のオブジェクトにワットソンの戦術とアルティメットを置くときの、信頼性と反応感を改善
- ワットソンは、戦術とアルティメットのオブジェクトを、ワットソンの視座より上(から妥当な高さまでの)有効な表面に設置できる
- 全般的なヒットボックスのサイズを拡大。「レガシー」のアップデートで小柄属性を削除したことへの埋め合わせとする
- 戦術アビリティへの変更
- フェンスを越えようとしたときのダメージを33%増加(15から20)
- フェンスを越えようとしたときの遅延効果を100%増加(1.5秒から3秒)
- フェンスの効果を受けてから、連続してもう一度ヒット判定を受けるまでの許容時間を100%増加(0.5秒から1秒)
- リチャージ時間を50%短縮(30秒から15秒)
- 設置範囲を50%増加
- フェンスがオフ状態になり、仲間がそこを通ってから再起動するまでに入るディレイ時間が60%減少(1秒から0.4秒)
- ワットソンは、フェンスノードを準備・設置しているときは武器収納状態のスピードで移動する
- フェンスノードは、準備完了状態になるのと同時に設置される(以前はアニメーションが終わるのを待ってから設置されていた)
- アルティメットアビリティへの変更
- パイロンの出力効果は劇的なリワークを受ける
- ワットソンが設置できる起動状態のパイロンの数は3から1に減少
- パイロンの効果は永続する(以前は90秒後にタイムアウト)
- パイロンは250分のシールド回復プールを持ち、付近のプレイヤーにこれを与える(以前は実質的な無限シールド)
- パイロンのシールドリチャージ率は150%増加し、回復速度がスムーズなものになる(1秒あたり2ポイントから1秒あたり5ポイントへ、あるいは0.5秒あたり1ポイントから0.2秒あたり1ポイントへ)
- パイロンのシールドプールが尽きると、プレイヤーのシールドをリチャージしなくなるが、接近する投擲物はそのまま砲撃できる
- パイロン経由でシールドを回復している間にダメージを受けると、回復の持続に1秒のディレイが入る
- 地上に出るUIとHUDのパーツに、パイロンに残っているシールドの残量が表示される
- 味方のパイロンにピンを立てると、パイロンのシールド残量が表示される
- パイロンの砲撃効果も適度に作り直した
- 砲撃は、パイロンの範囲内の地面に落ちそうなものと、パイロンの視界に入ったものに対して加えられる(以前は範囲内に入ったら直ちに砲撃していた)
- この変更の一部として、現在パイロンの砲撃効果に信頼がない問題(特に空爆系アビリティと、パイロンの付近でバウンドしたものに関して)にも対処をしたものとする
- パイロンの出力効果は劇的なリワークを受ける
武器などへの変更
ワットソンの他にも、シーズン11で実施される武器への調整についても説明をいただきました。
追記:パッチノート公開により、さらなる詳細を追加しています。
- EVA-8:弱体化
- 性能がシーズン8より前のものに戻り、これまでで最も弱いバージョンとなる
- 発射速度が2.1から2.0に減少
- ピースキーパー:強化
- ペレットサイズをわずかに増大
- チョーク部分が持ち上がる時間を1.5秒から1.25秒に短縮
- ADS状態でいるときは、依然としてやや長めにチョーク部分が持ち上がる
- Lスター:弱体化
- 前回の強化を経て、データ上では予想以上に強力な武器となっていたため、弱体化
- ダメージが18から17に減少
- 全レアリティのバレルの効果が減少
- 弾の当たり判定がやや小さくなる
- ロングボウ:弱体化
- ダメージを60から55に減少
- G7スカウト:クレート武器化
- ダメージを34から36に増加
- ダブルタップトリガーを復活&装着
過去アップデートで行われたダメージ倍率の増加は撤回(※パッチノートに記載ないため取り消し)
- トリプルテイクが地上アイテムに戻る
- 新ホップアップ「デュアルシェル」(エピック)
- マスティフと30-30リピーター用
- リロード時間が半分になる(1回の動作で2発分リロードする)
- ショットガンのうち3種(マスティフとピースキーパーとEVA-8)のバランスを取る目的で導入
- フルキット武器
- 追加:マスティフ、30-30リピーター、R-301、ロングボウ
- 削除:ピースキーパー、ランページ、RE-45、フラットライン、チャージライフル
ゲーム全般への調整
その他、クラフトステーションとケアパケ武器についても、以下の説明がなされていました。
- クラフトステーションへの調整
- これまではクラフトメタル消費10に対し、弾薬1スタックが手に入ったが、シーズン11からは消費20で3倍の弾薬が手に入るようになる(たとえばライトアモならクラフトメタル20で60発)
- 進化アーマーのチャージに必要な量は45から50になり、チャージ量は100から150になる
- スナイパーバンドルを、デュアルシェルが見所のショットガンバンドルと交換
- ケアパケ武器のドロップ率調整
- ゲーム序盤では25%から50%に増加
- ゲーム中盤では50%から75%に増加
- ゲーム後半では75%から100%に増加
- ホットゾーンの金アイテム発生数
- ホットゾーンで発生する金アイテムの量を増加
- 敵NPCへのアップデート
- 試合中のプラウラーの体力を90から114へ増加(ストームポイントとワールズエッジ)
- ワールズエッジのプラウラーとキングスキャニオンのフライヤーから、進化ポイント25%分の報酬を得られる
- AIに与えたダメージは全て、進化アーマーを進行させる報酬となる
現地時間11月2日にスタートするシーズン11「エスケープ」に向けて、これらの変更点をぜひ頭に入れ、新しい戦場に挑んでみてください。
- タイトル:Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
- 配信日:2019年2月5日
- 対象機種:PS4, PS5 / PC (Origin, Steam) / X1, Xbox X | S / Switch
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コメント
コメント一覧 (8件)
ワッちょん、ヒットボックス拡大の時点で糞Nerfな件
現状最悪なパイロン通過バグをそのまま放置とかありえない。舐めてんのか?
ヒットボックス拡大&8star構成の近接有利武器弱体化のコンボで
どうせまた不人気になると予測
設置時の隙を減らすのはいい調整だと思うわ
ほんっと文句しか言えねえんだな
どうせ足跡の聞こえないバグは放置なんだろ?ホントいい加減にしてくれよ。
g7自分はよく使うけど
ケアパケとしては弱くない?
トリテみたいにg7だったわって放置される気がするな
弱武器を強化→超強化でみんな使うようになる→過剰ナーフで最初より弱くなる
このパターン何度目だよ…
「ワットソン最強とか言ってたエアプスタッフが解雇されたから強化間違いなし!」
って皆冗談半分で言ってたけどマジでここまで強化されるとは思わなかったわ
せいぜいフェンスのクールタイム半減ぐらいだと
全体的に良い調整多いな
地味にトリテが通常武器に戻るのが嬉しい
ただそろそろジブラルタル弱体化してほしいわ