国をあげてeスポーツに力を入れるサウジアラビアでは、賞金総額4,500万ドル(約63億円)の巨大eスポーツイベントGamers8(ゲーマーズエイト)が開催中。
Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』も競技タイトルの一つに採用され、8チームによるトーナメントを実施。4日間の激闘の末、2022年のチャンピオンTeam BDSがM80を破り大会2連覇を達成。賞金75万ドル(約1億円)の獲得に成功しました。
Gamers8『R6S』トーナメントはBDSの連覇で完結!
Gamers8シージ部門の概要はこちらの記事で解説。最終日の配信ログは、Twitch日本語チャンネルをご覧ください。
Gamers8のシージ部門は、8チームによる招待制のトーナメント。日本からもCYCLOPS athlete gaming(CAG)が出場し善戦しましたが、ブラジルチームW7M、北米チームOxygenにそれぞれ0-2で敗れて今大会を終えています。
グランドファイナルに進出したのは、CAGを圧倒したW7Mを、さらに上回る強さで勝利した北米リーグのチームM80。そして2022年のGamers8チャンピオンである、フランスのTeam BDSでした。BO5による戦いでしたが、終わってみるとマップスコア0-3でBDSが圧倒する結果となりました。
MVPはShaiiko選手、チームを優勝に導く大量キル
BDS優勝の立役者となったのは、エースフラッガーのShaiiko選手でした。第1マップの「オレゴン」では攻撃サイドを1-5でリードした後、Shaiiko選手も地下防衛で活躍してBDSは2-7で先勝。
第2マップ「国境」の序盤では、浮いたプレイヤーを削っていくM80の作戦が奏功しました。しかしBDSの選手たちも盛んにコミュニケーションを取りつつ、作戦の修正に成功。Shaiiko選手がIana(イアナ)を使って1人ですべて解決する場面も挟みつつ、5-7と逆転してBDSが「国境」を制しました。
第3マップの「クラブハウス」では、暴れ回っていたShaiiko選手のIanaがターゲットBANされる展開となりました。しかしShaiiko選手はNomad(ノーマッド)やNook(ヌック)、Ash(アッシュ)を使って変わらぬ強さを発揮。2-4でリードして折り返すと、M80のkyno選手が投入したMontagne(モンターニュ)も押し返し、最終スコア7-4で試合をまとめきりました。
Shaiiko選手は今大会119キルの活躍でチームの原動力となり、BDSはマップスコア0-3で堂々の優勝を達成。2022年に続いてチャンピオンとなったBDSは、今年は75万ドル(約1億円)の賞金を獲得しました。
2022年11月のヨンショーピングメジャーで初めてメジャーチャンピオンとなった彼らBDSですが、「シックスインビテーショナル2023」はベスト8で終了。5月のコペンハーゲンメジャーは出場そのものを逃したことで、コンディションが不安視されていました。しかしロースター変更なしでGamers8に出場し、連覇を達成。ファンの心配が杞憂であることを見事に証明してくれました。
7月22日からは「RJI 2023」スタート
Gamers8が完結し、世界の競技シーンの再開は9月まで待つこととなります。
一方、日本では独自の大会「X-MOMENT Rainbow Six Japan Invitational 2023(以下、RJI 2023)」を開催予定。今大会ではヨーロッパの強豪MNM Gamingの来日が決定しています(関連記事)
「RJI 2023」は招待制トーナメントで、7月22日からプロ8チームによるオンライン予選がスタート。ここで勝ち上がった3チームが、8月12日に新宿住友ホールで行われる有観客によるファイナルに出場します。Gamers8に続き、「RJI 2023」にもぜひご注目ください。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: Twitter, Twitch, YouTube
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