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『オーバーウォッチ2』2023年第2四半期決算報告:リーグ存続を問う「オーナー投票」を実施

オーバーウォッチ2“2023年第2四半期決算報告”:リーグ存続を問う「オーナー投票」を実施
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現地時間2023年7月19日、Activision Blizzardは2023年第2四半期決算報告(英語)を行いました。同決算報告にはActivision Blizzard全体の内容が記載されていますが、本記事ではBlizzard部門『Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )』の競技シーンにあたる「オーバーウォッチリーグ」の内容を取り上げ紹介しています。

オーバーウォッチ2』自体の報告内容については、こちらの記事をご確認ください。

CONTENTS

オーバーウォッチリーグの契約変更

リーグ存続をかけた「オーナー投票」を実施


2023年第2四半期決算報告において、Activision Blizzardはeスポーツリーグが「引き続き逆風に直面している」と述べ、オーバーウォッチリーグのフランチャイズ契約に一部変更が行われたことを明らかにしました。

契約変更により、現在リーグに所属している各チームのオーナーは、2023シーズン終了後に新規契約内容に基づいたリーグ運営を継続するか否かの投票を実施。今後のリーグ運営の継続に合意しなかった場合、契約解除料としてチームオーナーに対し600万ドル(約8億3,647万円)が支払われます。

現在オーバーウォッチリーグには全19チームが参加。もしすべてのチームが継続に反対した場合、Blizzard側は約1億1,400万ドル(約158億9,293万円)を支払うことになります。

オーバーウォッチリーグの収益と存続

現在リーグに参加している全19チーム

2023年第2四半期決算報告では、オーバーウォッチリーグの総収益は、Activision Blizzard全体の純収益のうち1%未満であると発表されています。

コロナ禍が終わり「eスポーツの冬」とも呼ばれる現在ですが、オーバーウォッチリーグに関しても例外ではありません。先日の「成都ハンターズ」リーグ脱退と解散大会参加費免除と引き換えでの「トロント・ディファイアント」続投など、ビジネスとしてのリーグ、チームの運営は芳しくないようです。

そのため「契約解除料の600万ドルを受け取り、チームを手放すオーナーは少なくない」と多くの海外メディアが予想しています。

また、海外メディアThe Vergeは、Activision Blizzardがe-スポーツ部門の人員約50名のレイオフ(一時解雇)を行ったことも報じています。レイオフの対象となった従業員の1人はインタビューで「今回のレイオフは対象者全員にとって突然で、役職やチーム変更の機会は与えられなかった」と述べています。

リーグコミッショナーの見解

オーバーウォッチリーグのコミッショナーを務めるSean Miller氏は、The Vergeのインタビューに対し、以下のように回答。フランチャイズ投票の結果を問わず、eスポーツに対する取り組みを継続する意思を見せています。

「1つ明確にしておきたいことがあります。それは、オーバーウォッチは2024年以降も競技シーンのエコシステムに対して積極的に関与し、選手とファンを重視した活気のあるグローバルなシーン構成を目指すという事です」

今年5月には、海外メディアDexertoも同氏へのインタビューを実施。オーバーウォッチの競技シーンは、現在(当時)もBlizzardの計画の一部であるとし「リーグがすぐに消滅するという事はない」と回答しています。

現行チームすべてがこのままフランチャイズを継続するのは難しそうですが、どのような形でオーバーウォッチが競技シーンと関わっていくのか今後に注目です。

  • タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
  • 発売日:2022年10月5日
  • 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch

Source: Activision Blizzard,The Verge,Dexerto,Esports.gg


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