Embark Studios(エンバークスタジオ)は12月8日、基本プレイ無料のアリーナシューター『THE FINALS(ザ・ファイナルズ)』の正式サービスをサプライズで開始。サーバーオープンと同時に、ラスベガスを舞台にした「シーズン1」も突如開幕した。
これは「The Game Awards 2023」での発表に合わせたもので、配信日はまさかの「NOW」。心待ちにしていたファンにとっては嬉しい開幕となった。
『ザ・ファイナルズ』正式配信スタート
『THE FINALS』は、環境ダイナミズムと破壊、そしてプレイヤーの自由度を極限まで高めた、基本プレイ無料のチームFPS。Steam(PC)、Xbox Series X/SおよびPlayStation 5の各ストアで入手可能となっている。
『THE FINALS』では、競技者(プレイヤー)は現実の象徴的な場所をベースにした仮想アリーナで競い合います。Embark Studiosが開発したサーバーサイドでの破壊&移動テクノロジーにより、吹き飛ぶ家具であろうとビル全体の崩壊であろうと、すべてのプレイヤーが同時にこれらのアクションを体験することが可能。
プレイヤーはまた、剣を振り回す“ステルス・バレリーナ”から、ロケットランチャーを持った“リーサル・パンダ”まで、自分だけのユニークな競技者に成り切れる。誰になってどのようにプレイするかは自分次第だ。
『THE FINALS』において、“直感”はエイムと同じくらい重要で、環境、武器、ガジェット、そして特技を組み合わせて、ライバルを倒して富と名声を手に入れよう。
『ザ・ファイナルズ』ダウンロード
- Steam:https://store.steampowered.com/app/2073850/THE_FINALS/
- PlayStation 5:https://store.playstation.com/ja-jp/concept/10006873
- Xbox Series X/S:https://www.xbox.com/ja-jp/games/store/the-finals/9pgd71cmds0z
Embark IDをまだ持っていない人はWebやゲーム内から作成しよう。
『ザ・ファイナルズ』シーズン1:ベータにはなかった新要素も
突如正式リリースとなった『ザ・ファイナルズ』のシーズン1では、ネオンやスロットマシン、ボクサー、UFOなど、きらびやかさと華やかさを兼ね備えた新マップ「ラスベガス2032」が登場。また、世界で最も爆発的なゲームショウの背後に隠された謎の一端も明らかになるとのこと。その他、フランス、リビエラのほとりにあるモナコや、韓国ソウルの高層ビルもアリーナとなっている。
また、新武器として、ライトサイズの競技者が「投げナイフ」を獲得した。連続して何度でも投げられるタイプの攻撃で、一撃キルは不可能。弾速が遅く、遠距離では曲線軌道になるため、操作スキルが求められる。
『ザ・ファイナルズ』では3人1組となり、3v3v3や3v3v3v3で対戦。より多くのキャッシュを集めたチームが勝利するというシンプルなルールだ。
ベースはFPSなのでガンプレイが強いに越したことはないが、頭脳プレイの要素もある。読み合いで上回り、破壊可能なマップ構造を活用すれば、撃ち合わずにキャッシュを稼いで勝つことも可能。創造力を発揮できるデザインになっている。
ゲームモードは、カジュアル向けの「クイックキャッシュ(3v3v3)」と「コインダッシュ(3v3v3v3)」。そして8チームで行う競技的な「トーナメントモード」がプレイ可能。新規プレイヤーには練習場とチュートリアルメニューが用意されている。
『ザ・ファイナルズ』の遊び方やゲームシステムは、こちらの記事で解説。今回の発表で初めて知ったという方は、一応ルールを確認してからゲームを始めよう。
シーズン1はラスベガスが舞台
シーズン1の開幕とともにシーズンバトルパスも登場。誰でもアクセスできる無料版と、有料のプレミアム版がある。
バトルパスには、新マップ「ラスベガス」に合わせてカジノや宇宙人をモチーフにした限定アイテムが96個収録。最後のレベル96では、レジェンダリー・アウトフィット「トリックスターODILA」を獲得できる。
『ザ・ファイナルズ』は外見変更アイテムの豊富さと、一つ一つのアイテムの作り込みも魅力だ。
競技者の外見は、全身を変えるアイテム(アウトフィット)もある一方で、目や手首やボディペイントなども、部位ごとにカスタマイズできる。
また、武器スキンやチャームの他にも、ペット、腕時計、ステッカー、スプレー、サウンド、絵文字、エモート、ジェスチャーなど、さまざまなカテゴリーに分かれたアイテムがある。レアリティの高い装飾アイテムは大抵アニメーションつきなので、色々見ているだけで面白いだろう。
テレビ番組のようなスタイルのゲームだが、銃や爆発物の作り込みや、破壊のエフェクトはリアル調。そのギャップが面白い。逆に、敢えてオモチャっぽい作りのジョークスキンもある。リロードや銃を確認するアニメーションまでカスタマイズ可能になっており、FPSファンには間違いなくおすすめの作品だ。
1年に4シーズンを予定
厳密なスケジュールは明かされていないが、『ザ・ファイナルズ』における1シーズンは約3ヵ月ほどの長さを予定。年間では、4つのシーズンを想定している。
Embarkの開発スタッフであるSven Grundberg氏(スヴェン・グランドバーグ:Embark Studios コミュニケーション・ディレクター)とRob Runesson氏(ロブ・ルネソン:Embark Studios 共同設立者/THE FINALS エグゼクティブ・プロデューサー)によると、毎シーズン、世界各地のさまざまな名所を舞台として移していく形式で、韓国やモナコなどが念頭にある。
「シーズン2」は、シーズン1とは雰囲気がまったく異なるものになるそうだ。いつかは日本が舞台になる可能性もあるというので期待したい。
サプライズで正式配信が始まった『ザ・ファイナルズ』は基本プレイ無料のアリーナシューター。ハイスピードに展開するキャッシュの争奪戦に、今すぐ飛び込もう。
『THE FINALS』クリエイティブ・ディレクター、グスタフ・ティレビーのコメント
「私たちは、ゲームがどのように作られ、またどのようなものになり得るかを再び想像するために、Embark Studiosを立ち上げました。『THE FINALS』は、私たちがリリースする最初のゲームであり、そのビジョンを体現したものです。
『THE FINALS』はバトルロワイヤルでもミリタリーシミュレーションでも、タクティカルFPSでもありません。シューターにまったく新しいテイストを取り入れたものです。過去1年に渡るテスト期間中、コミュニティからいただく反応には驚かされ、身が引き締まる思いです。ゲームが始動した今、私たちは、コミュニティへ多くのサプライズとともに素晴らしい体験を提供することに、全力で取り組んでいきます」
- タイトル:THE FINALS(ザ・ファイナルズ)
- 配信日:2023年12月8日
- 対象機種:PC(Steam)/PS5/ Xbox Series X/S
Source: Pressrelease
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コメント
コメント一覧 (5件)
待ってました!他のつまらんゲームは、これで休眠できる
なんか引き継げてるっぽい人はいたから、時間経過で引継ぎのデータが反映されるか、PC内にあるThe finals betaのセーブデータに反応するタイプだったかだと思う
ただでさえ某スケープに近い空気を感じるのにサプライズリリースはさすがに悪手すぎんか?
気付かれずそのままフェードアウトしないかこれ
誰もやりませんでしたとさ。
引き継ぎの話ってどうなったんや
全然何も無いんだけど