Embark Studios(エンバークスタジオ)は、基本プレイ無料のアリーナシューター『THE FINALS(ザ・ファイナルズ)』の正式配信をスタート。同時に、ラスベガスを舞台にした「シーズン1」が開幕した。
この記事では『ザ・ファイナルズ』をまだプレイしたことがない新規プレイヤーに向けて、キャッシュ争奪戦にフィーチャーしたゲームプレイの概要を紹介していく。
『ザ・ファイナルズ』正式配信スタート
『ザ・ファイナルズ』は3人でチームを組み、複数のチームと同時に対戦するアリーナシューター。ベータが終わって正式リリース日の発表を待っていたはずが、12月8日の「The Game Awards 2023」閉幕後、サプライズなゲームスタートを果たした(Steamストアページ)。
現在進行中の『ザ・ファイナルズ』シーズン1コンテンツについては、こちらの記事を参照。
この記事では、そもそも『ザ・ファイナルズ』がどんなゲームか知らないというプレイヤーに向けて、カジュアルモードの1つ「クイックキャッシュ」を例に紹介。さらに、競技向けルールである「トーナメントモード」についても解説していく。ダウンロードしながら、ぜひ動画とともに確認しておいて欲しい。
まずは『ザ・ファイナルズ』をダウンロード
- Steam:https://store.steampowered.com/app/2073850/THE_FINALS/
- PlayStation 5:https://store.playstation.com/ja-jp/concept/10006873
- Xbox Series X/S:https://www.xbox.com/ja-jp/games/store/the-finals/9pgd71cmds0z
Embark IDが必要になるので、まだ持っていない人はWebやゲーム内から作成しよう。
最初に「競技者」を作成
『ザ・ファイナルズ』でどのゲームモードをプレイするにせよ、まずはプレイアブルキャラクターである「競技者」を作成することになる。競技者は、「ライト」、「ミディアム」、「ヘヴィ」の3種類の体型から1つを選ぶ。
- ライト(軽):立体的な移動がしやすく、直接戦闘に向いている
- ミディアム(中):回復やサポートができるが、ライトやヘヴィの特徴も兼ね、柔軟なプレイに対応
- ヘヴィ(重):高火力な武器を所持、建造物の破壊に向いている
体型によってスピードと最大体力が異なり、ロードアウトに装備できるものも変わる。作成した競技者は個別に保存できる。
体型を決めたら、次にロードアウトを設定。「専門」スキル1種、「武器」1種、「ガジェット」を3種選択できる。さらに対戦中に交換できる「リザーブ」枠があり、最大4つの装備をここに入れておける。なお、すべての装備に最初からアクセスできるわけではない。
「ライト」の特徴
FPS的に分かりやすいのは「ライト」競技者。スピードが最も速く、専門の「グラップルフック」で行きたい場所にスムーズに到達できて便利なので、最初におすすめしたい。ただし体力が150と最も低い点は注意。
- 特徴的な装備
- グラップル・フック:フックを壁面に撃ち込み立体的に移動。攻撃にも撤退にも便利
- SR-84:高倍率サイトつきスナイパーライフル
- バニシングボム:範囲内のプレイヤーの姿を短時間消す
「ミディアム」の特徴
「ミディアム」競技者は「ヒーリングビーム」で味方の回復ができる。さらにライトとヘヴィ、それぞれの特徴を少しずつ有しており、多様なロードアウトが組める。
色々できるというのは、裏を返せば要求されるスキルも高い。ゲームシステムを覚えてきたところで試してみよう。
- 特徴的な装備
- ヒーリングビーム:付近の味方に照射して体力を回復するビーム
- ライオットシールド:構えながら押し込みができる物理的シールド
- ジャンプパッド:床面に設置。他のプレイヤーと一緒に大きく移動できる
「ヘヴィ」の特徴
『ザ・ファイナルズ』のマップ破壊要素を楽しみたいなら、「スレッジハンマー」などで壁や床を壊せる「ヘヴィ」競技者を試してみよう。スピードは最低だが体力は350と最大なので、対面の戦闘でもある程度ゴリ押しが許される。
- 特徴的な装備
- スレッジハンマー:壁や床を自在に破壊し、進路を作れる
- 火炎放射器:炎でエリアを制圧し、炎のエフェクトで敵の視界も妨害できる
- ドームシールド:ドーム型のシールドを瞬時に展開。いざという場面でチームを壊滅から守れる
チームの構成は、3人でライト、ミディアム、ヘビィそれぞれを役割分担するのが無難。とはいえ、ライトを2人にして超攻撃的に出てもいいし、ヘヴィを2人にして破壊工作を重視してもいい。無理にバランスを取らなくとも、構成と作戦が噛み合っていれば勝てるようになっている。
クイックキャッシュ:先に20,000ドル獲得で勝利
競技者を作成したらマッチメイク。クイックプレイの「クイックキャッシュ」は、3v3v3で戦う最もシンプルなカジュアルモードだ。FPS自体に慣れていない場合は、「練習」モードから遊ぶのも良いだろう。
対戦が始まったら、まず画面に表示されているアイコンを手がかりに「金庫」のボックスを取りに行こう。他の2チームにも同じアイコンが表示されるため、金庫に近づけばおのずと戦闘が始まる。
他のチームを押しのけて金庫の確保に成功したら、次は「キャッシュアウト」ポイントに向かい、そこへ金庫を放り込む。
するとカウントダウンが始まるので、これが完了すれば10,000ドルのキャッシュを獲得。同じようにして、20,000ドルのキャッシュを先に回収したチームが勝利となる。
簡単に感じるかもしれないが、金庫を持っているチームはその位置が他のチームにもバレる。また、キャッシュアウトのカウントダウン中も他のチームにそれが共有されるので、どこかで必ず戦闘が発生する。キャッシュを守れずに全滅すると、逆にキャッシュを奪われてしまう恐れがある。
自分が金庫を守っている側なら、シールドやバリケードなどを使って巧みに時間を稼ごう。敵から金庫を奪いたいなら、足場を爆発物で破壊したり、ガスなどを活用してうまく敵を動かそう。『ザ・ファイナルズ』では多くの壁、床、天井が破壊でき、立体的かつ創造的な戦い方ができる。
白熱のトーナメントモードにも挑もう
より競技性の高い、8チームによる「トーナメントモード」もある。ここでは1試合が最大3ラウンド。「ノックアウト・ラウンド1」と「ラウンド2」は4チーム(3v3v3v3)で行い、「最終ラウンド」は2チーム(3v3)の直接対決で優勝者を決める。
「クイックキャッシュ」とは異なり、ここでは金庫を拾ったり、敵をキルしたり、チームが全滅したりするなど、さまざまなアクションに連動してキャッシュが細かく増減していく。つまりキャラコンだけでなく、勝つために必要なキャッシュ量をどう稼ぐか、戦いながら計算していく頭脳も必要だ。
たとえキルは取れなくても、キャッシュが多ければ勝ちというルールをしっかり意識して戦おう。
トーナメントのラウンド1とラウンド2では、4チームのうち上位2チームが勝ち上がる。そこで、「2位を狙う」という立ち回りもできる点が他のモードにない面白い点だ。
たとえば「自分たちは2位だが、1位のチームを制限時間内に抜けそうにない」となった場合。わざと1位のチームを助けて3位と4位のチームを妨害するのも作戦の1つだ。
とはいえ、1位のチームがこちらの狙いを汲んでくれず、結局グダグダになって3位以下で終わることも当然ある。そこはやはり駆け引きだろう。
トーナメントモードはいわゆるランクマッチのような仕組みで、成績によってリーグが上昇。シーズン終了時は、成績に応じた報酬が獲得できる。バトルパスを進めながらやり込もう。
『ザ・ファイナルズ』は手元のスキルと知略、どちらでも勝てるデザインになっており、FPSファン以外にも、幅広いゲーマーがプレイしやすい。この冬は各プラットフォームで、基本プレイ無料のアリーナシューター『ザ・ファイナルズ』で頂点を目指してみよう。
- タイトル:THE FINALS(ザ・ファイナルズ)
- 配信日:2023年12月8日
- 対象機種:PC(Steam)/PS5/ Xbox Series X/S
Source: Pressrelease
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