ウクライナのゲームスタジオGSC Game Worldは、サバイバルホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl(ストーカー2:ハートオブチョルノービリ)』の開発状況を報告。開発開始から10年以上が経過している本作は以前、2024年9月5日の正式リリースが告知されていた。
しかしGSC Game Worldは7月25日、『S.T.A.L.K.E.R. 2』のさらなる延期を発表。2024年11月20日までの持ち越しとなる。
『S.T.A.L.K.E.R. 2』がさらに延期、11月20日リリース予定
これまでも「正式リリース日」を発表しては、延期を繰り返してきた『S.T.A.L.K.E.R. 2』。過去の延期はスタジオの財政難やコロナ渦が原因だが、ウクライナで生まれたGSC Game Worldは2022年、ロシアによる侵略戦争によっても開発中断を余儀なくされた。なおこの年の12月、開発者の一人であるVolodymyr Yezhov氏をバフムートの戦いで失っている。
現在は拠点をチェコ・プラハに移して事業を継続。ゲームディレクターのYevhen Grygorovych氏によると、今回の延期理由は、リリースに向けて技術的な不具合に対処する時間的余裕を作るためだ。
「待ちくたびれたかと思われますが、我慢をしていただいている皆さまには心より感謝を申し上げます。追加した2か月分は、より多くの "予期せぬアノマリー"(あるいは単にバグと呼んでください)を修正する機会とします。皆さまからの変わらぬご支援とご理解には常に感謝しています。私たちも皆さまと同じく、そろそろゲームをリリースして皆さんにも体験していただきたいと願っています」
8月12日に『S.T.A.L.K.E.R. 2』最新ゲームプレイ映像公開
11月のリリースに先がけ、8月12日には新たな情報公開イベント「S.T.A.L.K.E.R. 2 Developer Deep Dive」を予定。
中心となるのはXboxとコラボしたゲームプレイ映像で、『S.T.A.L.K.E.R. 2』が全体的にどのようなゲームかを紹介。ストーリークエストの1つを通じて、『S.T.A.L.K.E.R. 2』の舞台となる世界や、注目のロケーションなど、さまざまなコンテンツが初公開される。ほかにも開発者とのインタビューや、開発の舞台裏に密着した映像も公開。
度重なる延期にはすっかり慣れたのか、動画のコメント欄では「慌てて出すより完成品がやりたい」と大らかな態度を示すファンも。果たして今度こそ最後の延期となるのだろうか。『S.T.A.L.K.E.R. 2』は日本語字幕もあるので、興味のある方は以下のリンクを参考に予約してみよう。XboxのGame Passでも初日プレイできる。
『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』関連リンク
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Pressrelease
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