本日2024年8月3日、Blizzard Entertainmentの『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 で、ゲームディレクターを務めるAaron Keller氏とリードゲームプレイデザイナーを務めるAlec Dawson氏がコンテンツクリエイターのSVB氏のライブストリーミング配信に登場。対戦フォーマットや今後のアップデート方針などについてインタビューが行われた。
新規対戦フォーマット「ロールリミット」の検討
前回の「ディレクターの視点」で5v5や6v6といった対戦フォーマットの問題点とその改善案について言及されたが、今回のライブインタビューではその一案として「ロールリミット」の採用が検討中であると発表された。
ロールリミットは「1ロール2名まで」の制限が適用されたオープンキューベースの対戦フォーマットとなっており、5v5のままでありながら2/2/1や2/1/2といったタンク2名の構成でプレイ可能となる。これはディレクターの視点で語られていた「5v5という大枠を変更せずとも、別の方法で多様性の復元は可能」という考えを実現したものだ。
しかし、この「ロールリミット」も完璧な対戦フォーマットというわけではなく、現在のロールキューと同様にいずれか1つのロールは1名のみとなってしまう。
複数のタンクを採用可能な対戦フォーマットであるノーリミットではタンクの評価が高く、ダメージヒーローの価値は低く評されることが多い。そのため2/1/2の構成の場合これは大きな問題にならないと考えられるが、2/2/1構成の場合はサポートプレイヤーの負担が非常に大きなものになることは想像に難くない。
その解決策としてソロロールのプレイヤーに何らかのボーナス効果を与える形式のテストも実施しているという。ボーナス効果の種類と強度によっては、それに期待したヒーロー選択も楽しめるため非常に多様性に富んだ対戦フォーマットになりそうだが、バランス調整は間違いなく困難なものとなるだろう。
また、1つのロールを2名が選択した時点で他のプレイヤーはそのロールを選択できなくなってしまうため、はやい者勝ちの要素が少し強いように思える。現在のオープンキューのようにロールキューと並行してプレイ可能であれば、多様性をどの程度求めるかで住み分けは可能であるがプレイヤーの分散が少々心配なところだ。
他の対戦フォーマットについても現在開発で議論が行われており、6v6の抱える問題の改善が可能なのであればOW2の開発段階でテストが行われた7v7など、思い切ったフォーマットの再テストも行うと述べられていた。
その他今後のアップデート、調整方針
そのほかにも今回のライブインタビューでは、以下の要素についての発表があった。
- ハードカウンター(一部ヒーローが極端に有利なマッチアップの存在)問題の改善
- 愛称差を緩和し、対面時のストレス緩和に取り組み中
- ゲーム内で利用可能なトーナメントルールの採用
- マップ投票やヒーローBANなどを採用したトーナメントモード(カスタムのオプションとして検討中)
- ライフウィーバーの調整
- アビリティキットの改善を目標に次回アップデートで適用予定
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
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コメント
コメント一覧 (3件)
タンク1ダメージ2サポート2は崩さずにキューを一本化して、マッチ最初にランダムな順番でロール選ばせたらどうだ
どうせタンクが余るんだろうがランダムなら許せる
オープンやっててdps2人即ピされたら俺もdps選ぶそして皆dpsになる
それがow
なんかもう迷走ってレベルを超えて何でもあり状態やなあ
競技FPSとしてはあまりにおかしいけど、基本無料ゲーとしては正しい方向性でしょうなあ