Riot Games(ライアットゲームズ)は、無料タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』に適用予定のパッチノート 9.05を公開。両プラットフォーム共通のバランス調整や各プラットごとのシステムアップデート等が記載されている。
また、Episode 9期間中のパッチスケジュール(米国太平洋時間)も公開されており、パッチ9.11の予定日は2024年12月10日となっている(11月までは月2回)。
エージェント アップデート(全プラットフォーム)
オーメン
- 一般
- オーメンのセリフをアップデートし、ヴァイパー、クローヴ、アイソ、ヴァイスとの会話を追加。
チェンバー(強化)
- ランデヴー:テレポート半径が増加:13m >>> 18m
- チェンバーには少し強化が必要だったので、「ランデヴー」で安全にマップ内を移動できる範囲を拡大しました。「ランデヴー」のビーコンで移動可能な範囲が拡大することで、より攻撃的に攻め込み、予期せぬアングルから敵を狙うことが可能になるでしょう。
“ランデヴー”のテレポート範囲については、テレポートアンカーが1つになった時(パッチ5.12)以来の強化。これまでは越えられなかった壁がいくつも越えられるようになり、攻めのバリエーション増加に期待できる。
また、直径としては10mもの拡大になっているため、設置場所によっては「回収せずに(クールタイムを発生させずに)別ポジションで利用する」というのも検討しやすくなるだろう。
アストラ(強化)
- スター:数が増加:4 >>> 5
- パッチ7.04でアストラのバランスに再調整を行い、「グラビティウェル」のパワーを低下させて、「ノヴァパルス」と「コズミックディバイド」を強化しましたが、彼女は他のコントローラーを相手に苦戦しています。アストラはコントローラーとしての本分を全うするか、それとも他のアビリティーを使用するかの選択を迫られている状況ですが、この変更によって、ラウンドを通してスモークを仕掛ける能力を犠牲にすることなく、その他のユーティリティーを活用する自由度が高まるでしょう。
パッチ4.04でスターを用いたアビリティに大幅な弱体化を受け、同時にスターの数も5個から4個に減少されたアストラ。約二年ぶりにスターの5個保持が可能になる。
所持スターの増加によって各アビリティの使用回数が増えるだけでなく、フェイクや回収時に発生するスモークを目的とした運用も行いやすくなりそうだ。
スティムの仕様変更
数年に渡る長い期間、レイナの「エンプレス」などのバトルスティム系の効果によりスプレー射撃が当てにくくなり、わずらわしく感じるというフィードバックがプレイヤーの皆さんから寄せられていました。そこで連射速度を上げるバフすべてにデフォルトの連射速度と同じ、一貫した反動コントロールを持たせました。これによって、スティムを受けた状態でも、スティムを受けていない状態の武器で培った感覚をそのまま活用できるようになるでしょう。この変更はスティムによる反動の変化にのみ適用され、集弾率向上効果に影響はありません。
バトルスティム系の効果を持つアビリティは、ブリムストーンの“スティムビーコン”とレイナの“エンプレス”、KAY/Oの“ヌル/コマンド”の3アビリティ。“スティムビーコン”に関しては他のプレイヤーも影響を受けるので、それらのエージェントを使用しないプレイヤーも射撃場等で一度試しておくと良いだろう。
プレイヤー行動に関するアップデート(全プラットフォーム)
- 既存のランクおよびPremierにおける制限の対象範囲をすべてのチームベースのモードに拡大し、悪質な言動でペナルティーを受けたプレイヤーは、チームベースのモードにおける対戦キュー参加を制限されるように。
武器のアップデート(全プラットフォーム)
アレス
- しゃがみ時のメリットの弱体化を、標準の25%から40%に差し戻し。
- しゃがみながらの射撃が再び有利となり、オーディンと同様に。
- ヘッドショットのダメージ倍率を調整:2.4 >>> 2.5
- これにより、アレスは30m以内の敵をヘッドショット2発でキル可能に(以前は144ダメージ)。
これらの変更の狙いは「競合する武器とヘッドショットダメージの一貫性を持たせ、複数の敵に対して特定の位置を制圧する能力を活用させることが目的」と説明されている。
不具合修正(全プラットフォーム)
- クライアント
- コレクションページのスプレー画面の検索バーで検索する際に、ポーランド語、ロシア語、日本語の特殊記号の一部の文字が間違った結果を返していた不具合を修正。
- マップ
- アビス
- マップの範囲外の着地することができていたスポットを修正。
- ロータス
- マップ全体のアートに小規模な修正。
- アイスボックス
- 中央ボイラーからAパイプのドア枠を通して射撃可能だった隙間を修正。
- サンセット
- Bタピオカの格納可能な屋根の隙間を修正。
- 間違った銃弾貫通デカールが表示されていた中央トップのボックスを修正。
- 射撃場
- 眺望に配置されていたプレースホルダーのオブジェクトを削除。
- アビス
PC版限定のアップデート
パフォーマンスの改善
- スレッド化ロジックとディスク上のファイルの並びの最適化により、読み込み時間が改善。
- このためパッチのダウンロード時間とパッチ適用時間が少し長くなることが発表されている。
プレイヤー行動に関するアップデート
- 音声録音が可能となった一部の地域において、ライアット音声評価・分析システム(RVE)のプレイヤー体験をアップデート。
- これにより、RVEおよびボイスチャットにおいて期待される言動と技術的な影響をプレイヤーが理解しやすくなると説明。
Premierのアップデート
- プレイオフで利用可能なマップを表示するボタンを追加。
- プレイオフのマッププールは、Premierハブのスケジュール内のプレイオフイベントをクリックした後、ハブ中央の「マッププールを表示」ボタンをクリックで確認可能。
コンソール版限定のアップデート
クライアントのアップデート
- プログレッション画面
- 空きスロットがある場合、プログレッション画面の目標パネルにエージェントギアが表示されるように。
- 以前は基本トレーニング、バトルパス、イベントパスのみが表示されており、完了した場合はスロットが空いたままになっていた。
- 空きスロットがある場合、プログレッション画面の目標パネルにエージェントギアが表示されるように。
ゲームシステムのアップデート
- 新たに「マップカーソル速度」のスライダーを追加。
- 大マップおよびエージェントアビリティーのマップ(例:ブリムストーンの「スカイスモーク」)でカーソルの移動速度を変更可能に。
マップのアップデート
- 新マップ:アンレートとスイフトプレイのキューに「ブリーズ」を追加。
不具合修正
- ゲーム全般
- 「基本のエイム曲線」設定が大マップおよびエージェントアビリティーのマップ(例:ブリムストーンの「スカイスモーク」)のカーソルの移動に適用されていた不具合を修正。
- エージェント
- アビリティーの設置位置指定
- 購入フェーズ中にデッドロックの「ソニックセンサー」、サイファーの「スパイカメラ」、ヴァイスの「アークローズ」を一部のマップの壁に設置できなかった不具合を修正。
- ヴァイス
- KAY/Oの「ゼロ/ポイント」が「シアー」で破壊されていた不具合を修正。
- 「シアー」を斜面に設置すると、その着弾が残っていた不具合を修正。
- 「シアー」が隙間を越えて不適切に設置することができていた不具合を修正。
- 「シアー」の破壊時のセリフが適切に再生されていなかった不具合を修正。
- 「アークローズ」のセリフが早めに終了していた不具合を修正。
- バトルレポートでヴァイスのアビリティー表示が間違っていた不具合を修正。
- [PS5] 「スチールガーデン」に関連して稀にクライアントのクラッシュが発生していた不具合を修正。
- オーメン
- 特定のキー割り当てだと「フロム・ザ・シャドウズ」をキャンセルできなかった不具合を修正。
- 「ダークカヴァー」の移動速度が意図したよりも遅くなっていた不具合を修正。
- KAY/O
- KAY/OのアビリティーHUDの順番が間違っていた不具合を修正。
- アビリティーの設置位置指定
Episode 9のパッチスケジュール
Episode 9では、今回のパッチ8.05を含め11月までは月2回、12月には1回の計7回のパッチリリースが予定されている。以下は、米国太平洋時間に基づくリリース日程であり、実際のパッチは各地域で段階的にリリースされる点には注意。
パッチ | 予定されている日程(米国太平洋時間) |
9.06 | 2024年9月24日 |
9.07 | 2024年10月8日 |
9.08 | 2024年10月22日 |
9.09 | 2024年11月5日 |
9.10 | 2024年11月19日 |
9.11 | 2024年12月10日 |
- タイトル:VALORANT(ヴァロラント)
- 発売日:2020年6月2日
- 対象機種:PC(Riot Games)
Source:VALORANT
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