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テンセントがユービーアイソフトの買収検討か、創業者一家とともに低迷する業績の安定化図る

テンセントがユービーアイソフトの買収検討か、創業者一家とともに業績改善に向けた大きな動き
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フランスに拠点を置くUbisoft(ユービーアイソフト)は、『アサシンクリード』や『ファークライ』、『レインボーシックス』など多くの人気シリーズを抱える、従業員数約19,000人規模のゲーム企業だ。

ところが昨今は業績が不安定化。現地時間10月4日には、「創設者であり筆頭株主であるギュイモ一家と、大株主であるテンセントが協同でUbisoftの買収を検討している」可能性が報じられた。

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テンセントと創業者一家、Ubisoftを買収か

収益面で苦境に陥るUbisoftに、経営改革が起きるかもしれない。

現地時間10月4日付でBloombergが報じた内容によると、中国のテック・コングロマリットとして知られるテンセントが、Ubisoftの創設者一家による持株会社ギュイモ・ブラザーズとともにUbisoftの買収を検討。株式を非公開化し、経営の安定と企業価値の向上を目指す。なお記事執筆時点でUbisoftからのリリースやコメントはなく、ソースは「本件に通じた人々」とされている。

収益見通しを下方修正、株価は一時10ユーロ割れ

背景にあるのはUbisoftの不安定な業績だ。『アサシンクリード』など、現在も続く定番シリーズの成功によって同社の株価は2018年7月に107.90ユーロの最高値をつけた。ところが株価はそこから下落を続け、2024年9月26日の終値は9.892ユーロ。ついに10ユーロを下回る事態となった。

テンセントがユービーアイソフトの買収検討か、創業者一家とともに業績改善に向けた大きな動き
過去一年の株価値動き(Yahoo Financeより

株価の深刻な低迷は、経営状況の悪化に裏付けられている。Ubisoftは9月25日のリリースを通じて、会計年度2024-25年度第2四半期の収益見通しを5億ユーロから3.5~3.7億ユーロに下方修正した。8月に発売された最新作『スター・ウォーズ 無法者たち』のセールスが「予想よりも緩やか」であり、さらに11月に発売を予定していた最新作『アサシン クリード シャドウズ』を、2025年2月14日に延期。これが投資家からの失望を招いた。

テンセントが経営権を握るか

テンセントがユービーアイソフトの買収検討か、創業者一家とともに業績改善に向けた大きな動き
テンセント本社(Wikipediaより

現在のUbisoftの主要な株主構成を見ると、筆頭株主はギュイモ・ブラザーズで、持株比率は約14%。テンセントは約9.9%となっている。

テンセントは2022年9月にも出資比率を2倍近くに引き上げたことが報じられ期待を集めた。しかし持株比率が10%未満に留まり経営判断には関与しないと見なされ、その日の株価は前日比マイナス17.24%と大きく下落した。

果たして投資家の見立て通りだったのだろうか。テンセントによる出資にも関わらず、Ubisoft株にはその後も目立った値動きが見られなかった。前述の株価低迷を受け、2024年9月にはスロバキアのヘッジファンドAJ Investmentsを通じて投資家グループが書簡を送付。株式の非公開化を含め、Ubisoftに経営改革を要求する出来事も報じられた。

今回の「噂」を受け、Ubisoftの株価は急騰。前日比33.52%の14.2ユーロで10月4日の取引を終えている。これは買収に期待した投機的な動きとも解釈もできる。

Ubisoftは世界に約19,000人の従業員を擁するゲーム界の巨塔の1つだ。もしもギュイモ家に代わってテンセントが経営権を握る展開となれば、ゲーム業界に大きな動きが見られるだろう。いずれにせよ、Ubisoft公式からの今後の発表が待たれる。

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Source: Bloomberg

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • シージも車椅子ポリコレロボ壊れオペで調整放棄されてるし早く買収されて何もかも全て変わってくれ

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