Gunzilla Gamesは、基本プレイ無料のTPSタイトル『Off The Grid(オフ・ザ・グリッド)』の早期アクセスを開始した。対応プラットフォームはPC(Epic)、PlayStation 5、Xbox Series X(インサイダープログラム)。
メインコンテンツは、最大150人で戦うバトロワモード。未来のディストピア世界で用いられるサイバネティクス技術を駆使し、プレイヤーたちは身体を自在に改造しながら過酷な「ゲーム」に参加する。他にも最大60時間のボリュームがあるPvEモードも予定している。
基本プレイ無料TPSバトロワ『Off The Grid』
『Off The Grid』は、サイバーパンクな未来で開催されるバトルロイヤル・ゲームを題材にした作品。このディストピアな世界では、サイバネティックス技術の普及によって人間の身体改造が当たり前のように行われている。まずは期待が高まるトレーラーをご覧いただきたい。
- 『Off The Grid』早期アクセス
- Epic Gamesストア
- PS Store(海外)
- Xbox インサイダープログラム参加方法の解説(英語)
ゲームコンテンツとしては、最大150人で行うPvPバトロワモードの他、60時間ほどあるミッション形式のPvEモードが用意されている。
- PvPモード「世界一イカれたバトロワへようこそ!」
- 「斬って、叩いて、撃ちまくって、150人のプレイヤーによる激しい乱戦を勝ち抜こう。戦利品を獲得し、アイテムを交換すれば、もしかしたら、もしかしたらだが、頂点にたどり着けるかも。ただし、その時は下を見ないように。置いてきた諸々は面白味のないものだ」
- PvEモード「ジャンルの枠を超えたストーリーミッション。バトロワを新たなレベルに」
- 「『Off The Grid』には60時間分のストーリーが用意されている。バトルロイヤルが繰り広げられる一方で、キャンペーンにも参加。ゲーム企業からの仕事を請け負ったり、ティアドロップ島の秘密を探索したり、失われた過去の断片をコブラが見つけるのを手伝おう」
なお「ティアドロップ島」とはバトロワゲームの舞台となる主要マップの1つ。荒廃した熱帯の島で、3つのゲーム企業が提携してバトロワを開催している。「コブラ」はこの世界のガイド役キャラクターのことで、チュートリアルから会える。
具体的なゲームプレイの模様は、TimTheTatman、Ninja、Scumpがトリオを組んだ早期アクセスの配信も参考にしてみよう。
「サイバーリム」で身体改造
トレーラーからも伝わるように、未来世界の人間たちは身体を機械化して戦っている。この機械の四肢は「サイバーリム」と呼ばれ、プレイヤーの体の一部であると同時に交換可能なアイテムでもあるのが特徴だ。サイバーリムは武器と同じように、対戦中により良いものを拾って交換したり、倒した敵から奪ったりできる。
ゲームには30種以上のサイバーリムが用意されている。以下は公式サイトで紹介されているその一部。
- 「Snaresetter(スネアセッター)」:2つのノード間でつながれた電磁ビームを生成、トラップを設置する
- 「Ripper(リッパー)」:ブレードが接続されたサイバーアーム
- 「Slugger(スラッガー)」:ターゲットの動きを鈍らせる粘着弾を発射する
- 「Roadrunners(ロードランナー)」:超スピードで島を疾走できる機械の両足
- 「Starter Arm(スターターアーム)」:デフォルトで手に入る、普通の腕。人間の腕よりはやや強い
- 「Starter Legs(スターターレッグ)」:デフォルトの普通の脚。歩く、走る、ジャンプ、キック、ダンスなど基本的な動きができる
300以上の組み合わせが可能なカスタム・ウェポン
『Off The Grid』に登場する武器はカスタマイズが可能。サイト、マズル、タクティカル(レーザーサイトやライト類)、アンダーバレル、マガジンが改造できる。
さらに外見カスタマイズ要素も充実。帽子から靴まで、各部の衣類にアイテムが用意されている。キャラクターものではなく、プレイスタイルに合わせて自分の分身を作成していくタイプのゲームだ。
SF映画「第9地区」の監督も参加
開発を手がけるGunzilla Gamesは、ドイツ・フランクフルトに本社を置くインディーズ系スタジオ。アメリカ・ロサンゼルス、ウクライナ・キーウの3大都市圏に展開し、AAAゲームの開発に取り組んでいる。
Gunzilla Gamesには、最高ビジョナリー責任者としてニール・ブロムカンプ氏も参加している。アカデミー賞で作品賞などの4部門にノミネートされた2009年の映画「第9地区(Prime Video)」や、「エリジウム(Prime Video)」、「チャッピー(Prime Video)」を見たことがある方は、『Off The Grid』のメカニクスの描き方に同氏のテイストを感じられるだろう。
PC版の要求スペックは高め
グラフィックの美麗さに惹かれる『Off The Grid』。ただしEpicストアにも記載されているように、PCの最小要求スペックがやや高めなのは要注意。音声、テキストともに日本語のサポートもない。
また発表時点では、大きな特徴としてNFT(非代替性トークン)要素がゲームコンテンツとして盛り込まれていることをアピールしていた(共同通信PRワイヤー)。「プレーヤーがほかのプレーヤーからゲーム内で収集したり、相互獲得した新ゲーム内アイテムを購入できる」という。
海外ではとりわけゲームにNFTを導入するアイデアを白眼視する向きが強い。そもそもNFTがよく分からず、不安という方もいるだろう。しかしNFTの活用は強制ではない。公式FAQでも、『Off The Grid』は「NFTに手を出さなくともプレイできるようになっています」と説明されている。
いずれにせよ、ゲームとしては面白いかどうかがすべてだ。要求スペックをチェックしつつ、興味を持った方は『Off The Grid』の世界に早速乗り込んでみよう。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Epic Store
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