5vs5シューター『Strinova(ストリノヴァ)』のPC版が11月22日(金)より、Steamおよび公式サイトにてサービスを開始することが発表された。本作は、アニメ調キャラクターと豪華声優陣、そして独特な世界観で注目を集めているタクティカルシューター。
EAA!!では正式リリース版を一足先にプレイする機会を得たので、その魅力をお届けしよう。
アニメ調シューター『Strinova(ストリノヴァ)』とは?
『ストリノヴァ』の舞台は、地球での大災害をきっかけに人類が多次元空間「ストリノヴァ」へ避難した世界だ。この新天地で人類は遺伝子変化により「超弦体(ちょうげんたい)」と呼ばれる特殊能力を持つ存在へと進化を遂げた。
物語の核となるのは「パブロクリスタル」という希少資源の発見だ。生活基盤を支える重要なエネルギー源でありながら、「崩壊症候群」という致死性の疾患を引き起こす可能性が判明。
この状況下で、政府の秩序を守る「P.U.S」、旧世界への回帰を目指す「シザーズ」、そして新世界の可能性を追求する「ウルビノ」という3つの勢力が対立。それぞれの信念のもとに戦うことになる。
これだけでもワクワクする設定ではないだろうか。また、アニメ調のかわいらしいキャラクターデザインが特徴的な一方で、重厚な世界観がしっかり描かれている点が『ストリノヴァ』の大きな魅力。
各シーンで流れるBGMはその世界観に見事にマッチしており、物語をさらに引き立てている。ゲームをプレイする際は、ぜひ音楽にも注目してほしい。
『Strinova(ストリノヴァ)』の6大特徴
- 「弦化(げんか)」システム:
- 本作最大の特徴は、キャラクターを2Dから3Dに自在に切り替えられる「弦化」システム。弾除けや狭い場所への侵入、壁登りや滑空も可能。
- アニメ調キャラクター:
- 個性的で様々なかわいい・かっこいいキャラクターが多数登場。それぞれが特徴的なスキルと武器、バックストーリーを持っており、実際のアニメ化も期待してしまう。
- 多彩なモード:
- サービス開始時点で5種のモードが用意され、初心者から上級者まで楽しめる構成となっている。
- 難易度の異なるモードにより、競技ゲームをプレイする際の挫折感を軽減。
- 高い戦略性:
- アニメ調ながら競技性が高いという特徴により、見た目の楽しさと戦略的なプレイを両立。
- ソーシャル要素:
- クラン制度や自動翻訳で、ソーシャル性も高めている。
- 豪華声優陣:
- ミシェル:関根明良
- 心夏(ここな):高橋李依
- イヴェット:田村ゆかり
- ミン:新井里美
- ラヴィーネ:ゆかな
- カナミ:内田真礼
- メレディス:能登麻美子
以下で詳細を見ていこう。
3種の「弦化」で戦略的にプレイ
『ストリノヴァ』最大の特徴は、キャラクター表示を2Dと3Dに切り替える「弦化(げんか)」システム。操作キャラクターが立体から平面になることで、敵の弾を交わしたり専用の侵入ルートが増えるなど、地上だけでなく壁や空中など様々なゲーム体験を楽しめる。
- サイドステップ:
- 敵の弾を避けやすく、マップの隙間を通ることができる
- 攻撃はできないが、装備の切り替えやリロードは可能
- 壁貼り付き:
- 平面の壁に対して貼り付き、上下に移動できる
- 敵から見つかりにくく隠れやすい
- グライディング:
- 空中で滑空し、ゆっくり降下する
- 風の流れに乗って移動できる
- 紙が擦れるような音が鳴る(周囲に位置がバレる)
「弦化中」の特徴
- 被ダメージ軽減:
- 弦化中は銃撃のダメージが減少
- ボーナスダメージ:
- 近接武器や炎で弦化中の敵を攻撃すると追加ダメージを与えられる
- 特殊スキルとの相性:
- 弦化を禁止したり、弦化中のみダメージを与えるスキルが存在
- 戦術アイテム:
- 敵を強制的に弦化(例:グライディング状態)させるアイテムも用意
ペラペラになって攻撃をしのぎ、隙を見て反撃
『ストリノヴァ』ではHPが高めに設定されており、理由もわからず倒されることはない。スナイパーやマークスマンライフル以外では1~2発で倒されることもなし。そのため初心者でも安心。奇襲を受けた際には即座に弦化することで当たり判定を減らし、持久戦に持ち込むことが可能。
さらに、敵が隙を見せた瞬間に反撃したり、弦化を活用して敵の注意を引きつけることで、チーム全体の戦略に繋げられる。
ただし、複数方向からの銃撃や範囲のあるスキル攻撃となれば、弦化中でもダメージを回避することができない。弦化中は攻撃できないという点も踏まえて、カバーしあえる仲間と共に行動することを心がけたい。
また、マップ上のギミックと壁貼り付きを活かした移動テクニックも用意されている。例えば上部を移動するコンベアに壁貼り付きをすることで、AとBのエリア間をこっそり移動するといった戦術も可能だ。
『ストリノヴァ』は、ハイテンポな展開とアクション性の高い銃撃戦が魅力。弦化を活用した攻撃回避とチームプレイが融合し、長年シューターを楽しんできた筆者でもやりごたえを感じる完成度となっている。
17名の個性あふれる超弦体キャラクター
『ストリノヴァ』はローンチ時点で17名のプレイアブルキャラクター(超弦体)が登場。3つの陣営(P.U.S、シザーズ、ウルビノ)に分かれており、固有の武器、スキルセット、バックストーリーを持つ。
ちなみにダウンやデスされた際には、よくあるうめき声ではなく「まだここで倒れるわけには...」「私の栄光はここまでなの...」など喋ってくれる。あくまで余談だが、胸は揺れる。
- 3つの陣営
- P.U.S(青):防衛側のみ選択できる陣営キャラ
- シザーズ(赤):攻撃側のみ選択できる陣営キャラ
- ウルビノ(黄):攻防どちらでも選択できる陣営キャラ
- 武器
- メイン武器(固定)
- サブ武器(選択可能)
- 戦術アイテム(選択可能)
- 3つの固有スキル
- アクティブ:任意で起動
- パッシブ:常時発動
- アルティメット:必殺技
武器種とスキルはキャラクターごとに固定され、試合中に覚えておくスキルは3つのみ。シンプルな設計で、初心者でもわかりやすい。
スキルで戦況を一変
全キャラクターがアニメのヒーローのように、一瞬で戦況を変えるスキルを持つ。効果的に使えば、チームの勝利に大きく貢献できるだろう。
個性的なスキルはキャラクターの魅力を引き立てており、お気に入りの超弦体を見つける楽しみもある。
筆者のお気に入り超弦体2選
実際にプレイした中で、筆者が気に入った超弦体2名(攻撃・防衛)を紹介する。
シザース陣営(攻撃側)のフラグランスは、正式シーズンで初登場となるサポートロールの超弦体。香水で周囲の味方を強化するスキルと、フルオートの万能なアサルトライフルを兼ねそろえている。ヒーラーというよりはバッファーとして活躍できる場が多い。
特に集団でのラッシュ時には彼女のスキル効果が非常に強力なため、チームプレイが好きなプレイヤーは使ってみてほしい。
続いて、P.U.S陣営(防衛側)のミシェル。敵の進攻に対して、カウンターに優れたセンチネルロールの超弦体だ。設置するだけで機能するタレット系スキルが便利で、武器もアサルトライフルなので扱いは難しくない。初心者から上級者までオススメできる超弦体だ。
強化システムの「弦力増幅ネットワーク(後述)」から覚醒1を習得すると、タレットの攻撃がヒットした敵をシルエットとして視認できるため、スモーク内で当てれば外から一方的な攻撃も可能。戦術アイテムの煙幕弾を持ち込みたい。
また、ミシェルがダウンした時の捨てセリフには世代的にも聞き覚えがありすぎて、はっきり口に出して言われると思ったより面白い。
充実のコスメティック要素
『ストリノヴァ』はコスメティック要素も充実しており、思わずコレクションしたくなる魅力的なデザインが多い。外観だけでなく、試合中のボイス変更できるアイテムも用意されている。
- キャラクター
- コスチューム(レジェンドスキンは専用アニメーション付)
- ボイス
- スタンプ
- グラフィティ
- 武器
- 武器塗装(レジェンドスキンは専用キルエフェクト付)
- プロフィール
- メモリーチップ
『ストリノヴァ』5種のゲームモード
『ストリノヴァ』では、サービス開始時点で5種類のゲームモードが用意されており、自由にマッチメイキング可能。それぞれのモードは難易度が分かれており、初心者から競技プレイヤーまで幅広い層が楽しめる。
- デモリッション:
- ルール:爆弾設置・解除を巡る5対5(本作のメインモード)
- 弦力増幅ネットワーク:有効
- スキル:制限なし
- エスコート:
- ルール:1つの輸送車を巡る5対5の攻防戦
- マップ:エスコート専用マップ
- 弦力増幅ネットワーク:有効
- スキル:制限なし
- チームデスマッチ:
- ルール:3人ずつの計5チーム15人で競い合うチームデスマッチ
- マップ:デモリッションと同じ
- 弦力増幅ネットワーク:武器アップグレードのみ
- スキル:アルティメットのみ無効
- チームアリーナ:
- ルール:7対7のチームデスマッチ
- マップ:チームアリーナ専用マップ
- 弦力増幅ネットワーク:無効
- スキル:全て無効
- カスタム:
- 上記4つのモードを元に、自分でルールを設定できる
- サーバーリストから公開ルームに入室して遊ぶことができる
- マップ探索のほか、AIとの戦闘を行える
シンプルな銃撃戦やAIM練習を行いたいプレイヤーは、チームデスマッチとチームアリーナがオススメ。
競技性のある複雑なルールで対戦したいプレイヤーは、エスコートやデモリッションを選べば間違いないだろう。
『ストリノヴァ』のメインモードとなるデモリッションは、5対5の攻防に分かれて爆弾設置・解除を巡る爆破モード。1ラウンド1ライフのためリスポーン不可であり、攻守を交代した上で先に規定ラウンド数を取得したチームの勝利となる。
キャラクターを強化する「弦力増幅ネットワーク」
デモリッションでは試合開始時からメイン・サブ武器を所持しており、戦術アイテムやスキルもラウンド開始時に自動で補充される。代わりに、メイン武器やスキル、アーマー等の性能をエネルギーポイントを消費して強化することができる購入システム「弦力増幅ネットワーク」が用意されている。
「弦力増幅ネットワーク」は一般的なシューターゲームにおける購入システムに近く、試合が進むにつれてキャラクターの能力が強化されていく。どの順に取るかはプレイヤーの自由なので、お気に入りの組み合わせを探してみよう。
さらに、選択した項目の組み合わせ次第でキャラクターを強化する「覚醒」という強力な効果も得ることが可能だ。
自動翻訳で世界中のプレイヤーと繋がれるソーシャル要素
『ストリノヴァ』は、グローバルリリースを見据えたソーシャル性重視のゲームデザインが特徴だ。例えば、ロビー画面では他のプレイヤーとチャットで交流できる機能があり、さらに自動翻訳機能を搭載しているため、指定した言語に外国語を即座に翻訳してくれる。この機能により、国際的なプレイヤー同士でもスムーズにコミュニケーションが取れる。
また、ゲーム仲間との交流を深めるための「戦隊(クラン)」機能も搭載されている。この機能では、活動要項を細かく設定できるのが特徴で、かつてのオンラインゲームに見られた要素を現代的に取り入れている。懐かしさを感じさせつつも、新たな要素を加えたことで、より深いゲーム体験が提供されている。
超弦体と交流し「絆」を深めよう
メニュー画面では、超弦体の一人である星理恵と会話ができ、ミッションで入手したギフトを渡すことで「絆」が深まる。絆が上がると、専用アイテムやプロフィールの隠された要素が解放され、キャラクターの魅力にさらに迫ることができる。
先行プレイでは交流できる超弦体は1名しか確認できていないが、今後は他の超弦体とも交流できるのかもしれない。
『ストリノヴァ』シーズン1が11月22日9時開始
キャンペーン1:事前登録プレゼント
公式サイトの事前登録プレゼントキャンペーンだが、すでに600万人を達成。サービス開始後に全ユーザーへ配布される。
- 20万人達成:正式リリース記念基板x1、正式リリース記グラフィティx1
- 50万人達成:ドリームトークンx2000、弦基x500
- 100万人達成:サーフィンダック‐クエーサーx1
- 300万人達成:メモリシーケンスx10
- 600万人達成:ダックロック‐心夏x1
キャンペーン2:7日間ログインボーナス「時空のコーラス」
ゲームにログインすることで最大7日間、各種豪華なプレゼントアイテムを受け取ることが可能。
- プレゼントアイテム
- 弦次元ギフトボックスx1
- 超弦体セレクト招待状x1
- 超弦体「カナミ」のレアコスチューム「ナイトダンス」x1
- リネームカードx1、
- レア武器「フィナーレ」の限定塗装「浪人」x1
- 基板「ストリノヴァの日」x1
- メモリシーケンスx10
キャンペーン3:総額500万円の賞金争奪作戦
驚くのは、誰でも参加できる「弦化カップ~賞金争奪作戦~」。なんと総額500万円の賞金が用意されている。
本企画にエントリー後、公式から提供される「トラッキングリンク」を取得。ゲーム紹介動画や実況動画で視聴者に「トラッキングリンク」を案内し、ゲームのダウンロードを促すと、指定されたダウンロード数に応じた賞金を獲得できる。
- エントリー期間:11月22日(金)~12月31日(土)
- 実施期間:11月22日(金)~12月31日(土)
- 結果発表:2025年1月予定
- イベント詳細:Strinova - 弦化カップ -賞金争奪作戦-
他にも、正式リリースを記念したさまざまなイベントを開催予定とのこと。詳細は公式Xやゲーム内で確認しよう。
『ストリノヴァ』先行プレイの感想
限られた招待による先行プレイでAI戦しかプレイしていないためなんとも言えないが、少なくとも初心者でも安心してプレイできるシューターであることは間違いない。古き良き「デモリッション」感と、新鮮な「弦化」が相まって楽しめた。
本作は、可愛らしく親しみやすいアニメ調デザインながら、高い競技性を持つシューターとして新たなジャンルを切り開く可能性を秘めている。独創的な弦化システムと豊富なゲームモード、そして魅力的なキャラクターたちが、プレイヤーに新鮮な対戦体験を提供するだろう。
『Strinova(ストリノヴァ)』は2024年11月22日サービス開始で、対象機種はPC(公式サイト / Steam)“など”となっている。
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©2020-2024 IDS/KSH.
コメント
コメント一覧 (3件)
キャラがホヨバゲーのOW&Valoって感じだけど、サラッと遊ぶ分には元の二つよりやりやすくて面白いとは思う
杉田が声やってるSGの野郎は武器能力共に不快度高いけど
キャラが好きだからSG野郎使ってる側だけど、他のキャラが強すぎるのと中距離戦になりがちで中々勝てんのよ…
エスコートの杉田自分が何使ってても不快すぎるんよ…デモリッションは別にいいと思うけど