Respawn Entertainmentは、『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』の新イベント「アストラルアノマリー」を発表。さらに、このイベントにあわせてリリースされる、シーズン23の中間アップデートの内容を公開した。
今回は、各要素に数多くのバランス調整が見られる。ローバやミラージュなど、現環境にうまく適応できていなかったレジェンドを含め6人に調整。並行して武器4種が調整。さらに新ホップアップやレリックアイテムも導入された。また、ランクのRPについても細かな調整が見られ、マッチメイキングの改善が見込まれる。
『APEX』シーズン23中間アップデート
日本時間1月8日からスタートする「アストラルアノマリー」については以下の記事を参照。
レジェンド6人のバランス調整
オルター(強化)
- ヴォイドネクサス
- クールダウンを180秒から120秒に短縮
- デフォルトで時間制限を撤廃
- 範囲を200mから300mに拡大
- アップグレード:レベル3
- エターナルネクサス:削除後ベースキットに移動
- 新たな多次元要素:2つ目のヴォイドネクサスを付与し、2つ同時に使用可能にする
開発者メモ「オルターのアルティメットがより柔軟に使用できるよう、若干の変更を加えました。オルターについては近い将来にさらに調整を実施する予定です。今回の変更で、アップデートされたアルティメットが以前よりも使用されるかどうかを確認したいと思います」
ホライゾン(調整)
- グラビティリフト
- 戦場での視覚負荷を軽減するため、リフトの視覚効果を調整
- リフト内のプレイヤーの音声がよりはっきり聞こえるよう調整
ローバ(強化)
- ブラックマーケット
- アルティメットがチャージ量99%で開始(以前は50%)
- グリーフィング対策を追加
- (※補足:味方のをわざと破壊する迷惑行為を指すと思われる)
- 遠隔で拾えるように変更
- バナーが入手可能(ブラックマーケットの消費なし)
- 鍵なしで保管庫を開けられるように変更(進化ポイント付与はなし)
- 保管庫のアイテムを盗んでもブラックマーケットは破壊されなくなるが、ローバのみが使用でき、アラームは変わらず鳴る
- 起爆ホールドから再びアイテムを回収可能
- ブラックマーケットを設置してから使用可能になるまでの遅延を削除
- 小型の医療アイテム(シールドセルと注射器)がブラックマーケットで出現しなくなった
- 試練、ビッグ・ママ、コースティック研究所のアイテムがブラックマーケットに出現しなくなった
- 盗賊の相棒
- 2回分のチャージを所持可能
- 戦術の時間をわずかに短縮し、回復時間を大幅に短縮
- ブレスレット投てき時のサウンドFXとVFXが低減
- アイフォークオリティ:ローバは武器を携行していないときでも、エイムしてパッシブでハイライトされたアイテムのUIを視認できる
- アップグレード:レベル2
- ハイバリュー:削除
- マーケットエクスパンション:削除
- 爆買い:レベル2になり、部隊全員が味方のブラックマーケットからアイテムを3つ入手できるように変更
- 新登場ウルフクロー:スピードブーストを獲得し、テレポート後は武器の取り出し速度が大幅に早くなる
- アップグレード:レベル3
- 戦術アップグレード:削除
- 新登場ブランニューバッグ:選択時に部隊全体がゴールドのバックパックを受け取る
- 新登場エスケープアーティスト: ローバは戦術でテレポート後にシールドHPを50自動回復する。これはダメージを受けると停止する
開発者メモ「ローバ関連の多くの変更はキットの扱いにくさを改善し、アビリティの反応性を高めるために実施しています。
アルティメットの発動を速くし、小回復を付与することでサポート能力を得ることができます。一方で戦術関連の2つの変更と、回復速度の向上により、機を見て難局を切り抜けやすくなります。まさに優れた盗賊の力を得ることになります。
しかしながら、プレイスタイルや部隊構成に応じて、ローバのアップグレードを使い分けられるのが最大の魅力です。サポートを重視するスタイルの場合、改良された『爆買い』や『ブランニューバッグ』でチームにアイテムを供給することができます。『ウルフクロー』や『エスケープアーティスト』を使えば、スカーミッシャーのようなスタイルにも対応できます。大変身を遂げたローバが、我が物顔で表彰台に上がるのをぜひ見てみたいですね」
ミラージュ(強化)
- パッシブ:神出鬼没
- 回復用の消耗品アイテムを使用中もクローク可能
- ダメージを受けたり、アビリティの使用や回復行動が終了するとクロークが解除
- クロークには5秒間のクールダウンがあり、クローク解除後に開始される
- クローク発動までの時間が1.5秒から1秒に短縮
- 復活後、クローク状態のミラージュの移動速度が上昇
- 回復用の消耗品アイテムを使用中もクローク可能
- アップグレード:レベル2
- バットパック:削除
- モア・ミー:削除
- 新登場ブーズルアイ:クローンを射撃した敵を偽装でスキャン可能
- 新登場ルネッサンスマン:他の全クラスのインタラクション要素を使用可能(アサルトボックス、ケアパッケージのスキャン、調査ビーコン、リングコンソール)
- ミラージュと所属部隊は、これらのクラスのメンバーが所属している場合、該当インタラクションによってのみ進化ポイントを獲得
開発者メモ「ミラージュは人々から愛されるレジェンドではあるものの、チームに加えても力を発揮できず、クローンも簡単に発見されてしまう存在となっています。
サポートレジェンドをフィーチャーした今シーズン中に、このような状況の改善を目指しています。ボックスやビーコンに汎用的にアクセスできる能力を付与し、クローク能力を駆使することで窮地を脱する手法も増えています。部隊のサポート役として柔軟に対応し、使い勝手が良くなったミラージュになっていると思います。
趣向を凝らして戦闘に参加・離脱する姿をぜひ見届けたいと思っています。みなさんもパワーアップしたミラージュにきっと驚いてしまうことでしょう」
パスファインダー(弱体化)
- グラップリングフック:クールダウンを30秒に延長(変更前は可変)
- 内部情報
- ケアパッケージのスキャンで獲得するクールダウンの短縮幅が低下
- ケアパッケージのスキャンですぐにジップラインを設置できる仕様を変更
- アップグレード - ジップラインゼン:ダメージ軽減が50%から25%に低下
開発者メモ「今シーズンはサポートレジェンドをフィーチャーしていましたが、パスファインダーは依然として使用頻度が高く、部隊の移動を引っ張るメインレジェンドとして活躍していました。
そこで、ケアパッケージのスキャンですぐにアルティメットが使える仕様を元に戻しました。ジップラインゼンのアップグレードについても見直しを実施しつつ、何度も安全に移動できる能力は維持しています。
また、グラップルのクールダウンも調整しました。アビリティを戦術的に選択し、他のレジェンドで埋め合わせていくやりこみ要素にもなっています」
ヴァンテージ(調整)
- スナイパーマーク:アルティメット促進剤でリロードする際に、新しいアニメーションが追加され、武器の起動状態が維持される
レジェンドの不具合修正
- オルター
- オルターのパッシブを使用中に、デスボックス内のアイテムのピンを送信できるようになった
- デスボックスを時折見なくても(リスポーン後も含む)、パッシブのプロンプトが表示されなくなった
- コースティック
- 銃身が重なって展開できない不具合を修正
- ライフライン
- D.O.C.へイローシールドが大きいドアで破壊されていた不具合を修正
- D.O.C.VFXとSFXが不必要に長時間維持されないように修正
- D.O.C.を自身に展開した際に、一人称視点の音声が味方の画面で再生されないよう修正
- ニューキャッスル
- アルティメット使用時にアッシュのスネアを適切に回避し、空中にカクつきながら浮遊しないように修正
武器バランス調整
チャージライフル(強化)
- 装弾数が向上
- 基本弾薬: 6
- 白マガジン: 7
- 青マガジン: 8
- 紫マガジン: 9
- 近距離での発射体のサイズを引き上げ
- 発射体のスピードが上昇
- 反動の改善
- 最大ダメージを与える距離が300mから200mに変更
- 発射体の重力を軽減
- セレクトファイアホップアップに対応
- オルタネート射撃: 自動射撃モード
- ダメージを25%軽減
- 連射速度が上昇
- オート時の反動を改善
開発者メモ「チャージライフルは正しい使い方をすれば優れた銃ですが、使いこなすには少々コツがいります。そこでマガジン容量を増加させ、反動を調整。最大ダメージを得られる距離を短くし、セレクトファイアホップアップを追加するなどして、チャージライフルをより使いやすくできるよう取り組みを進めています」
マスティフ(弱体化)
- 照準器越しの射撃時に拡散パターンが狭くなる
- 拡散パターンを拡大
- マスティフを持ち上げて射撃可能になるまでの時間が増加
- 上げ下げの時間がわずかに増加
開発者メモ「マスティフは今シーズン特に強くなっていることが判明し、その主な要因として、遠距離での安定性が挙げられます。ダブルマスティフではタイミングの問題によって、平均秒間ダメージが増加していましたが、その解消に努めています。
同時に拡散パターンを拡大させ、照準器越しの射撃時については拡散パターンを狭くすることで、遠距離時のダメージを抑制しています」
ピースキーパー(強化)
- チョーク速度が大幅に増加
- 発射体のスピードが上昇
開発者メモ「射程に優れるショットガンとして、ピースキーパーのチョークショットに注目して欲しいという狙いがあり、連射速度と弾の飛翔速度を上昇させました。これにより、遠距離であっても特に移動中の敵に命中させる際のパフォーマンスが大きく向上しています」
RE45(強化)
- ダメージが12から13に増加
開発者メモ「アキンボの登場以降、RE45は影が薄くなっていました。今回のダメージ増加により、現在の戦場において幾分使いどころが出てくると思います」
アタッチメントと軍需品の調整
アクセラレーター
新ホップアップ「アクセラレーター」:ネメシスバーストAR、G7スカウト、CAR SMGでストック可能
- ダメージで得られる進化ポイントが増加
- ダメージで得られるアルティメットチャージが増加
- アクセラレーター武器を装備時、ノックダウンでアルティメットチャージを30%付与
開発者メモ「新ホップアップを通じて新要素を試しているところで、対応する武器にはデフォルトで追加しています。進化ポイントやアルティメットチャージの獲得量を増加させるアビリティは、マッチ序盤に得ると大きなインパクトを持ちます。レアアイテムを入手する必要なく、エキサイティングなゲームプレイを提供できないか試してみたいと思います」
アークスター
- アークスター
- アークスターに拘束された際、そのメッセージがプレイヤーに通知される
開発者メモ「激戦になると、アークスターに拘束されていることが分かりにくい場合があります。このメッセージ機能を活用すれば、何となくではなく、正確な情報に基づいて適切なプレイを選択できるようになります」
ホップアップ
- セレクトファイアを追加
- プラウラーPDWとチャージライフルに装備可能
- 自動射撃モードの切り替えが可能
バランスアップデート
- ケアパッケージ
- ケアパッケージを開封すると、開封したプレイヤーだけではなく仲間全員に進化ポイントが付与される
- ゴールド武器ローテーション
- チャージライフル、プラウラーPDW、ネメシスバーストAR, G7スカウト、CAR SMG
- リングでの致死関連
- プレイヤーがリングの致死警告の制限時間に達すると、サポート型レジェンドのパークが無効になる
- リング内で復活の達人を使うと、再度使用可能になるまで長いクールダウンが引き続き適用される
- プレイヤーがリングの致死警告の制限時間に達すると、サポート型レジェンドのパークが無効になる
ゲームモード:ローンチロイヤル
- レプリケーターのスポーンが有効
- 各レジェンドはレプリケーターでチームメイトのバナーを作成可能
- レプリケーターでレベル1アーマーを作成
- 武器未所持の場合、ボックス開封で武器が1個確定
- リングのタイミングを調整
- ラウンド間の待機時間を改善
- リングの縮小速度が上昇
- マップローテーション:キングスキャニオン、ワールズエッジ、オリンパス、ストームポイント、ブロークンムーン、E地区
リフトレリックの継続
開発者メモ「リフトレリックで入手可能なアイテムは定期的にアップデートされ、ラインナップに武器が追加され、利用可能なブーストキットがローテーションで変更します」
- ブーストキット
- 新たに追加
- アップグレード:全レジェンドのアップグレードについて、装備時にアンロックとアクティベートを実行
- 非常煙幕:ダメージを受けると、自分の立ち位置に視界を遮る煙幕が放たれる
- マップハック:自身と味方が確認できる敵のピンをミニマップにときどき追加する
- フェーズリワインド:発動で前のロケーションに復帰する
- 再導入
- ホバー:空中でのエイムにより、プレイヤーはホバリングして浮遊状態を保ち、照準が安定する
- 虚空反射:プレイヤーをノックダウンするダメージは代わりに数秒間プレイヤーを虚空に送り込み、瀕死の体力で戻ってくる
- 進化型自動回復:体力/シールドバーが時間経過で回復
- 部隊回復:体力/シールドの消耗アイテムを使用すると、近くのチームメイトにも回復効果が付与される
- ネッシー:ネッシーの仲間を召喚して、代わりに戦ってもらう
- 新たに追加
- レリック武器
- 新たに追加
- レリックパルスブレード:投げナイフの改良版で、着弾箇所をわずかにスキャンしダメージが増加する効果を持つ
- レリックチャージセンチネル:シールドセルを維持しながら、センチネルを常にチャージ状態にする
- レリックチャージランページ:投てき用のテルミットグレネードを消費することなく、常時ランページが使用可能
- レリックEVA8 + ダブルタップ
- レリックディヴォーション + EMP: 敵のシールドを壊すと、周囲の敵に追加ダメージを与える(与ダメージが多いほど、EMPがより強力に)
- レリックチャージライフル:初実装時の初代チャージライフル
- 再導入
- レリックオルタネーター:ディスラプター弾で改造されたローンチロイヤル版
- レリックマスティフ:ローンチロイヤル版
- レリックL-スター:連射速度が速くマガジン容量が制限されたローンチロイヤル版
- レリックスピットファイア:高速リロード、改善された腰撃ち、ヘビーアモを備えたローンチロイヤル版
- レリックウィングマン:スカルピアサーを持ったローンチロイヤル版
- レリックプラウラー:高倍率スコープ付きのローンチロイヤルセレクトファイア(フルオート)版
- レリックG7スカウト:スナイパースコープ付きのローンチロイヤル版
- レリック30-30リピーター:敵とモンスターに与えたダメージの一定割合で回復
- ヘッドショットが命中すると、体力とアーマーが即座に大きく回復する
- エンベデッドデュアルローダー
- マガジンサイズ12
- スカルピアサーホップアップ
- EPG-1:単発のエネルギー推進式ランチャー
- 新たに追加
マップローテーション
パブとランク
- E地区
- オリンパス
- ワールズエッジ
ミックステープのローテーション
(現地時間)
- 2025年1月7日~1月20日
- TDM:スカルタウン、モニュメント、ZEUSステーション
- コントロール:生産工場、サンダードーム、ラバサイフォン
- ガンゲーム:ワットソン、フラグメント、ザ・コア
- 2025年1月21日~2月10日
- ビッグTDM:サンダードーム、スカルタウン
- コントロール:生産工場、ラバサイフォン
- ガンゲーム:スカルタウン、フラグメント
- ロックダウン:ZEUSステーション、ザ・コア
ランクRPの調整
開発者メモ「RPによる振り分けとマッチメイキングが適切に連動していない問題を確認しました。
この問題によりマッチ中に、予期せずランク配分が乱れる場合がありました。例えば、同等のスキルを持つプレイヤーたちが別のティアに割り当てられ、上位ティアのプレイヤーが、本来より下のティアのマッチに参戦するような状況が発生していました。
そこでRPによる振り分けとマッチメイキングがより連動するよう、システム調整を行いました。今回の調整の一環として、プレイヤーはRPの損失幅が減少し、あるべき進行状況に近づけるような変更を行っています。ランク体験の改善は今後も継続していきますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします」
- ルーキーIVからシルバーIV:RP値に変更なし
- シルバーIVからシルバーIII:600 RPから500 RPに引き下げ
- シルバーIIIからシルバーII:600 RPから500 RPに引き下げ
- シルバーIIからシルバーI:600 RPから500 RPに引き下げ
- シルバーIからゴールドIV:600 RPから750 RPに引き上げ
- ゴールドIVからゴールドIII:700 RPから750 RPに引き上げ
- ゴールドIIIからゴールドII:700 RPから750 RPに引き上げ
- ゴールドIIからゴールドI:700 RPから750 RPに引き上げ
- ゴールドIからプラチナIV:700 RPから750 RPに引き上げ
- プラチナIVからプラチナIII:800 RPから750 RPに引き下げ
- プラチナIIIからプラチナII:800 RPから750 RPに引き下げ
- プラチナIIからプラチナI:800 RPから1000 RPに引き上げ
- プラチナIからダイアモンドIV:800 RPから1000 RPに引き上げ
- ダイアモンドIVからダイアモンドIII:900 RPから1000 RPに引き上げ
- ダイアモンドIIIからダイアモンドII:900 RPから1000 RPに引き上げ
- ダイアモンドIIからダイアモンドI:900 RPから1000 RPに引き上げ
- ダイアモンドIからマスター:900 RPから1000 RPに引き上げ
Source: Apex Legends Official
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