VG Entertainmentは、PC Steam向けシングルプレイヤーFPS『Forest Reigns(フォレストレインズ)』を発表した。リリース日程は未定で、現在ウィッシュリスト登録受付中。
舞台となるのは、巨大な森と融合したポストアポカリプスなパリ。プレイヤーはパリを旅し、自然の脅威に立ち向かい、時には自然にあるものを活用しつつ、分岐するストーリーラインを通じてサバイバルを繰り広げる。
『Forest Reigns』発表、舞台はポストアポカリプス・パリ
『Forest Reigns』の舞台となるのは「光の都」でおなじみのフランス・パリ。しかし、観光名所としての華やかさはすっかり失われてしまっている。いわゆるポストアポカリプスものであり、大規模な「森林(The Forest)」に呑み込まれてしまったこのパリでは、人々の営みも単なる自然の一部と化している。
「緑の地獄」はなぜ発生したのか?
この巨大な森林は、「緑の地獄(green hell)」と呼ばれているほど人類の脅威となっている。無尽蔵な力を発揮し、害をなそうとする人々に対し容赦をしない。なぜ森林は急拡大を遂げたのか? その謎を解き明かすのがプレイヤーの役目だ。
『Forest Reigns』のキーワードは「自然の逆襲」。エッフェル塔や凱旋門といったパリを象徴する建造物は、尋常ではない規模の植生によって覆い尽くされている。動物たちも進化を遂げたのか、公開トレーラーでは、イノシシのような生物がその外皮でライフル弾を悠々と弾き返す様子が描かれている。
開発はFPS熟練のウクライナの開発スタジオ
開発を手がけるのは、ウクライナのゲームスタジオVG Entertainment。もともと「Vostok Games」名義で、『Fear The Wolves』と『Survarium』という対戦型FPSを手がけていた。新作『Forest Reigns』では、シングルプレイヤー用のストーリー主導型FPSに挑戦する。
現在はPC Steam版のみだが、コンソール版をリリースする計画もあるとのこと。
自然と闘い自然を活かす一本道ではないストーリー
『Forest Reigns』はストーリー主導型のFPSだが、一本道シナリオではない。派閥システムもあり、すべてはプレイヤーの判断に委ねられるロールプレイング・ゲームでもある。
派閥は4つあり、それぞれ人類の未来について異なる考えを持っている。取り扱う武器や装備品も、派閥ごとに個性が異なる。ひねりのあるストーリーやミッションの中で、プレイヤーは時に決断を迫られ、それが物語の結末を変化させていくという。
システム面では、メインモチーフである自然界との関わり方が重要になる。現実と同様、自然はプレイヤーの敵にも味方にもなる。環境を活用して敵の動きを封じたり、遮蔽物を造り出したりしているシーンもあれば、正体不明の生物にプレイヤーが襲われているシーンも見られる。
『Forest Reigns』には、探索・サバイバル・クラフト要素もある。武器を無数のアタッチメントでカスタマイズし、プレイスタイルを変えつつ旅ができる。一方ではステルスをして、戦闘は避けて通るプレイもできる。
シングルプレイヤーFPSならやはり、ガンプレイの楽しさや、登場する武器のバリエーション、さらには銃器性能のオリジナリティが重要になりそうだ。このあたりはアップグレードシステムの詳細を含めて、続報に期待したい。
「ポストアポカリプス・パリ」を旅する『Forest Reigns』に興味を持った方は、Steamストアページで早速ウィッシュリストに登録してみよう。現実のパリの街並みを知っているならより楽しめるだろう。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: YouTube, IGN
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