Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』には今後、ゲーム全体の体験をより幅広いものにする、「より有意義なアップデート」の計画があるという。
Electronic Arts(EA)の決算発表を通して、CEOのアンドリュー・ウィルソン氏が現在進行中の計画と、エーペックスの今後の展望について語った。
『APEX2』?「より有意義な大型アップデート」を開発中
![『エーペックスレジェンズ』シーズン24テイクオーバー発表!](https://i0.wp.com/fpsjp.net/wp-content/uploads/2025/01/95847cd5bbd35ec403bcb23138036c0f.jpg?resize=1200%2C675&quality=89&ssl=1)
現地時間2月4日に発表されたEA決算のカンファレンス・コールの場で、出席者から『エーペックスレジェンズ』の今後の方策についての進捗を尋ねられる場面があった(35:00ごろ)。
この質問に対し、EAのCEOのアンドリュー・ウィルソン氏は興味深い回答をしている。
- 『エーペックスレジェンズ』の開発チームは現在、「より有意義なアップデート(a more meaningful update)」に取り組んでいる
- このアップデートは、新作『バトルフィールド』のリリース後の実施を見越している
- 長期的には『エーペックス2.0』のような、さらに大きなアップデートも見越している
新作『バトルフィールド』の後に大型アップデート
ウィルソン氏によると、世界中で2億人以上にプレイされてきたエーペックスだが、ビジネスとしての軌道はEAの望んだ通りには推移していないという。
実際に第3四半期決算の中でも、今四半期の『エーペックスレジェンズ』のネットブッキングは昨対比で減少したことが報告されている。とはいえ、これはEA側の予測の範囲内であるとのこと。
(※ネットブッキング = 分かりやすく言うと「売上」のこと。期内におけるゲームと関連サービスの、デジタルおよび実物から得た売上高から手数料などを差し引いた額を指す。昨今はゲームそのもの以外にも、アイテム課金や月額サブスクサービスなどで収益を上げる機会が増加した。こうした変化を踏まえてゲーム業界では「ブッキング」の勘定科目を用いている)
EAでは、エーペックスのコミュニティをサポートすべく、多くの点で調整を行っている。具体的にはゲームプレイの品質改善、アンチチートの強化、コアのゲーム体験を素晴らしいものにしているすべての部分の向上だ。
一方で、新コンテンツのテストと開発も続けていくという。コミュニティの拡大に向けて「より幅広い体験としてのエーペックスに、より有意義なアップデートをしていく」。
Respawnのエーペックス開発チームは現在、これに鋭意取り組んでいる。この「より有意義なアップデート」の規模について、ウィルソン氏は「大型アップデート(major update)」とも表現している。ゲームシステム全体に関わるものがイメージされる。
そのリリース時期は、新作『バトルフィールド』のリリース後を見越しているという。なお新作『バトルフィールド』は会計年度2026年内にリリース、つまり2026年3月31日までに出す予定であることが今回の決算にて明かされている。エーペックスの「より有意義なアップデート」も、BF次第だが2026年ごろになりそうだ。
![](https://i0.wp.com/fpsjp.net/wp-content/uploads/2025/02/e951f3292a1fa388267951116b231116.jpg?fit=300%2C169&quality=89&ssl=1)
エーペックスを何十年も続くフランチャイズに
![APEX2](https://i0.wp.com/fpsjp.net/wp-content/uploads/2025/02/APEX2-.jpg?resize=1200%2C675&quality=89&ssl=1)
EAはこれまでも、1つのフランチャイズを10年、20年、30年と成長させ続けてきたとウィルソン氏は語る。同じようにエーペックスも、何十年もの長期に渡って成長させていくという。
「弊社では、『エーペックスレジェンズ』もそのようなフランチャイズの1つになるという展望を持っています。そして長期的なタイムラインで見たとき、どこかの時点でさらに大きく、さらに有意義なアップデートを実施し、エーペックスのゲーム体験をより幅広いものにしていくことになるでしょう。言うなれば『エーペックス2.0』です。そしてこの『2.0』さえも、エーペックスの最終バージョンではないのです」
聞いた限りでは、開発現場では何らかの「より有意義なアップデート」に取り組んでいることは事実のようだ。しかしそれは大型アップデートではあっても、『エーペックス2.0』のような、タイトル全体へのアップデートではなさそうだ。
今回のウィルソン氏の話は、「EAはエーペックスを今後何十年もかけて成長させていくので、いつかは『エーペックス2.0』のようなタイトルアップデートも当然起きるでしょう」くらいのニュアンスだと解釈できる。
振り返ると第2四半期決算のときも、『エーペックスレジェンズ 2』のようなものは当分予定がないことを明かしていた。具体的に現在進行している計画はないが、視野には入っているということだろうか。
いずれにせよ、1つのフランチャイズを何十年もかけて育てていきたいというEAの展望は、リリース時からプレイしてきたファンはもちろん、最近始めたばかりというプレイヤーにも心強い話だ。
新作『バトルフィールド』のリリース後に実施されるという、エーペックスの「大型アップデート」とは一体何なのか。シーズン24「テイクオーバー」の続報とともに、さらに将来の発表にも注目していこう。
![](https://i0.wp.com/fpsjp.net/wp-content/uploads/2025/01/95847cd5bbd35ec403bcb23138036c0f.jpg?fit=300%2C169&quality=89&ssl=1)
Source: Electronic Arts
コメント
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コメ欄ですら仲良くできない終わってる民度の奴しか残ってない肥溜めコミュニティ。論争以前にそもそも大多数は飽きたってだけやろうな5年くらい楽しませてもらったからもうおなかいっぱいやわ