『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のeスポーツ競技シーンでは、5月10日よりブラジル・リオデジャネイロにて、今年度最初のイベント「RE:L0:AD 2025(リロード2025)」が開催される。
4月3日には、気になるそのフォーマットが発表された。世界の「パートナーチーム」20チームが出場するこのイベントだが、「Bulletシステム」や「スペシャルカード」の採用など、シージ史上まれな特殊ルールになっている。事前にチェックしておこう。
『R6S』RE:L0:AD 2025フォーマット公開
「RE:L0:AD 2025」は、5月にブラジル・リオデジャネイロで開催されるシージeスポーツの新たな大会だ。
出場するのはシージeスポーツの「パートナーチーム」に登録されている世界の20チームで、シックスメジャーと比べてお祭り色の強いイベントになっている。日本からはCAG OsakaとSCARZが出場する。

お祭りとはいえ、賞金総額は480,000ユーロ(約7,745万円)。出場するパートナーチームの顔ぶれも、世界各地のチャンピオン級ばかりだ。シージeスポーツ2025年度の開幕を祝した、熱い戦いに注目しよう。
- 日程(現地時間)
- グループステージ:5月10日~14日
- プレイオフ:5月16日~18日
シージeスポーツ2025年度全体のスケジュールは、以下の記事も参照。

グループステージ「Reload to Survive」

「RE:L0:AD 2025」は、グループステージとプレイオフの2段構成。最初のグループステージで、出場20チームのうち、プレイオフに進出する上位8チームを決定する。
こう書くといつものグループステージのようだが、今回は「Bullet(ブレット)システム」なるルールを採用。シージeスポーツ史上に残るかもしれない、極めて特殊なフォーマットだ。
Bulletシステムによる対戦の流れ
グループステージが始まると、まず各チームが6つのBullet、つまりポイントを付与される。
チームの順位は、所持しているBulletの数で決まる。対戦を通じ、より多くのBulletを積み上げていくのが「RE:L0:AD 2025」のポイントだ。
グループステージは5ラウンドで構成されており、全試合BO1で行われる。
- 全チームがBullet 6発を所持してスタート
- 対戦する両チームは、「リロード」したいBulletの数を決める
- ラウンド1~2:2発までリロード可能
- ラウンド3~5:8発までリロード可能
- 勝利チームは、リロードしたかった分のBulletを入手できる
- 敗北チームは、リロードしたかった分のBulletを失う
勝利すると、リロードしたかった分の弾を回収しつつ、それと同数の弾を入手できる。敗北するとリロードしたかった分の弾を失う。相手の弾を奪うわけではない点に注意。
リロードできる弾数については、「対戦相手が持っているBulletよりも多くの弾をリロードに出せない」というルールがある。自分たちが持っているBulletを上回る弾数をリロードすることは可能。

- 例
- チームA(所持Bullet 3発)vs チームB(所持Bullet 5発)
- チームAは2発リロード、チームBは3発リロードすると決める
- チームAの勝利:チームAはBullet 5発に、チームAはBullet 2発になる
- チームBの勝利:チームAはBullet 1発に、チームBはBullet 8発になる
所持Bullet数がゼロを下回ったチームは大会敗退となる。
各ラウンドの対戦相手について。ラウンド1は抽選でマッチアップを決める。ラウンド2以降は、順位が低い、つまり所持Bullet数の少ないチームから順番に対戦相手を指名していく形式をとる。ただし同じチームとは二度対戦できない。
ラウンド4終了時と、ラウンド5終了時に、その時点でのBullet数をチェック。プレイオフに進出するチームと敗退チームが決まる。
- ラウンド4終了時
- この時点での上位4チームがプレイオフに進出する。下位4チーム(17~20位)は大会敗退
- このとき、ラウンド5に進む残りのチーム数が奇数になった場合は、代わりに上位4チームがプレイオフに進出する(※訳注:「上位5チーム」ではないかと思われる)
- ラウンド5終了時
- 残りチームのうち、上位4チームがプレイオフへ進出
- もしラウンド4終了時に5チームがプレイオフに進出していた場合は、上位3チームがプレイオフに進出する
- タイブレーク・ルール
- ラウンド差
- 直接対決の結果
- 勝率
- ラウンド勝率
- コイントス
スペシャルカード・システム

グループステージには「スペシャルカード」という、さらに特殊なシステムが存在する。
スペシャルカードは6種類ある。そのうち3つは条件がそろったときに、自動的に発動する。残り3つは各チームが所持しており、1回ずつ発動できる。
自動発動するスペシャルカード
- Survivor Card(サバイバーカード)
- 残りBulletが1発の状態でラウンドを開始し、勝利したチームは、追加のBulletを1発入手する。発動回数に制限なし
- Flawless Victory Card(フローレスビクトリーカード)
- ラウンドスコア7-0で勝利したチームは、追加のBulletを2発入手する。発動回数に制限なし
- Eliminator Card(エリミネーターカード)
- 対戦相手を、試合または決闘で敗退させたチームは、追加のBulletを1発入手する。発動回数に制限なし
チームが1回ずつ使用できるスペシャルカード
- Chicken Card(チキンカード)
- ラウンド2~4で使用可能
- 対戦相手として指名されたチームが使用し、対戦を拒否できる。指名したチームは別の対戦相手を選ぶ
- Duel Card(デュエルカード)
- ラウンド3でのみ使用可能
- 敗退、つまり残りBulletがゼロ以下になることが決まったチームがこのカードを発動可能。相手と1v1の決闘を行う
- カードを使ったチームが勝利した場合、所持Bullet数がゼロにリセットされ、勝利ラウンド数から敗北ラウンド数を引いた分のBulletを入手できる(例:7-4で勝利したら+3 Bullet)。敗北すると、所持Bulletの数はそのまま。つまり敗退が決まる
- (※訳注:1v1のフォーマットは不明)
- Extended Mag Card(拡張マガジンカード)
- ラウンド3~5で使用可能
- 対戦開始時に使用可能。その対戦で勝利したチームは追加のBulletを6発入手する
プレイオフはシングルイリミネーション

プレイオフではうって変わって、通常のシングルイリミネーションとなる。グループステージの特殊さと比べると落差があるが、これ以上ルールを複雑にすると選手もファンも大変と思われるので、妥当な構成だ。
8チームがBO3で対戦し、決勝戦「ファイナル」ではBO5で対戦。「RE:L0:AD 2025」のチャンピオンチームが決定する。
2025年度の戦いに向け、情熱をリロードしよう

Bulletシステムや、スペシャルカードといった特殊ルールが盛り込まれた「RE:L0:AD 2025」。競技シーンが本格スタートする前の準備として、各チームのファンが改めて熱意を上げるのにうってつけのイベントとなるだろう。
今までにないシステムであるため、シージeスポーツ公式Xでも、コミュニティの人々からは困惑した反応が寄せられている。シージどころか世界のeスポーツ史上で最も特殊かもしれない。
とはいえ、良くも悪くも毎年のようにスケジュールやフォーマットが変わってきたのがシージeスポーツだ。「RE:L0:AD 2025」が始まれば、自然と慣れるのではないだろうか。
なお、各試合は「シージX」でプレイされるようだ。正式リリースは6月10日だが、その前に最新ビルド「シージX」での対戦環境をチェックできる、興味深いイベントになるだろう。引き続き、今後の配信情報などに注目していこう。

- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: R6 Esports
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