[噂] 『コールオブデューティ』シリーズ実写映画化？ 米パラマウント新計画「ゲーム作品の映画化を主導したい」

ミリタリーFPSの定番タイトル『コール オブ デューティ』シリーズでは、最新作『Call of Duty: Black Ops 7（コールオブデューティ: ブラックオプス7）』が11月14日リリース予定。

基本的にはゲーム内の「キャンペーン」モードでストーリーが展開し、完結するこのCoDだが、久しぶりに「映像化・映画化」の噂が舞い込んだ。公式発表は何もないが、アメリカの映画製作および配給会社でおなじみのパラマウント・ピクチャーズがXbox（Microsoft）と交渉中なのだとか...。

映画『CoD』シリーズ企画が再浮上か

『コールオブデューティ』シリーズが映像化するかもしれないという話は、2015年ごろにも現われていた。

このときは「Activision Blizzard Studios」という映画・TVスタジオを設立したうえで、『コールオブデューティ』関連タイトルだけでも複数を映像作品を製作。マーベルのヒーロー映画のように、複数の作品が繋がり合う世界が目指されていた。詳しくは以下の記事で紹介している。

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結局この企画は2020年に「保留」となり（THE RIVER）人知れず消えてしまったようだが、2025年になって新たな動きが見られるのかもしれない。映画製作会社パラマウント・ピクチャーズが、『コールオブデューティ』の映像化に名乗りを上げた...という噂が舞い込んだ。

Puck Newsのニュースレターを通じて、ハリウッドの事情通Matthew Belloni氏が次のような興味深い話を紹介している。パラマウント・ピクチャーズの親会社である、パラマウント・スカイダンス・コーポレーションの会長兼CEO・David Ellison氏は現在、パラマウントを「ゲーム作品の映画化を主導する企業」に位置づける構想を持っているという。

その先鋒として、『コールオブデューティ』シリーズを映画化。製作の権利を得るべく、Xbox（Microsoft）側と積極的に交渉中。同社の優先事項になっているとのことだ。

なお現時点で、主演や監督など、決まっているものは何もない。

「映画CoD」にXboxは乗ってくれるか

とはいえ、Xboxが映像化に必ずしも前向きになるとは限らない。

Xboxつながりだと、昨今では『マインクラフト』の映画作品「マインクラフト／ザ・ムービー」が上映されたり、『フォールアウト』シリーズの実写ドラマがAmazon Prime Videoで配信されたりした。

自社IPの映像化は、選択肢としては持っているようだ。しかしその一方、Xbox事業を統括するPhil Spencer氏は、Varietyとのインタビューの中で次のような見解も示している。

質問「MicrosoftのIPで、映像化すべきでないと思うものはありますか？（中略）『コールオブデューティ』には絶対に手を出さないでしょうか？」

Spencer氏「ビデオゲーム事業はそれ自体で成功していますので、この（映像化のような）販売形態は必要ありません（中略）。私がひとえに懸念しているのは、映像化を『必ずやらなければならないもの』に変えてはいけないということです。すべてのフランチャイズに、ゲーム化、映画化、テレビ番組化が必要だという考え方では、単なるライセンスビジネスになってしまいます（後略）」

つまり「映像化のために映像化をする」ことに必要性は見出していないようだ。ここだけ抜き出すと、ゲームの映像化企画をプッシュしたいパラマウント会長の思惑とは、かみ合いが悪そうな印象を受ける。

CoDファンは映画CoDを望んでいる？

Paramount is reportedly in talks to acquire the rights to make a Call of Duty film

Reportedly a ‘priority’ for Paramount’s new leadership

(via Puck News) pic.twitter.com/5Z7NSZrdwA

— CharlieIntel (@charlieINTEL) August 29, 2025

すべては噂話だが、最終的にはファンの意見こそが重要だろう。

CharlieIntelのリプ欄では、この話は大きな注目を集めつつも、あくまで噂として半信半疑に受け止められているようだ。「CoDの映画は史上最高の映画になるだろうね」と期待を述べる者もいれば、「映画の中に『アップデートには再起動が必要です』って出さなくちゃね」などと大喜利をする者も（※アプデ時に必ず出てくる煩わしい通知メッセージ）。

とりあえず様子見といった印象だが、往年の『コールオブデューティ』ファンたちは、そろそろ実写作品が見てみたいだろうか。日本からもコメント欄で意見を聞かせて欲しい。

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