エレクトロニック・アーツが手がける『Battlefield 6(バトルフィールド6)』は2025年10月11日発売予定。対応プラットフォームはPC(Steam、Epic)、PlayStation 5、Xbox Series X/Sで、現在予約受付中。
ベータ時点からSteam版だけで同接52万人を記録するなど、大きな成功が期待されている本作。各国のゲーム市場調査会社はこの『バトルフィールド6』について、ベータのさらに掘り下げた数字や、売り上げ予測を提供している。
『バトルフィールド6』予約数&売り上げを予測
ゲーム産業にも強いイギリスの市場調査会社Ampere Analysisが、10月11日にリリースされる『バトルフィールド6』に関する興味深い分析結果を出した。The Game Business経由で伝えられている。
Ampereの分析によると、Steam版『バトルフィールド6』には既に170万本もの予約が集まっているという。この勢いはリリース初日に向けてさらに弾みがつき、リリース初週の売り上げは500万本にも達するのだとか。
「Steamで初週500万本」とは、どのくらいの規模感なのか。近年だと、CD Projekt REDの手がけた『サイバーパンク2077』が、発売日の時点で800万本予約されていたことが明かされていた。このうち59%(472万本)がPC版だったという。
Ampereの分析が正しければ、『バトルフィールド6』もやはり「メガヒット」と呼んで問題ない結果をたたき出すだろう。実際の数字がどこまでEAから共有されるかは不明だが、シューター界の地図が大きく変わるかもしれない今年の『BF6』を楽しみに待とう。
『BF6』ベータ参加者は2,500万人?
Ampereは他にも、『バトルフィールド6』のベータに関する分析を提供している。Steam版だけで最大同接プレイヤー52万人という破格の数字が話題になったが、同接数ではなく「参加プレイヤー数」については、全プラットフォーム合算で2,200万人もプレイしたのだとか。
オランダの調査会社Newzooはさらに強気で、期間内の参加プレイヤーは計2,500万人。1日を通してのアクティブ数は最大で計1,040万と見積もっている。なお同じNewzooの分析では、『バトルフィールド2042』のときのベータ参加プレイヤーは570万人だった。
『BF2042』のベータは4日間で、『BF6』は8日間だったが、開催日数の違いを踏まえても『BF6』ベータの盛況ぶりが察せられる。全プレイヤーのキルカウントなど、公式からのゲーム内データは以下の記事で紹介した。

とはいえThe Game Businessはもう少し慎重だ。この手のライブサービス型ゲームの成功は、あくまでリリース後の展開に左右される点を付け加えている。コミュニティが崩壊しかけた『BF2042』がうってつけの一例。またライブサービス型ではないが、上述した『サイバーパンク2077』も、リリース後の不具合の多さからPS版での販売が停止され、その後2021年6月に再販売で出直したという経緯を持つ。
BFに遊びに行って、帰ってこなかった膨大なCoDプレイヤー?
Ampereはさらに興味深い話として、ライバル作と目される『コールオブデューティ』に絡んだ数字も提供している。
これは、『コールオブデューティ』のプレイヤーのうち、『バトルフィールド6』のベータに参加し、その後『コールオブデューティ』に戻らなかったプレイヤーの割合だ。
Xbox版では29%(8月のみ)、PlayStation版では24%。そしてSteam版では、実に48%もの『コールオブデューティ』プレイヤーが、バトルフィールドに行ったきりもう帰ってこなかったという...。
『CoD:BO7』ベータ開催中! 久々のCoD vs BF状態
そんな『コールオブデューティ』では今まさに、最新作『Call of Duty: Black Ops 7(コールオブデューティ: ブラックオプス7)』のベータ早期アクセスが始まったところだ。『BO7』の予約購入者と、Game Pass(UltimateおよびPC Game Pass)登録者、または何らかの形でコードを入手したプレイヤーがこれに参加できる。
10月6日からは、誰でも参加可能なオープンベータが開催される(そしてベータ終了後に『バトルフィールド6』が発売)。『BO7』は、2024年の作品『CoD:BO6』からストーリーごと続いている最新作。今回は2035年の未来が舞台で、90年代を舞台にしていた前作からうってかわって、人型ロボットやAI搭載兵器などのハイテクにあふれている。
久しぶりに勃発した「CoD vs BF」の全面戦争。北米のシューターコミュニティにおいては、現在最もホットな話題と言って間違いない。日本のシューターファンはどちらをプレイしたいだろうか。戦いの行方の予想なども含めて、思うところがあればぜひコメント欄に寄せてほしい。

FPS POWER TUNE


Source: The Game Business
コメント
コメント一覧 (7件)
ユーザーからしたら売り上げはどうでもいいからな
面白ければ問題無し
未来ピョンピョンが嫌すぎてBFに移ったわ
間違いなくCODには売り上げでは勝てないだろうけど、やりたかったBFが帰ってきて嬉しい。
なんか大絶賛してる割に・・・って感じの売上になると思う
そもそもSteam売上で予約開始して1時間ちょっとしか1位にしかなれなくて
すぐにCS2に抜かれてたのからして予想より売れてないのは明白
BF1vsCoDIWの時を思い出す。
CoDブランドには逆立ちしても勝てないよ。
CoDはゲーパスに入ってるから単純な売り上げ比較はできないのに、メディアは売上本数だけを比較してBFのほうが人気だ!とか言うんだろうな
好きなゲームをやればいいってだけなのに、優劣をつけないと満足できない人たちは大変だな
BF6ベータで使えるスキンをBF2042の報酬にする→BF2042をセールで500円以下で売る→BF2042のフリーパスがウィークリー含めて進行しないとまずクリア不可能→4〜6週間BFに拘束される。
この戦略が上手すぎる。COD民だけどフリーパスのレベル上げやってたらCODのシーズン5リローデッドのアプデすらせずBF6の発売を待ってる状態になった。