Battlefield Studiosが手がける『Battlefield 6(バトルフィールド6)』ではシーズン1「ローグ作戦」が進行中。一方では新コンテンツの追加だけでなく、コミュニティからの不満や要望にも積極的に対応している。
間もなく現地時間11月18日からは、次回アップデート「カリフォルニア・レジスタンス」が始まる。新コンテンツ以外の、既存の要素にはどんな改善が見られるのか。12月までの作業内容が共有された。
『バトルフィールド6』次回アップデートに向けた作業内容

現地時間11月18日より、シーズン1フェーズ2にあたる「カリフォルニア・レジスタンス」が開幕する。ここでは新マップ「イーストウッド」などの新コンテンツが登場するが、一方では対処・改善すべきポイントも多岐にわたっている。
今回のコミュニティ向けアップデート情報では、現在行っている作業内容が具体的に説明された。
カジュアル・ブレイクスルーから「カジュアル・コンクエスト」へ?
「プレイヤー+ボット」で戦うカジュアルなモードとして11月1日に登場した「カジュアル・ブレイクスルー」。発表当初は批判の声も見られたものの、プレイヤー数は良好なのかもしれない。開発側では現在、このモード用のマップを増やすことを模索しているという。
同時に、プレイヤーとボットの数的バランスの調整も行っているところだ。また、同様のモードとして「カジュアル・コンクエスト」も検討しているとのこと。
チャレンジの改善に成果アリ
各種のチャレンジと任務の条件が大幅に緩和されたことで、それらの達成率には全体的な上昇が確認できたという。
今後も、デイリーやウィークリーのチャレンジは数時間のプレイで達成できるようにする。その一方で、特定のコスメティック報酬がついたものなどは、達成に専念するプレイヤーに向けた長期的チャレンジとしてデザインし、バランスをとっていくという。
「武器の拡散度」を修正へ
11月18日のシーズン1フェーズ2アップデートでは、いわゆる「ブルーム」と呼ばれる、武器の弾丸拡散度に調整が加えられる。
全武器を対象に、その武器で発砲し続けた際の、拡散と反動の上昇スピードを調整する。これにより、各武器の使用感が、特に遠距離戦においてスムーズかつ一貫性のあるものになることが期待される。
(※拡散度:簡単に言うと「弾がまっすぐ飛ばないランダム性の強さ」。移動しながら発砲すると命中率が落ちるのはもちろんだが、『BF6』の銃器の場合、たとえ静止状態でも拡散の仕様に違和感があると当初から指摘されていた)
その他のアップデート(11月18日予定)
- 視認性とライティング
- 場面によってはマップ内の光が強すぎたり、明暗差で敵が非常に見えづらかったりする『バトルフィールド6』。しかし、この問題も間もなく改善予定
- 特に、屋内から屋外へ移動した際の視認性が改善されるという。光の露出量も調整され、さまざまなライティング条件下でも敵兵士の存在を捕捉しやすくする
- チャレンジ説明のアップデート
- 分かりにくかったチャレンジの説明文を洗練させ、より簡単に理解して追跡できるようにする
- 「フォートリンドン」のさらなるエリアがポータルでアクセス可能に
- エイムアシストの調整
- オープンベータに似たエイムアシスト設定に調整する。なお、設定メニューにあるエイムアシスト関連の設定が、この変更に合わせてリセットされるので注意
12月9日「冬季攻勢」での改善予定
- 乗り物のバランス調整
- 乗り物のバランスに関して、データ上の外れ値を修正するための初の調整を実施予定。乗り物を駆使しての戦闘が、全体的により安定したものになることを見込む
- ブレイクスルーの調整
- バランスとゲームプレイフローを調整すべく、一部のブレイクスルー用マップを調整予定。たとえば「ミラクバレー」のセクター1での、使える乗り物の台数を減らす。攻撃側がよりうまく進行させられるよう、確保エリアも調整する
- ラッシュの改善
- 「マンハッタン橋」と「リベレーションピーク」におけるMCOMの位置をアップデート。攻撃側のルートをよりスムーズにし、目標をより魅力あるものにする
レビュー中の項目7つ
以下はコミュニティでよく見かけるトピックについてケアした内容。
- マップのデザインと大きさ
- 異なるプレイ方法を提供し、あらゆる部分で一貫性のあるアクションができるようなマップバランスに取り組むことは常に最優先事項。今後のシーズンでは多種多様なマップタイプを用意する
- 「カリフォルニア・レジスタンス」でも、既存のマップやモードへの調整を継続予定
- チャレンジのレビュー
- 『バトルフィールド』シリーズの体験のコアである、サンドボックスなプレイをサポートするよう、チャレンジ項目もレビュー中
- UIやメニューの改善
- 今後、時間をかけての調整を模索中。設定メニューや、獲得したスキンを装備する流れ、コミュニティ体験の発見を容易にするなど、各種のナビゲーションが直感的に行えるようにする
- プレイヤー統計拡張
- シーズンごとの詳細統計を追跡できるようにするなど、改善を模索中
- ソーシャル体験の向上
- フレンドと組むのをより容易にする方法について評価検討中。セッションへの参加を妨げることがある不具合も解消する
- ヒット登録(ネットコード)
- 弾丸が敵をすり抜けたように見えるネットコードの問題についても、改善に向けて調査中。この作業は、今後行う可能性のあるキルタイム(TTK)やデスタイム(TTD)に関わるアップデートとも深く関連している。遮蔽物の裏にいてデスするようなバグにも同様に対処中
- 乗り物のエコシステム
- 乗り物の体験全体をレビュー中。全面戦争モードと各マップタイプで、バランスの取れた戦闘ができるようにする
全体で見ると開発側は、マップやメニューのデザイン、乗り物のバランス、ネットコードなど、よく見かけるプレイヤーからの意見を幅広く、丁寧に拾っている印象だ。どの作業にも相応の時間がかかると思われるが、長期的にはゲームプレイ体験の向上が期待できるだろう。年末に向けて継続する、カリフォルニアでの大規模戦闘に備えよう。

FPS POWER TUNE
Source: BF6 Official







コメント
コメント一覧 (2件)
乗り物のバランスの安定....
これ以上強くならなければいいが。
まさか一ヶ月でどのモードもボットで埋め尽くされた廃墟になるとは思ってなかったし、しかもそれを改善する気を1ミリも見せずに新たに"カジュアル"コンクエスト作り出そうとしてるのほんまアホ
終わりやね