E3での熱狂から「2.0」中止、そして終焉へ
振り返れば、『Anthem』の歩みは平坦ではなかった。E3 2017での初報では、アイアンマンのように空を自在に飛ぶ「ジャベリン・エグゾスーツ」の挙動と圧倒的なグラフィックで世界中のゲーマーを熱狂させた。
しかし2019年の発売直後から、ロード時間の長さ、ドロップ率の渋さ、エンドコンテンツの不足などが指摘され、評価は賛否両論となった。

その後、BioWareはゲームシステムを根底から作り直す「Anthem NEXT(通称Anthem 2.0)」プロジェクトを立ち上げたものの、2021年2月に開発中止を発表。『Dragon Age』や『Mass Effect』といった次回作へリソースを集中させる苦渋の決断が下された。
それ以降、サーバー維持のみが続けられてきたが、ついにその生命維持装置も外されることとなった。

フリーランサーに残された最後の時間

今回のサービス終了は、近年議論が活発化している「Stop Killing Games(ゲームを殺すな)」キャンペーン(公式サイト)の文脈でも注目を集めている。希望ある事例としては、2024年にサーバーを閉じたUbisoftのレースゲーム『The Crew(ザ クルー)』が挙げられるだろう。同作ではサービス終了後、有志によるサーバーエミュレーション開発が進み、非公式ながら再びアスファルトの上を走れる環境が構築されつつある(開発ページ)。
しかし、『Anthem』において同様の復活劇が期待できるかは未知数だ。Frostbiteエンジンの複雑さやサーバー構造の違いが壁となる可能性が高い。パッケージ版を持っていても遊べなくなるという事実は、デジタルゲームの保存という観点で依然として大きな課題を投げかけている。
将来的な復活の可能性が不透明である以上、今プレイヤーにできることは限られる。かつてバスティオンを飛び回ったフリーランサーたちにとって、1月12日までは正規の手順で愛機に搭乗できる最後の機会だ。その独特な飛行感覚と美しい世界観を目に焼き付けるための時間は、もう残りわずかしかない。






コメント
コメント一覧 (5件)
なんか結局いい評価みたいになってるけど、発売日に買った被害者はまだ怒ってるぞ
操作感とサウンドが素晴らしくてこんなに気持ちよく飛べるゲーム他にない
しかもそれが上層部の思い付きに振り回されながら突貫で作ったというんだから、まともな環境が与えられたらどれほどの神ゲーになれた事か
悲しいし憎い
ゲームよりも内部の愚痴でフロストエンジンがくっそ使い辛いのにBFに人為引き抜かれた話が凄い記憶に残ってるわ
神ゲーになるポテンシャルはあったこのゲームを自ら潰す愚かなEA
問題だらけだったけど楽しかったな。好きなジャベリンスーツを、好きな色に染め上げて、好きな武器片手に自由に空を飛んで、ドンパチやってそして不具合にキレるw半透明な壁のせいで4人のウチ3人が参戦できない(バグ)状況で最終戦を孤軍奮闘する野良を3人で応援したなw(半ギレ)