先日、Activision Blizzardが4,200万ドルを支払ったものの、予定通り継続される予定であることが明らかにされ、泥沼化するかに見えた元Infinity Ward幹部2人によるActivision訴訟が、和解合意に達したことが明らかとなった。
元Infinity WardとAcitivisionが和解
Activision Blizzardは、『Call of Duty: Modern Warfare 2(コールオブデューティー: モダンウォーフェア 2)』開発者であるInfinity Wardとの間で5月29日に裁判が予定されていた訴訟の一部であった、ライバルのビデオゲーム出版社Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ)に対する4億ドルの請求について和解にしたことが明らかになった。
「アクティビジョンとエレクトロニック・アーツは、この問題を過去のものとすることを決定した」と、アクティビジョンの弁護士ベス・ウィルキンソンは2012年5月17日、ロサンゼルス上級裁判所での審問後に語っている。
ただし、和解条件などは明らかにされていない。
Infinity Ward事件とは?
Infinity Ward事件とは、2010年の春に『CoD:MW2』の開発を終えたInfinity Wardから数十名のスタッフが一斉に離脱。Activisionから解雇されたInfinity Ward元幹部のJason West氏とVince Zampella氏が、Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ/EA)の新スタジオRespawn Entertainmentを設立したことに端を発する一連の事件。
元幹部2人は『CoD:MW2』でのロイヤリティ未払いや不当な調査があったとActivisionを訴訟。一方のActivisionは、計画的な引き抜きによって損害が発生したとして、EAと元幹部2人を相手に4億ドル訴訟を起こすこととなった。
Activision側がEAによる幹部2人の引き抜きを察知して、メールの内容などを調査した結果、ロイヤリティを支払う前に2人を解雇したとも噂されているが、真相は不明のまま幕を閉じる可能性が高い。
この勢いで『Black Ops 2』が発売中止になるかもしれない問題もすっきりさせてほしいですね。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Bloomberg
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