現在好評発売中のルーターシューター『ボーダーランズ4(Borderlands 4)』に、初の大型有料DLCとなるストーリーパック1「マッド・エリーと忌まわしのヴォルト」が現地時間2026年3月26日に配信される。シリーズ初のコズミックホラー体験が展開する新エリア「ウィスパリング・グレイシャー」、追加ヴォルト・ハンター「C4SH(キャッシュ)」の参戦、おなじみのキャラクターたちの復活、さらにはシリーズ初の水中探索まで、盛りだくさんの内容だ。
EAA!!では全3回の連載企画で『ボーダーランズ4』ストーリーパック1を徹底的に掘り下げていく。第1回となる今回は、公式発表資料やトレーラー、開発者向けDevCastの情報をもとにした事前情報まとめ記事だ。C4SHの全スキルツリー解説に加え、配信前にビルドを計画できるツールの紹介、さらに記事の最後にはSHiFTコード一覧もまとめてあるので、ぜひ最後までチェックしてほしい。
- 3行まとめ
- ストーリーパック1「マッド・エリーと忌まわしのヴォルト」が3月26日配信。シリーズ初のホラー体験や水中探索、復活キャラクターなど新要素満載
- 追加ヴォルト・ハンター「C4SH(キャッシュ)」は魔法のカード、二丁拳銃、ボーン・ダイスによるトーテム召喚の3つのアクション・スキルを持つカジノロボット
- 同時配信の大型アップデートでレベル上限が50→60に引き上げ、キャラクター間の進行状況共有も実装
『ボーダーランズ4』ストーリーパック1「マッド・エリーと忌まわしのヴォルト」の概要
開発元のGearboxが「BL4最大のDLC」と位置づけるストーリーパック1。新ヴォルト・ハンター、新エリア、新ストーリー、大量の戦利品にとどまらず、シリーズ初の水中探索や本格的なホラー演出まで、その内容は過去のDLCとは一線を画す規模だ。
『ボーダーランズ4』SP1のストーリー導入とElpis(エルピス)墜落の衝撃

- ※以下の動画は年齢制限が設けられているため、YouTubeでのみ視聴可能となっている。

『ボーダーランズ4』ストーリーパック1「マッド・エリーと忌まわしのヴォルト」の物語は、Moxxi(モクシィ)からの一本の依頼から始まる。『ボーダーランズ3』以降、行方不明となっているEllie(エリー)を見つけ出してほしい。そう頼まれたプレイヤーは、見知らぬ大氷河の荒野へと足を踏み入れることになる。
今回の舞台設定で特に衝撃的なのが、前作『ボーダーランズ3』の出来事で惑星カイロスに墜落・埋没した月「Elpis(エルピス)」の存在だ。SP1の新エリア「ウィスパリング・グレイシャー」にはエルピスの破片が散在しており、『ボーダーランズ3』DLC「愛と銃と触手をぶっ放せ!」の触手まみれの世界観や『Pre-Sequel(プリシークエル)』の要素が予想外の形で地表に融合した、奇妙で不穏な環境が生まれている。

開発チームは今回、ボーダーランズ史上初となる「本格的なホラー体験」に挑戦したと語っている。単発のジャンプスケア(ビックリ要素)で終わらせるのではなく、物語が進むにつれて奇妙さと不気味さが増していく長い緊迫感のあるシークエンスが用意されているとのこと。レベルアートチームが作り上げた狂気的でグロテスクな環境は、シリーズのファンにとっても新鮮な体験になるだろう。
マップ構成はストーリー主導型で、凍てつくツンドラから始まり、次第に触手だらけの地下や地上エリアへと進行していく。そして物語の糸が交差する場所には、開発者が「不気味でドロドロのVault(ヴォルト)」と表現する、シリーズでも類を見ないグロテスクな新ヴォルトが待ち構えている。

『ボーダーランズ4』SP1で復活するおなじみのキャラクターたち
ストーリーパック1の見どころのひとつが、シリーズのファンにはたまらない歴代キャラクターたちの復活だ。公式が発表している再登場キャラクターは以下の5名。

Ellie(エリー)は、モクシィの娘でビークルステーション「キャッチ・ア・ライド」を管理する巨漢の敏腕メカニック。『ボーダーランズ2』で初登場して以来、シリーズファンに愛され続けている人物だ。DLCタイトルに「マッド・エリー」として名前が冠されている通り、今回のストーリーの中心人物となる。

Moxxi(モクシィ)は今回、プレイヤーにエリーの捜索を依頼する役割で登場する。行方不明の娘を案じる母親としての新たな一面が描かれることになりそうだ。

Crazy Earl(クレイジー・アール)は宇宙船「サンクチュアリ III」の貨物室からエリーと共に墜落した形で再登場。相変わらずのクセの強さが期待される。

Pickle(ピックル)は『ボーダーランズ プリシークエル』に登場した少年泥棒で、今作では成長した姿で再登場する。ただし泥棒としての本質は変わっていないようだ。

Mancubus(マンキュバス)は『ボーダーランズ3』DLC「愛と銃と触手をぶっ放せ!」に登場した不気味な酒場の主人。今回は新しいスピークイージー(隠れ家バー)を運営しており、店内では実際のジャズバンドの生演奏を録音した楽曲が流れるという凝りようだ。なお、地下室へ向かうサイドミッションは開発者のお墨付きとのことなので、見逃さないようにしたい。
『ボーダーランズ4』SP1の新たな敵勢力と環境


ウィスパリング・グレイシャーでは、新たな敵勢力との戦いが待ち受けている。
まず注目すべきはDahl(ダール)軍の再登場だ。過去作とは少し異なる形でプレイヤーの前に立ちはだかるという。さらに、『プリシークエル』からScavs(スキャヴ)と呼ばれるバンディット勢力が復活する。
Scavsの復活にあたり、開発チームはその台詞をすべて新規に録り直している。『プリシークエル』は2K Australiaとの共同開発で、偶然生まれた「宇宙のオーストラリア」という独特の雰囲気があった。今回のSP1ではそのテイストを忠実に再現するため、オーストラリアのスラングを取り入れた全く新しいボイスを収録したとのこと。シリーズの歴史を大切にする開発チームの姿勢がうかがえる。
『ボーダーランズ4』SP1の新システムと新アクティビティ

ストーリーパック1では、ゲームプレイの幅を広げる新システムも複数導入される。
もっとも大きなトピックは、ボーダーランズ史上初となる「本格的な水中水泳」システムの実装だ。重力に縛られず、これまでのシリーズでは到達できなかった未開のエリアを深く探索できるようになる。

なお、現時点で水中探索のプレイ映像やスクリーンショットは公開されていない。コズミックホラーのテーマとも相まって、海中にどんな恐怖が潜んでいるのか、配信後のお楽しみだ。

もうひとつの新要素が、ホラーテイストのワールドボス要素「悪夢の裂け目」だ。これはモクシィの再戦マシンに対応していないボスのための新アクティビティとして用意されたもの。エンドゲームで繰り返し挑める新たな戦いの場となる。
このほか、メインミッション、サイドミッション、依頼、収集要素など多彩なアクティビティが用意されている。
『ボーダーランズ4』SP1の戦利品と報酬

ルーターシューターで最も気になるのは、やはり戦利品の充実度だろう。SP1の報酬面はかなり手厚い。
新規装備として以下24種の専用アイテムが追加される。
- パールセント(最上位レアリティ)×3種類
- レジェンダリー×21種類
- 武器×10種
- グレネード×2種
- 重火器(ヘビーウェポン)×2種
- シールド×2種
- クラスMOD×5種
ウィスパリング・グレイシャー全域には主要ボス戦が2つ、ミニボス戦が16も用意されており、各ボスには専用のレジェンダリードロップが設定されている。もちろん何度でも再戦可能なので、理想の装備が出るまでとことん周回できる。

コスメティック面も充実しており、ECHO-4ドローンスキン、ビークルスキン、C4SHを含む全ヴォルト・ハンター用の新ヘッドやスキンなどが追加される。新トロフィー/実績も用意されているので、コンプリートを目指すプレイヤーにも嬉しい内容だ。
『ボーダーランズ4』SP1のアクセス条件と始め方

「DLCに興味はあるけど、本編をまだクリアしていない」という方も安心してほしい。SP1のアクセス条件は比較的緩めに設定されている。
本編のフェードフィールドにあるメインミッション「考えることばかり」をクリアしていれば、ザドラの隠れ家からSP1を開始できる。これは本編の序盤(最初の4ミッション程度)をクリアした段階に相当し、推奨レベルは13以上となっている。
さらに、メインメニューから直接レベル13の新規キャラクターを作成し、SP1の内容にスキップすることも可能だ。本編未クリアのプレイヤーでも、DLCを購入すればすぐにウィスパリング・グレイシャーでの冒険を始められる。
『ボーダーランズ4』大型アップデートv1.5の注目ポイント
ストーリーパック1と同時に配信される大型アップデートv1.5には、SP1を所有していないプレイヤーにとっても見逃せない変更が含まれている。アップデートの容量は約20GBで、SP1の所有有無にかかわらず全プレイヤーがダウンロードする必要がある。配信は日本時間2026年3月27日(金)午前1時以降を予定。ただし、実際の配信タイミングは各プラットフォーム側の更新スケジュールに依存するため、遅延が生じる場合がある。
まず最大のトピックが、全プレイヤーを対象としたレベル上限の引き上げだ。これまでの上限であるレベル50が60に拡大され、使用可能なスキルポイントが9増加して合計59ポイントになる。レベルキャップ解放はシリーズの伝統でもあり、ビルドの幅がさらに広がる待望のアップデートと言える。
もうひとつの目玉が、コミュニティから最も要望の多かった「進行状況の共有」の実装だ。SDU(弾薬拡張)、ファストトラベルステーション、マップの探索状況(霧の解除)、ワールド内の収集物、完了済みのアクティビティが、同一アカウント内の別キャラクターに引き継がれるようになる。新しいキャラクターを作るたびにマップを埋め直したりSDUを買い直したりする手間から解放されるのは、複数キャラを運用するプレイヤーにとって非常にありがたい。



コメント